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2020年1月21日火曜日

2019年 私的名曲ランキング(20位~1位)

(前々記事・100位~51位はこちら)
(前記事・50位~21位はこちら)

多忙のため更新が遅れてしまいましたが、無事13年目を迎えることができた当企画。
2019年もサブコンやライブやCD作品などでたくさんの新たな名曲に出会うことができました。
実を言うとこの1月に入ってからも順位を入れ替えた部分が3つほどあります。
そもそも2018年も20位~1位はこちらの内容でしたが、これも今の時点で作るなら
綾野ましろさんの「衝動」が1位だなと思ったりしますからね。
それぐらい今回もランキングの順位を決めるのには非常に迷いましたが、
約3000曲の中から選ばれた、2019年版・私的名曲ランキングのベスト20を発表いたします。
果たしてどのアーティストのどの曲が年間No.1に選ばれたのでしょうか!? 




第20位 鈴木このみ「シアワセスパイス」  [公式PV]

相変わらずの高い歌唱力を生かした楽曲であり、間奏部分ではラウドなギターを
聴かせたりと編曲の質の高さも健在ながら、得意のシリアスでカッコいい系の曲ではなく
ここまで底抜けにハッピーな曲を歌ったことに、新たな境地を切り開いたと感じられた。
若手No.1クラスの実力派ボーカリストなだけに更なる幅広い活躍を期待したくなる。



第19位 デーモン閣下「天魔王誕生」

もはやレジェンド枠といっていい。最新アルバムの収録曲の中でも最も閣下らしいと
思った曲であり、イントロからして天が割れるかのようで魔王降臨って感じで
ダークネスでありながらもカッコいい。悪魔のような笑い声もさすがだなと思ったし
実際悪魔であり年齢は100057歳なわけだが、この年になっても歌唱力が衰え知らずなのは
陰ながら相当な努力を重ねてるに違いない。2020年は聖飢魔Ⅱも復活ということで楽しみ。



第18位 Roselia「FIRE BIRD」  [公式PV]

アニメ「BanG Dream!」で初めてこの曲を聴いた時の衝撃は半端なかった。
まさかここまでクサメロ全開のメタル路線で疾走する曲を出してくれるとは!
序盤に美しいピアノのメロディやカッコいいセリフなどを聴かせてから
一気に盛り上がるドラマチックな曲展開はまるで女性版X JAPANみたいだ。
バンドリのリアルガールズバンドの中では唯一まだ1度もライブを体験できてないので
2020年こそは機会があればいいなと思ってる。Aldiousと対バンとかやって欲しいですね。



第17位 BAND-MAID「Bubble」  [公式PV]

レビューはこちら。シングル曲でこんなにも名曲なのに自分が行ったお給仕(ライブ)では
この曲をやってくれたことが1度もない・・・なぜなんだ。



第16位 ROTTENGRAFFTY「ハレルヤ」  [公式PV]

2019年は夏フェスでもライブを体験してあらためて思った。
ロットンとホルモンはなんで今までもっとライブに行ってなかったのかと。
この最新シングル曲でもミクスチャー要素を巧みに取り入れつつもメロディの質が高くて
ツインボーカル形式による歌いっぷりも激アツ。これこそがバンドの音楽に求めていた
魂を揺さぶられる、生きるエネルギーが湧いてくるかのような曲だ。



第15位 nonoc「KODO」  [公式PV]

北海道出身の歌い手のデビューシングル。作詞川田まみ、作曲中沢伴行という
I'veのゴールデンコンビにより作られたデジロック系楽曲は
相変わらずイントロや間奏からしてヒロイックで重厚感あってカッコ良過ぎ。
さらに特筆すべきはミュージックビデオ。これを芸術と言わずして何という。
アニソン系アーティストがアーティストたる所以であり、私的最優秀PV賞をあげたい楽曲。



第14位 Rayla「starry night」  [公式PV]

おそらく今回のベスト100の中でも最も無名の新人インティーズバンドではないかと思うが
それでもこの順位に大抜擢。ロマンチックで高級感があって、
間奏のギターのメロディにもたまらなくシビれさせてくれるアニソン風楽曲に感動。
「♪未完成なパズルを 解き明かす旅に出よう」ぜひ一緒に旅したい。お供になりたい。
ランキング上位の曲の中では唯一、ボーカルが声量不足な感じがしたのは気になったが
それをも補えるほどの魅力を感じた。なお公式サイトで調べてみるとまたしても、
ポップな曲で良いなと思ったが実はハードロック系バンドの曲だというパターンだった。



第13位 Do As Infinity「Forever Young ~不死鳥であるために~」  [公式PV]

DoAsもレジェンド枠といっていいですね。台湾の人気ボーカルグループのF.I.R.との
コラボにより作られたミドルチューンで、はるか遠い大空までどこまでも
飛んでいけるかのような圧倒的スケール感。これがリード曲じゃないのかと
思ったほどの、最新アルバム曲の中で断トツで一番のお気に入り曲。
結成20年を迎えてもフォーエバーヤングと歌い続けてくれることも嬉しいし
自分もそうでありたいと思える。歌詞の通りに何歳になってもまだ生きてやるんだと思える。
なおミュージックビデオは台湾語バージョンのものが現地発で公開されてるようですね。



第12位 竹原ピストル「隠岐手紙」

アコギとパーカッションのみのシンプルな編曲でありながらも
これほどまでにズシリと重厚感があって抜群にカッコいい曲が他にあっただろうか。
島根県の隠岐の島で作られたと思われる、これぞ流浪の旅人と呼びたくなるような曲で
ダンディさ満点。竹原ピストルこそがヒゲダンだと言いたくなる。
「♪誰かと間違ってねーか?俺がまともなわけねーだろが」このサビが特にたまらん。
実際まともな人生を歩んでない自分のような者には共感度MAXの歌詞だ。
こんなほとんど誰も見てないようなブログを12年もやってる俺がまともなわけねーだろが。



第11位 ガールズロックバンド革命「Never ending」  [公式PV]

最新アルバムのラスト曲にしてトップクラスなまでにキャッチーなメロディが
ハッピーエンド感満載で最高にハマった。今すぐアニソンに起用されてもいいほどの傑作。
終盤のドラムの高速演奏もスゴい。なお2019年度のiTunes再生回数1位はこの曲でした。
ちなみに再生回数2位は当ランキングでも第2位だった曲で、3位はLiSAさんの「ADAMAS」。





第10位 FLOW「火花」  [公式PV]

ついに初の年間ベスト10入り。ミドルテンポの曲調からサビで一気に感情を爆発させ、
この年になっても若き衝動を感じる歌を歌う。ボーカルがたまらんし歌詞も響きまくり。
大人しい人になんてそう簡単になりきれない自分みたいな者には泣けるほどの名曲で
最新アルバム一番のお気に入り曲。これこそリード曲にしてPVも作って欲しかったぐらい。




第9位 RAISE A SUILEN「Invincible Fighter」  [公式PV]

アニメ「BanG Dream!」から飛び出した第3のリアルガールズバンドにして
一躍トップクラスの推しバンドとなった。デジタルアレンジの効いたバンドサウンドと
サビの「♪勝利の旗を振れ」がカッコ良過ぎ。それに加えて
その直前にピロピロピローンとくる電子音のメロディまでもドツボにハマった。
このような細部まで作り込まれた編曲こそがElements Gardenの楽曲の素晴らしさ。
聴けば聴くほどにハマっていったしライブを体験したことで一層大好きになった曲でした。




第8位 東城陽奏「NEW」  [公式PV]

近年のアニソンシンガーはボーカリストとして実力派揃いであることはご存知の通りだが
その中でも近年の歌手には無いようなタイプでゾックゾクさせられる鳥肌モノの歌声だった。
まずAメロからの低音歌唱がカッコ良過ぎ。YouTubeのコメント欄にあった
低く太い声を出せる歌手は貴重ってのは本当にその通り。ライブによく行く者としては
尚更その価値が分かる。まるで90年代ガールズロック歌手みたいで、1人名前を挙げるなら
久宝留理子さん辺りを彷彿させるような歌声と楽曲だった。今の時代にはなかなかいない。
サビではキーが高くなり一気に盛り上がる展開も良かった。こういう曲を今後も期待したい。




第7位 竹原ピストル「おーい!おーい!!」  [公式PV]

「♪確かにぼくはここにいるけれど 確かなぼくはどこにいるんだろ」
この自分探しを歌った序盤の歌詞からして心を掴まれた。
そんなどこにいて何がしたいのか分からないような自分を深く探すがあまりに
「♪うおおおおおーーーーっい」と呼びかけるその圧倒的な歌声に感動。
これぞ魂の雄叫び。これには俺もうおおおおおーーーーっいとなったし
当ブログにて2019年の最優秀男性ボーカリスト賞をあげたいと思えるほどの楽曲だった。




第6位 B'z「兵、走る」  [公式PV]

ラグビー日本代表が出演するリポビタンDのCMで聴いた時点から最高だと思った。
やっぱり自分は音楽もラグビーみたいなのが一番好きだ。たとえ何度倒されても
立ち向かって突き進む、屈強で魂がこもってると感じられる歌唱や楽曲が一番好き。
「♪泥の風と汗の煙 走るあなたが見える」こんな曲が2019年を代表するレベルの
ヒット曲になるなんて、おしゃれとは縁遠い脳筋リスナーの俺的には希望の星。




第5位 水樹奈々「METANOIA」  [公式PV]

レビューはこちら「♪いーのちのーおーとをおおおおおおーー~~~~~っ」
この終盤の超絶ハイトーンボイス&ビブラートを聴かされた時点で、
当ブログにおいては年間私的名曲のベスト10に入れる義務があるとすら思った。





第4位 Fuki「Bloody Rain」  [公式PV]

最近はアニソンメタルシンガーと名乗ってるだけあって歌唱力はアニソン歌手の中でも
天下を獲れるレベルだと言えるぐらいに圧倒的であり声量も抜群。
こういう歌手が評価されなかったら悲しい。きっと人一倍努力してこんな歌声を
手に入れたはずなのだからどうか報われて欲しいと思うだけに、
テレ東系列のTHEカラオケバトルに出演を果たして高評価された時は本当に良かったと思えた。
楽曲の方もメロディアスでありながら疾走感抜群でテンション上がりまくった。
バイオリンソロやキーボードソロやギターソロなどが次々と飛び出す間奏部分も圧巻で
バンドメンバーの演奏力もスゴいことが分かる。近年の日本の音楽シーンにおいて
メロディの良いメタルを歌う若手歌手は大多数が女性なのはなんでなのだろうか。
メタルが好きだと言っても引かれたり避けられたりしない世の中になって欲しいなぁ・・・
ところでGacharic Spinと組んだスペシャルバンドの「DOLL$BOXX」はもう活動しないのか?




第3位 JAM Project「静寂のアポストル」  [公式PV]

これまでブログを10年以上書いてきて、その間に様々なジャンルのありとあらゆる音楽を
聴いてきたが、結局最後に行きつくのはJAM Projectみたいな音楽なんだなと思った。
ワンパンマンの主題歌としてアニメを見ながら聴けば聴くほどにハマっていった。
こんな最高のオープニングが他にあるのかと、映像まで含めてヒロイックの究極形であり
これこそが至高だと思った。ちなみにこの曲を作曲したのは非常勤メンバーの
ヒカルド・クルーズさんだというから意外。音楽は国境をも簡単に超える。




第2位 ガールズロックバンド革命「VOLTAGE」  [公式PV]

レビューはこちら。実は2019年の12月終盤まではこの曲が年間1位で決まりと思ってました。
2019年は当ブログ的にはガールズロックバンド革命の年だったと言っても過言ではない。
「♪地の底からでも這い上がるんだ」この曲のメッセージにはどれだけ励まされたか。
熱き魂のこもった、最高のガールズロックを奏でてくれるバンドだと思う。




第1位 SALTY DOG「EMBER LAST」  [公式PV]

最後の最後で逆転1位を獲ったのは「アニラウド」と称した音楽性が素晴らしい
4人組インディーズバンドの作品。この曲を聴いた時はとんでもない所にまで
辿り着いてしまったなと・・・音の作りの全てが聴けば聴くほどに味わい深い。
綺麗なピアノやストリングスのメロディなどを聴かせながらも、
時に変拍子を交えたり、ラウドな演奏を交えたりと劇的展開連発の編曲に圧倒。
それでいてサビメロはキャッチーでどこまでも突き抜けていくような開放感があって
新ボーカルのSERAさんの歌唱も新人とは思えないほどの力強いハイトーンボイスを
聴かせてくれるというから最高。これほどまでにスゴみを感じられたのは
約10年前にElements Gardenの曲の数々にドハマリした時以来だろうかとすら思う。
なのでMay'nさんの次には水樹奈々さんへの楽曲提供も実現して欲しいと思ったし、
メジャー進出も一刻も早く果たせればいいのにと思えた。どうか飛躍して欲しい。




2019年度はそれ以前の年間ランキングから比較すると、特にベスト20は
有名アーティストの楽曲のランクインが多かったですね。
紅白歌合戦に出場経験のある歌手も複数入ってましたし。デーモン閣下とか。
1位と2位はガールズシーンで頑張っているインディーズバンドの曲となりましたが
この2曲は本当に甲乙つけ難いほどの大傑作だったので、W1位でも良かった。
近年は上半期の途中経過の時点で1位の楽曲が最終的には2位ということが
続いていたのですが、結局2019年もそうなってしまいました。
ちなみにこの2曲以外にも1位候補になっていいほどの名曲があったということで
裏1位を挙げるならば、大友康平さんの「いすゞのトラック」ですね。
CMで聴いてあらためて最高の男性ボーカリストだと思ったし、少なくとも2019年度の
車の運転中に口ずさんだ曲ランキングではダントツの第1位だった。
ただ残念ながらカバー曲は当ブログの年間ランキング対象外ということで・・・
あとカバー曲ならば元ザ・コブラツイスターズの川畑アキラさんが歌う
「ダイナミック琉球」もサブコンでは月間1位投票したなと思い出すほどの名曲でしたね。

最後に気になったことを1つ・・・
音楽の年間ランキングを作って発表するリスナーは、自分がいかにスゴいか自慢してる、
マウントをとってるなどと言ってた人がいたのはちょっと引っかかってしまった。
まぁ音楽通好みでFMラジオが好みそうな作品ばかり挙げてる人の中にはそんな人も
ほんの少しはいるのかもしれないが、でもほとんどの人はマウント目的では無いと思う。
ましてや自分なんて、そんなマウントなどという上から目線でいられるわけがない。
その真逆だ。下から突き上げる気持ちでこのランキングを作って発表している。
そもそも音楽ジャンルに上も下も無いのだが、それでも自分の好きな音楽は
一部の自称音楽通からすれば下に見られるような音楽ばかりで、自分とは音楽的な
好みや考えが逆さまな人の方が人気を得られて支持されるのかと思うことも多くて、
例えばボーカル1つとっても、自分が好きなのは男女問わず力強くて骨のある歌声だが
それを高評価しない人も周りには多いわけで、肩身の狭い思いをしてることが多い。
それでもこのブログ記事をこうして見てくれてる人もいることは本当にありがたいと思う。
たとえ共感してもらえなくても、こういう感想もあるのかということで
ちょっとだけでも面白いと思ってくれたならば嬉しいし、ましてやこの記事で
紹介されている曲を聴いてみようかなと思ってくれたならば尚更嬉しいです。
以上でごあいます。長文記事を最後まで読んでいただきありがとうございました。


2 件のコメント:

アニソン鹿 さんのコメント...

こんばんは。
100位から1位までのランキング、興味深く読ませていただきました。
安月名莉子さんやnonocさんがランキングに入っていることで、さすが、えむけーさん、分かってらっしゃると思いました。
私のブログは、一体どういう方々が見ているのかよく分からず、発売日とかをまとめたサイトと違って果たして需要があるのかなと思っていますが、自己満足だけでもいいので、今年こそはたくさん記事を書きたいと思っています。

えむけー さんのコメント...

安月名莉子さんやnonocさんや東城陽奏さんなどといった優秀な新人ボーカリストが次々と現れるところは
アニソンシンガーの世界の大いなる魅力だと思います。近年のバンドのボーカルよりも競争レベルが高い気がします。
アニソン鹿さんのブログはアニソン専門なのでそれが好きな方々が見ているんだろうなと想像つきますけどね。
むしろ自分のブログの方が誰が見てるんだって感じですよ。専門的なブログがたくさん記事を更新していけばより読者は集まりやすいと思うので、今年も更新を楽しみにしてます。