7月21日(日)滋賀・U☆STONEにて開催された、Aldiousのワンマンライブ 「Aldious Tour 2019 “Evoke”」に行ってきました。 昨年11月に2代目ボーカリストのRe:Noさんが耳の病気により惜しくもバンドを脱退。 今回の2019年のライブツアーでは、サポートボーカルが2人交互に出演という形で 全国を回ることになりました。そしてこの日ボーカルを担当するのがCYNTIAのSAKIさん。 これはもう当ブログ管理人的にはAldiousとCYNTIAという2大ハードロック・メタル系 ガールズバンドの夢のコラボライブということでぜひ行きたいと思い、 9月に開催される奈良ネバーランドでのライブの前に滋賀まで行ってきました。 奈良のライブのサポートボーカルはR!Nさんだと発表されたこともあって先にこちらに 行ってきたんですけどね。2人のボーカルを聴き比べられて2度楽しめるライブツアー。 まずは燃やせファイアーでおなじみの「Re:fire」でスタート。久しぶりにSAKIさんの 生歌を聴けただけで嬉しい。この1曲目の時点では声があまり出てなくて不安になったが、 それを一気に吹き飛ばしたのが3曲目。待ってましたの「Spirit Black」が来たーーっ!! この曲は初代ボーカルのRAMIさんがいた頃にリリースされた、初期の傑作曲であったが 2代目ボーカルがRe:Noさんになってからは高音が出ないからなのかライブでは 歌われなくなってしまった曲。よって個人的には初めてライブで聴くことができた。 サビの超高音部分でも裏声に頼ることなく地声でハイトーンボイスを聴かせてくれて これはもうワンマンだけど優勝だと、SAKIさん優勝だと思ったほどでしたよ。 さらに今回はもう一人のサポートメンバーとして、メタル系ガールズバンドの DESTROSEやDisqualiaなどで活躍経験のあるギタリストの成美さんがライブに参加。 こちらもまた久しぶりに見ることができました。伝説のガチャフェス以来ですね(参照) ライブ中盤にはステージの最前でギターソロを披露する場面もあり 今年5月にまさかのできちゃった婚を公表してこの日のライブを欠席することになった ギタリストのトキさんの穴を見事に埋める活躍をしてくれた。 DESTROSEのアルバム作品は個人的には元メンバーのいるLOVEBITESや MardelasやFATE GEARなどの作品以上に大好きだったぐらいなので、 やっぱり実質解散となってしまったのは惜しまれるよなぁ。 MCはギタリスト兼リーダーのよっしーことYoshiさんが中心となって進行。 頑張ってしゃべってるのは伝わってきたが、これまでのライブでは トキさんのコテコテ関西人キャラとリノさんのクールなキャラとの対比が 面白いと思ってただけに、MCの方ではこの2人がいないことの穴を感じてしまった。 SAKIさんは最初はサポートメンバーということで遠慮していたが ようやく最近では素を出せるようになったということを話していたものの、 MCではまた足りないぐらいだ。もっと弾けてくれても良かったんですよ! テレ東系列のTHEカラオケバトルに出演し優勝した時は強烈キャラと紹介されてただけに。 ライブ中盤には未発表曲でまだ歌詞が作られてない曲をインスト形式で披露し そこにベースソロやドラムソロなども盛り込む場面が。歌詞はぜひ新ボーカリストに 描いてもらって完成を楽しみにしたいと思える曲でした。さらにこの日唯一の ミドルバラードと紹介された「Never give up」はZARDみたいなポップソングで SAKIさんの歌声からも前向きさを感じられて良かった。そしてライブ後半には 「Utopia」「Dominator」といったメタルチューンで一緒にヘドバンして 盛り上がりまくりで最高だった。これだけ疾走感と重厚感があってダークネスな曲が多い Aldiousの曲をSAKIさんが歌うことが新鮮に感じられた。CYNTIAの疾走系の曲は キーボードが加わることもあってキラキラとした曲が多くて、質感が全然違うだけに。 そして何よりSAKIさんの歌声は明るい。「♪太陽みたいに大きく 星空よりも輝く」 と歌う「Utopia」なんてのはハマりまくってる。歌もキャラも星空より強烈に輝いてる。 その一方で「Dominator」やアンコールの「White Crow」は原曲はリノさんの儚げな美声が ダークテイストな疾走メタルチューンに見事に融合した名曲だったが、 これをSAKIさんが歌うと、また違った味わいがあるなんてのを通り越してサビのラストで 思いっきりハイトーン&ロングトーンを聴かせたりビブラートを聴かせたりと 圧倒的歌唱連発。「♪この声には気迫が無く」って気迫ありまくりじゃないか! 元々はそんな曲じゃ無かったはずだ!自分流アレンジでどこまで曲を進化させるんだ。 これほどまでの実力派ボーカリストがつい最近までほとんど歌手活動できてなかったのは ガールズロック界の損失だとすら思う。あらためてCYNTIAには早く活動再開を願いたい。 この日は1時間10分ほどでライブ本編が終了。アンコールで長めのMCを加えても 1時間半ほどで終わったというのは短く感じてしまった。 以前まではリノトキのアコースティックコーナーなどを含めて2時間ぐらいやってたのに。 やはりサポートメンバー2人体制というのがライブ時間に影響したのだろうか。 MCでの話によると成美さんは早くもAldiousの曲を全80曲中25曲位は覚えたそうで これは立派だと思ったが、だがそれでも1時間台しかライブをできない状況ならば オープニングアクトを迎えるか、もしくはゲストバンドを迎えての対バン形式にすれば 良かったのではと思ってしまった。今回のライブを体験した中でも真っ先に感じたが 楽曲の方はやはりポップな曲が増えたなという印象。それはより多くの人に 聴いてもらいたいという意思なのだろうから、ならば尚更ガールズロック系のバンドなどと 対バンしてより多くのバンド好きの皆さんに聴いてもらうことを考えてもいいのでは。 これはCYNTIAに対しても同じことを思い続けていたんですけどね。 ハードロック・メタル系ガールズバンドのファンとしてはこの界隈が閉鎖的だとは 思われたくない。なのでライブ活動に関してはジャンルなんて関係ない精神で 数多くの対バンを現在進行形でやっているGacharic Spinを見習って欲しいなと思う。 てか単純にAldiousとRoseliaの対バンとか見たいですからね。実現すればぜひ行きたい。 ひとまず次は9月に奈良ネバーランドで開催される、R!Nさんのゲストボーカルによる ワンマンライブを楽しみにしたいです。こちらもTHEカラオケバトル優勝経験者で ライブの評判も良いみたいなので期待してますよ。
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2019年7月31日水曜日
[ライブレポ] Aldious Tour 2019 “Evoke”
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