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2016年9月27日火曜日

[ライブレポ]  HELLOWEEN、AMARANTHE「JAPAN TOUR 2016」

9月21日(水曜日)大阪・なんばHatchにて開催された、HELLOWEENのジャパンツアーに行ってきました。
本来であれば6月22日に開催予定だったはずのライブでしたが、
ドラマーのDani Loeble(ダニ・ルブレ)さんが急病で入院となったため延期。
それから3ヶ月後、ようやく待ちに待った来日ライブが実現となりました。
さらに「VERY SPECIAL GUEST」としてこのライブへの出演が決まっていたAMARANTHEも
当初の予定通りに来てくれました。よくスケジュールを合わせてくれたものですね。
実は洋楽アーティストのライブに行くのは今回が初めて、それも洋楽アーティストで
初めて大好きになったバンドのライブに行くということで、本当に楽しみにしてましたよ・・・




・AMARANTHE

スウェーデン出身、クリーンボーカルの男女とスクリームボーカルの
計3人のシンガーを擁する6人組若手HR/HMバンド。

まず1曲目からいきなり一番大好きな曲「Digital World」をやってくれて感激しました。
トランス・デジタル要素を加えた洋楽ハードロック・メタル系の楽曲、
これを最初に聴いた時は今まで味わったことのないような興奮に包まれただけに・・・
日本のアーティストの曲で例えるならば、洋楽テイストのメロディを持ったGacharic Spinといったところか?
さらに3曲目には代表曲の「Hunger」を歌うなど、期待していた曲を次々と披露。
女性ボーカルのElize Ryd(エリーゼ・リード)さんはとてもセクシーでしたね。
曲が終わった後に日本語で「ありがとうございます」としゃべった場面にも萌えた。
歌唱の方も計3人のボーカルの中で一番上手いと感じました。これぞ歌姫だ。
それに対して男性ボーカル2人は時折ヘドバンを見せながら歌い上げる。
スクリーム担当のHenrik Englund(ヘンリク・エングルンド)さんが
長髪を振り乱してヘドバンしているのを見ると、同じく一緒にヘドバンしたくなりますね。
周りでやってる人はあまりいなかったけど。自分はメタル系のライブに行くと必ずするのに。

メンバー6人ともにステージ上を駆け回ったりするような場面は無く、
曲展開ごとにそれぞれ歩いて立ち位置を入れ替えるようなステージングだったのは意外。
だがその分、地に足がついたとでも表現できるような貫禄を感じられるライブでした。
アンコールも含めて全12~3曲ほど披露。もはや実質2マンライブ。
これがゲスト扱いってベリースペシャル過ぎるだろ・・よくぞはるばる来てくれました!




・HELLOWEEN

[セットリスト]
・Eagle Fly Free
・Dr. Stein
・My God-Given Right
・Steel Tormentor
・Mr. Torture
・Waiting For The Thunder
・Straight Out Of Hell
・Heroes
・Where The Rain Grows
・Lost in America
・Power
・Forever and One (Neverland)
・Halloween~Sole Survivor~I Can~Are You Matal?~Keeper of the Seven Keys
(アンコール)
・Before the War
・Future World
・I Want Out

全16曲




ドイツ出身、ジャーマンメタルを代表する大ベテラン5人組バンド。
メロディックスピードメタルを作り上げたバンドとも呼ばれるだけに、
まさにレジェンド。今までのライブ記録全集の中でも一番の大物に違いない。

まず1曲目からいきなり代表曲の「Eagle Fly Free」をやってくれて感激しました。
間奏部分ではテクニカルなギターソロが炸裂、1曲目からここまで飛ばすか!?と驚き。
ボーカルのAndi Deris(アンディ・デリス)さんはとても表情豊かな
ボーカリストだなと感じました。歌い方はもちろんとして顔の方も。

なおライブではサビの部分を観客たちも含めて合唱することが多いという評判を
事前に聞いていましたが、彼らのライブに関してはそれも見事なコーラスとなる。
もしこれが他のアーティストだったならば、ボーカルが歌ってる時に
観客は歌わないでくれと思ってしまうのだが、HELLOWEENのボーカルのアンディさんは
声量抜群、たとえ観客がいくら歌おうが声がかき消されたりはしない。
アンディさんを中心とした会場全体の一体感がそこにある。
このバンドはメタルにしては明るめの曲が多く(中にはダークネスな曲もあるが)
聴く者に勇気を与えてくれるような曲が多いだけに、なおさら一体となって盛り上がれる。

8曲目に昨年リリースの最新アルバム「My God-Given Right」から
「Heroes」をやってくれたのは、この日一番嬉しかったです。
サビの歌詞通りの「俺たちはみんなヒーロー、英雄なんだ!」という一体感。
ライブだとそれをより一層感じられる。こんな弱虫な俺だってヒーローになれるんだって思える。
さらに11曲目には、生まれて初めて洋楽の曲で大好きになった曲である
「Power」も歌ってくれました。これもまた嬉しかった。
魂のこもったボーカル、魂を揺さぶるような楽器隊のサウンドにのせて
「俺たちにはパワーがある!」「王座につくのは俺たちだ!」といった力強いメッセージが
会場一体に響き渡る。そして観客たちもそれを合唱する。
この一体感、これぞ最強の名にふさわしい音楽だ。
さらに13曲目にはメドレーとして、代表曲クラスの傑作ナンバー計4曲を次々と披露、
あの曲もこの曲も生で聴けてしまうの!?という興奮が止まらなかったっすよ・・・
アンコールも含めての全16曲、完全燃焼いたしました!


世界中にその名が知れ渡る、まさにワールドチャンピオン級のバンドを、
こんなにも間近な、今にも手が届きそうなところで約1時間半も見られたというのは、
もはや世界最高級の贅沢ではなかろうか。今まで様々なアーティストの
ライブに行ってきた中においても、この日は歴史に残る1日でした。
はるばる日本まで来てワンマン(実質ツーマン)ライブを開催してくれたことに
感謝の気持ちしかないです。本当にありがとうございました!



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