9月11日(日曜日)名古屋・ell.SIZEにて行われた FROZEN CAKE BARのワンマンライブ「ONE MAN DUNGEON -BATTLE OF GUILDE-」に行ってきました。 このバンドのライブがどうしても見たくて、はるばる山形まで行ったという あの日から約2年(レポはこちら)。東北を拠点に活動するバンドが、 ついに日帰りで行ける範囲にてワンマンライブをやってくれた。 この日をずっと待ち望んでました。会場の名古屋・ell.SIZEは収容人数100人ほどの 小さなライブハウス。そこに集まった観客は約70人ほど。 かつては滋賀で一般客が5人ぐらいしかいない対バンライブを見た者としては(レポはこちら) よくぞここまで集まってくれた!と思いましたよ。しかも客層が若い、 さらに女性客も3割ぐらいいる、もはやこれだけで新鮮に感じてしまう。 この客層なだけに実際この後の盛り上がりはスゴかったですからね。 まずは最新シングル曲の「トラブルパレット」からスタート。 会場前列のギルメン(ファン)達は曲に合わせてサイリウムを振ったり ヘドバンしたりと、このバンドならではのゴチャ混ぜなスタイルで盛り上がる。 彼らの曲はロック、メタル、デジタル、アニソン、アイドルなどといった様々な要素を ミクスチャーさせた音楽を、まるで声優歌手のようなくりざべす(以下ざべすちゃん)の歌声と、 BAWさんのシャウトによる男女ツインボーカル形式にて聴かせるという、 まさに自分の好きな音楽全てを1つにぶち込んだかのような、夢のような音楽。 2曲目には「PAIN」、3曲目は「ベクトライズ」と立て続けに重厚な曲が続く。 ライブだと楽器隊の演奏の迫力が段違い。バックの音がゴリゴリな分、 ボーカルのざべすちゃんの声が埋もれてしまうのはどうにかならないのかなぁと 今回も思いつつも、でもざべすちゃんの歌う姿はとっても可愛いから応援したくなる。 MCでのしゃべりも相変わらずアニメ声で可愛いですからね。 続いてデジロック色の強い「horizon」では客席前列がサークルモッシュで盛り上がる。 「九十九咲く可憐は雪解け華」はBAWさんの激しいシャウトが響くメタルコアから、 サビではざべすちゃんが和傘を手に取り、花びら舞い散る中で 歌謡曲風のメロディにのせて甘い歌声を聴かせてくれる。独特の展開美が良い。 そして「凛」の後にはこちらも新曲の「ダメ男追放計画」。この曲ではざべすちゃんが ピコピコハンマーを取り出し、さらに会場のお客さんに向けても小さなピコハンを 3つほど投げ入れるというファンサービスが。 そして歌いながらBAWさんや(ドラムの)サラヤンの頭をピコピコ(笑) これには前列のお客さんも一緒に来た人の頭をピコピコと叩いて盛り上がる人が・・・ 曲終了後にはざべすちゃんが、このピコハンは笛としても使えるように なっていることを説明。取っ手の部分に穴がいくつも開いているようでした。 そして笛を吹いた後、そのピコハンを会場に投げ入れるというサービスが。 これを見事キャッチできました! ありがとうございます!ざべすちゃんが吹いた後の笛をキャッチ・・いや何でもない。なおせっかく頂いたにもかかわらず、その後のモッシュで吹っ飛ばされた時に ピコピコの片方部分が取れてしまいました・・・ その片方が落ちてるのを見つけてくれたお客さんにはあらためてこの場を借りてお礼を申し上げます。 中盤には楽器隊の皆さんが一旦退場し、ざべすちゃんのソロコーナーがスタート。 曲はもちろん、バンドとしては前代未聞(?)のキャラソンとしてリリースされた 「ktkr★ハッピーENDルートでしょ!?」。 華麗なダンスを交えながら披露してくれました。アイドル風キャラソンに萌えた。 そしてざべすちゃんが退場し、楽器隊の皆さんが再び登場。 まずは全員無言でマジックショーを披露し、たっくんがスプーン曲げなどに挑戦。 続いては謎の覆面男によるベースソロやギターソロなどで盛り上げてくれました。 後半戦は「re:back」でメンバー全員が文字通りステージにカムバック。 さらに続いて2ndアルバムの曲から「ParkA」をやってくれたのは嬉しかったです。 ひたすらパーカーの魅力を語った曲。こんな面白い曲が生で聴けて最高と思いきや、 なんと1stアルバムから「視界と音」もやってくれました。これにはもう感激ですよ! この曲は「scream」と並ぶ彼らの最高傑作なのではないかと思う。 男女ツインボーカルであることを生かした曲という点ではscream以上だと思いますし。 ギターのさりぃさんによる自作MAD動画も完成度の高さを感じる。 MCでは、ベースのたっくんが名古屋弁を覚えてきたという話を披露。 普段はコワモテ山形弁キャラなのに。そしてざべすちゃんに向けて、 名古屋弁でお湯が沸騰している状態のことを何と言うかというクイズを出題。 するとざべすちゃんは答えを知ってるというにもかかわらず、言おうとしない。 仕方なくドラムのサラヤンに耳打ち。するとその答えはなんと「ちんちんと言ってる!」 どうやら本当に名古屋弁ではそう言うらしいです(参照) ここでサラヤンは、このライブ会場が沸騰してるということで、 お客さん達に向けて大きな声で、おちんちんしてるか!?と言ってみろという 無茶ぶりを要求。もはやセクハラだ! これにはざべすちゃん困惑。 しかしお客さんからも押される形で、結局最後には・・・「おちんちんしてるか!?」 言っちゃったよ! こんな恥ずかしい言葉がざべすちゃんの口から出るとは! その直後には「くりざべすはFROZEN CAKE BARに入って、汚されました」という一言が。 「でもそんなメンバー達のことが好き♪」 これには萌えた。 続く「tRiBaL」ではダンサブルなビートにノリノリだったにもかかわらず ギターの機材トラブル?でハウリングが起きてしまったのが残念。 だが曲終了後もノンストップで次曲の「scream」へと突入。 これには大丈夫なのか!?よりにもよって一番大好きな曲で! と思いましたが何とか乗りきりました。あらためてこの曲は最高傑作。 さらに「カゾエウタ」「刹那」とロックバラード曲が2曲続いたが こういった曲でもヘドバンありで盛り上がる。 そしてこのバンドを知るきっかけとなった曲「パンデミック。」を 本編終盤にやってくれたのも嬉しかったです。試聴してみてあまりの素晴らしさに 即CDを買ったなどというのは今までにも滅多に無いことでしたからね。 アンコールでは最新シングルに収録されなかった新曲を披露。 続くMCでは、ざべすちゃんがたっくんの実家に遊びに行き たっくんママからカレーを食べさせてもらったなどといった微笑ましい話が。 さらにたっくんパパはお寺の住職らしいですが生臭坊主と呼ばれてるようで、 ヘルスばかり行ってる、携帯電話のメモリーにも「出張ヘルス」という文字が 入っていたという話には、不覚にも爆笑してしまいました。 まぁおそらく作り話でしょうけどね!たっくんパパの名誉のためにはネタだということにしておかないと。 そしてアンコールラストは、今やライブに欠かせない定番曲となった「夏ときどき悪魔」。 Bメロで土下座ヘドバン、さらにサビではオリジナルの振り付けで盛り上がり、 会場がダンスホールと化しました。激しさと可愛さのゴチャ混ぜ感が最高。 ライブ終了後は、入場の際にドリンクチケットと一緒に頂いた2ショットチェキ券を使い、 ざべすちゃんと一緒に記念撮影をさせて頂くこともできました。 このワンマンライブを体験できたことへの感動と興奮のあまり、 チェキ会の会場に並んでいたメンバーの皆さんに向けて、この日を待ち望んでました! こちらこそありがとう!と思わず叫んでしまった。それぐらい念願でしたからね。 12月には東京でワンマンライブもやるということなので行きたいと思うが残念ながら平日だ・・・ どうかワンマンで全国ツアーが開催できるぐらいのバンドになって欲しいし、 メジャーデビューしてアニソンも歌って欲しい。いつかその日が来ることを願いたいです。
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2016年9月15日木曜日
[ライブレポ] FROZEN CAKE BAR「ONE MAN DUNGEON -BATTLE OF GUILDE-」
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