PENGUIN RESEARCH「 WILL」 (2016/3/30) 1. SUPERCHARGER 2. A WILL 3. ジョーカーに宜しく 4. 雷鳴 5. 世界最後の日に 6. 敗北の少年 お気に入り度:★★★★★★☆ (6.5/10) PENGUIN RESEARCHの1stアルバム。 LiSA、茅原実里、ベイビーレイズJAPANなどの楽曲を手掛けてきたクリエイター堀江晶太と 声優の生田鷹司を中心に結成された5人組バンドの作品。 ピアノロック系の曲を中心に、楽器隊の演奏テンポの速い曲が多いのは いかにも今風なバンドといったところか。 なおかつ1、4曲目などでみられる高速詰め込み歌詞はボカロ曲っぽくもある。 この手のバンドは演奏技術は高いものの、肝心のボーカルが揃いも揃って 弱いというイメージがあり好きになれないことが多かった。 だがPENGUIN RESEARCHはそれとは違う。ボーカルの生田さんの歌唱が魅力に溢れている。 男性声優歌手でいうならばGRANRODEOの谷山紀章さんに今後並ぶほどの可能性を感じられる。 4曲目「雷鳴」のサビのハイトーンボイスは今作屈指の聴きどころ。 高くてヒョロヒョロした声ではなく、しっかりとした芯のある高音が出ている。 さらにこのバンドは歌詞も良い。熱さとカッコ良さに溢れた曲が多い。 3曲目「ジョーカーに宜しく」の比喩表現のうまさには感心。スリリングの一言。 そして6曲目の「敗北の少年」はこちらの記事で絶賛した通りの傑作。 憧れのヒーローのようには到底なれず、世間的には敗北者という扱いを受けようが たとえ地を這いつくばってでも、自分の力で必死に生きてやるんだと歌う。 この曲は思わず自分に当てはめて聴いてしまう・・・それだけに、この気迫がたまらん! もはや間奏のピアノソロまでも抜群の勢いを感じられますからね。メロディが良くてなおかつ 軸となるボーカルの歌唱に力があるからこそ、楽器隊の演奏も曲中でより一層生きている。 個人的には詰め込み系の曲よりも、2、6曲目のように伸びやかなメロディを持った 歌もの楽曲を中心にいって欲しい。そちらの方がボーカルの良さが引き立つのでは。 6月には早くも新曲「スポットライト」のリリースが決定。 アニソン系アーティストで次のブレイク候補となるのが確実ではと思うだけに注目したいです。
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2016年4月26日火曜日
[CDレビュー] PENGUIN RESEARCH「WILL」
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