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2014年7月29日火曜日

[ライブレポ&旅日記]  奄美島料理てぃだ 川畑アキラライブ

7月5日(土曜日)、大阪市北区にある料理店「奄美島料理てぃだ」にて、
川畑アキラさんのライブがあるということで行ってきました。
ザ・コブラツイスターズ時代は結局一度もライブに行けないまま
解散してしまったんですよね・・・今ならば間違いなく行ってたのに。
ということで念願のライブを見に、奄美料理の店に行ってきました。



今まで沖縄料理の店には何度も入ったことがありましたが、奄美料理の店は実は初めてでした。
居酒屋みたいな感じだったら1人では入りにくいかなぁと思いましたが、
いざ店に入ってみると、想像していた以上に広くて開放的な感じだったので良かったです。
開始15分前の時点から、既にたくさんの人が来ていました。
まずは店員さんに「ライブを観にきました」と言うと「予約はされてますか?」との返答が。
えっ、これって予約制だったのか・・?
ここまで来て、入れませんなんてことになったらどうしようと一瞬焦りましたが、
「後からお客様が来て席が満員になった場合は、立ち見になりますがよろしいですか?」と。
それならば全然OKですということで、無事入ることができました。



まずは今回のライブステージと同じく楽しみにしていた、奄美料理を注文することに。
やはり初めて名前を見る料理が多いです。
一番上に赤文字でおすすめと書かれていた「油ソーメン」に決定。

そして定刻から15分遅れの19時45分頃に、三線を片手に、川畑アキラさんが登場。
さらにアコースティックギターを片手に、同じく元ザ・コブラツイスターズの
相馬圭二さんも登場し、計2人でのライブを見せてくれました。



[セットリスト 第1部]
・ウヮーチタバーリ
・マーブイユシ~魂寄せ~
・甦る人々
・朝日が昇る前に
・島の花(新曲)
・七つの海を渡れ~どんぶらこ



まず1曲目はソロアルバム収録曲から「ウヮーチタバーリ」、
2曲目はバンド時代の曲「マーブイユシ~魂寄せ~」と、奄美の島唄色の強い曲が歌われ、
さらにステージの後ろに設置された大型テレビには、奄美の海や山の美しい景色の映像が。
これを見ながら曲を聴くと、旅行気分になれますね。何だか癒されます。
奄美出身の人にとっては里帰りをした気分になれるのかなと思います。
直後のMCでは「元気になりたい人は、私の顔を見て下さい。
癒されたい人は、後ろの景色の映像を見て下さい」 なんともらしいコメント(笑)
そして3曲目は、バンド時代の傑作「甦る人々」。
三線とアコギのみのシンプルなアレンジでじっくりと聴かせてくれました。
4曲目はソロ曲「朝日が昇る前に」。島を出て夢を追いかける人の姿を歌った曲で、
この大阪の奄美料理店で聴くと一層心に響きますね。名曲です。
5曲目には新曲も披露されました。そして6曲目は「七つの海を渡れ~どんぶらこ」が。
これは予想外の選曲。この曲はバンド時代のベストアルバムにも収録されている
荒々しいお祭り歌謡ロックナンバーで、個人的にも大好きな曲でしたが、
まさか三線とアコギだけでこの曲をやるとは想像がつかなかったです。
しかしいざ聴いてみると、このアレンジが見事なまでにハマった。
踊れる島唄ナンバーへと変身を遂げていて、原曲とはまた一味違った魅力を感じる。
ぜひこのままソロ作品に収録してもいいのではないかと思いました。



第1部が終了。ここでふと気づきました。料理がまだ来ない・・・
これはやはり予約者優先で作っているのだろうか?などと思っていたところで
注文してから約1時間後の、20時30分にようやく油ソーメンが登場。
第1部と第2部の間ということで、結果的にはちょうど良いタイミングで来てくれました。



一見、沖縄のソーメンチャンプルーに似ているように感じましたが、
それよりも麺がしっかりとしていているのが、一口食べてみて分かりました。
まるで、細麺で作った焼きうどんのよう。和風だしと醤油ベースの味付けの中に
油で炒めた肉、野菜、そしてそうめんの風味がうまく合わさっている。
あっさり過ぎずこってり過ぎずでそのバランスが絶妙。
素晴らしい! これを食べられただけで奄美料理店に来た甲斐がありましたね。

そして第2部がスタートいたしました。



[セットリスト 第2部]
・ぬけがら
・アイは言葉
・サクラサク
・十五夜(新曲)
・夢の旅人
・シンガーソングランナー



第2部でも「サクラサク」や「夢の旅人」といったバンド時代の名曲が聴けました。
MCでは、市民ランナーとしても活躍している川畑さんが今日のお客さんに向けて
「この中で大阪マラソンにエントリーした人!」と尋ねると、
計10人位が手を上げました。こんなにも多いとは!
さらに「抽選に通った人!」 これにも5人ぐらい手を上げてました。
なお、「私、川畑は落ちました」とのこと。
続いては「神戸マラソンにエントリーした人!」
こちらもそこそこの数の人が手を上げていました。しかし、
「私、川畑はこちらも落ちました。なので関西では走れません」
残念だ! 来年こそは関西で走れることを願ってます。12月には奈良マラソンもありますからね。

さらに、今年のセンバツ高校野球に出場した大島高校の話題で盛り上がったり、
ギターの相馬さんは青森出身ということからか吉幾三さんの「雪国」を歌ったり、
ライブ終盤にはビールが登場し乾杯の音頭をとったりと、アットホームな雰囲気が良かったです。
新曲「シンガーソングランナー」のCDジャケットに間寛平さんが出演していることにちなんで、
川畑「♪はざま~」
皆さん「♪かんぺ~い!」
という音頭の後に、ビールを飲む川畑さん。
歌い手がライブ中にビールを飲むライブって初めてだなと!
これもまた良いです。奄美料理店でのライブならではといえるでしょう。
そして、いよいよ次の曲でラストと発表されると、お客さんからは「え~っ!」という声が。
それを見た川畑さんはすかさず「日本にはアンコールという便利なシステムがありますので」
これには笑ってしまいました。自らアンコールを持ちかけるのか!

ラスト曲は、今年リリースの新曲「シンガーソングランナー」。
あらためて生で聴くと名曲だなと思いました。
実際にマラソンランナーとしても活躍を続けているだけに、その歌には魂がこもっている。

この曲をもって第2部が終了。すぐさまアンコールが巻き起こりました。



(アンコール1)
・ティダ(太陽)

(アンコール2)
・運命船サラバ号出発



アンコールではお客さんから「島唄をやって!」という声に押される形で
THE BOOMの「島唄」を1コーラスのみ歌った後、
お客さん2名の誕生日祝いが行われました。店が誕生日ケーキを用意し、
さらに川畑さんからは「♪ハッピーバースデートゥユー」という歌のプレゼントが。
これはうらやましいですね。店の常連になるとこんなプレゼントももらえるとは。
つくづくアットホームで良いです。最後に歌われた、デビュー曲「運命船サラバ号出発」では
前の方のお客さんは総立ち。指笛を鳴らしながらみんなで踊ったりと、
大盛況のままライブ終了。あらためて、この店に行ってみて良かったです。
わずか1500円ちょいの値段で、ライブと奄美料理が同時に楽しめるというだけでも
お得過ぎますし、しかもそのライブをやってくれる歌手というのが、
10年以上前から好きだった歌手ならば、なおさら嬉しい。
この日歌われた曲は、約半分がザ・コブラツイスターズ時代にリリースされた曲。
こんなにも歌ってくれるとは思ってませんでした。
ギターの相馬さんとの息もピッタリでしたし、現在でも2人でこれだけのものを見せられるのなら
ぜひバンド再結成して下さいよと思いました。
ベースとドラムがいないのであれば、サポートメンバーを入れる形でもいいので、
もしザ・コブラツイスターズが再び見られるのであれば、その時は必ずライブに行きたいです。



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