Dragon Guardian「 聖魔剣ヴァルキュリアス」 (2011/12/7) 1. 新世紀 (インスト) 2. 機械仕掛けの神 3. 革命代行屋シャルロット商会 4. 海賊船デビルウィング 5. 五古代竜 6. 天界への切符 7. 炎の魔石 8. 贖罪の錬金術師 9. 聖魔剣ヴァルキュリアス 10. 最後の約束 お気に入り度:★★★★★★★★☆ (8.5/10) Dragon Guardianの通算5枚目のオリジナルアルバム。 「RPGメタル」と称した音楽をやっているユニットで、ゲームやアニメのような ドラマチックかつ勇壮な世界観を持った1つの物語を、 このアルバム1枚全体を使って表現した作品となっています。 声優の青葉りんごさんをはじめとした4人の女性歌手がゲストボーカルを務め、 さらに曲の合間には男性声優によるナレーションも入るということから分かるように アニメ色が強い作品でありながらも、同時にメタルという音楽の奥深さも 感じることができる。ピュアメタルに影響を受けたというだけあって、 ボーカルの声は4人とも綺麗な声質。サビメロについてもやはり綺麗なメロディ。 さらに編曲の方では、曲ごとに笛の音やアコーディオンやオルガンの音などが 絶妙に入ることで、ハードなサウンドの中にも、幻想的な美しさを感じさせてくれる。 インストを挟んで実質1曲目の「機械仕掛けの神」には、圧倒されました。 そのピュアメタルという音楽を聞いたことがないような私でも、 こんなHR/HMもあるのか!と感じることができました。これには驚きと納得。 ただアルバム全体では、ドコドコとうなりをあげて疾走する曲ばかりなこともあり、 後半になってくると、ややマンネリに感じてしまったのが惜しい。 もう少し曲調に緩急をつけてもいいんじゃないかなと感じました。 唯一、8曲目「贖罪の錬金術師」だけは、これまでとガラっと雰囲気を変えた ヨーロッパの民族音楽風の曲でしたが、個人的にはあまりハマらず・・・ 妖精帝國のようにミドルテンポ曲やバラード曲でも独自の魅力を出すことができれば さらにスゴい作品が作れるのではないかと思いました。 彼らの作品は、RPGゲーム好きには一度聴いてみる価値があるでしょう。 もちろん女性ボーカルのハードロックが聴きたい人にもオススメです。
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2013年9月8日日曜日
[CDレビュー] Dragon Guardian「聖魔剣ヴァルキュリアス」
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4 件のコメント:
恐らく本作が最高傑作だと思います。私は曲は3rd「Dragonvarius」の方が好みなのですが(Light BringerのFukiが参加しているのも好きな理由です)、本作は生ドラムで過去作の打ち込みドラムのボトムの弱さや音圧の弱さが改善されたのは大きいと思います。
世界観とナレーションは恥ずかしいと感じる人もいるので好き嫌いが分かれる所ですが、クサメロとスピード感は日本人好みで人気もあるバンドなので、アニメ(ソン)とメロスピの両方が好きな人にはドンピシャだと思います。
緩急やメリハリが疎かなのは4thまでのDragonforceと一緒で、速さとクサメロこそが正義なのでしょう^^;
ところで、えむけーさんはUnlucky Morpheusの作品は持っていますか?(聴いた事ありますか?)
Fukiが天外冬黄の名でヴォーカルを務めているんですけど、以前CDを探しても見つからなくて私は未だに聴けていません。
1曲1曲の完成度の高さはさすがでしたね。
この後にリリースされたベスト盤の方も聴いてみましたが、それよりも今作の前半に収録されている曲の方が好きかもしれないです。
Unlucky Morpheusは名前すら初めて聞きました(汗)
調べてみたら2人組の同人メタルユニットの作品ですか・・・ やぱりこういうのはすぐ売り切れて入手困難になってしまうのでしょうかね。
ベストが出ているとは知りませんでした。今度聴いてみます。
Unlucky MorpheusはLight Bringerのファンの間でも知名度は高くないかもしれないです。
曲を聴いたら好みだったので入手困難なのは非常に残念です。
ベストの方も時間がとれればレビューを書きたいと思ってますが・・・
アニソン歌手の鈴木このみさんが歌っている曲が一番好きですね。
http://www.youtube.com/watch?v=8vxsHiVOJEU
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