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2013年3月9日土曜日

[CDレビュー]  遠藤正明「M.e.」


遠藤正明「 M.e.」
(2006/11/29) 

1. BIG MOUTH  
2. ラストドライブ 
3. GOSSIP ~お気に召すままに~
4. gr/reg
5. Re:START
6. Carry on<『M.e.』Album ver.>
7. 流離-SASURAI-
8. LIMITER
9. my beloved
10. あいのたね 
11. Outbreak
12. CLOWN
13. メッセージ
14. OH セニョーラ! ~恋のアルハムブラ宮殿~
お気に入り度:★★★★★★★★ (8/10)




2006年にリリースされた、JAM projectの遠藤正明の2ndソロアルバム。
まず1曲目、ギター片手に全国ツアーへと出発するシーンを歌った
「BIG MOUTH」で幕を開けるこのアルバムは、
前作以上にロックなアルバムに仕上がっていると感じました。

同時に今作は4、6、7曲目などのバラード系の曲がどれも前作以上に
良かったのが印象的。迫力満点のロックバラード「Carry on」、
アコギの音が響くバンドサウンドにのせて、人生という旅を歌った
「流離-SASURAI-」の2曲は特に良かったです。

歌詞については、ラブソングの割合が多いのもJAMとは違った大きな特徴。
しかし1つ1つのフレーズはベタなものも多く、
12曲目「CLOWN」のサビ「僕がそばにいるよ 君を笑わせてあげる」
に至っては某桜ソングとかぶってるじゃないかと思ってしまいましたが
それでも曲のメロディが良い上に、歌唱力があるから聴けてしまいます。

10曲目「あいのたね」ではそっとささやく様な優しい歌唱を聴かせてくれたり
ラスト曲には約1分半で終わる「OH セニョーラ! ~恋のアルハムブラ宮殿~」
というラテン風ナンバーがあったりといったように、
意外性のある曲も聴ける作品となっています。

そんな今作の最大のキラーチューンは、やはり5曲目の「Re:START」でしょう。
歌詞はっきり言ってベタですが、それでもこのような、明るくて前向きな
メッセージが込められたロックチューンでなおかつ歌唱とメロディが最高となれば
聴いていて爽快感抜群。本人作詞作曲でここまでの曲を作れるのは素晴らしいの一言。
こういう音楽はいつの時代にも一定の需要はあるはず。
彼の作品が一部のアニソンファンにしか知られていないというのはもったいなく感じます。
プロのミュージシャンの作品として、もっと広く大衆に受け入れられてもいいはずだ・・・


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