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2011年12月11日日曜日

[CDレビュー]  玉置成実「Don’t Stay」



玉置成実「 Don’t Stay」
(2008/4/23) 

1. Don't Stay ~inst~ 
2. visualize 
3. Together 
4. Brightdown 
5. hitchHIKER 
6. Speedway
7. Station 
8. Promise 
9. re-birth 
10. ごきげんだぜっ! ~Nothing But Something~feat.KEN(DA PUMP) 
11. EDEN 
12. CROSS SEASON -After Graduation Mix- 
13. 423 
14. MY WAY Reproduction -Original Mix
お気に入り度:★★★★★★★★☆ (8.5/10)






玉置成実の4thアルバム。前作に引き続いて今作も、1st・2ndアルバムで問題点だと感じた
シングル曲とアルバムオリジナル曲との質の差が無くなり、
その上で新たな挑戦も随所に見られる、良作アルバムに仕上がりました。


今作の新たな挑戦でなおかつ今作最大のハイライトといえる曲は、
先行シングル曲にもなった、デジタルサウンドとロックが高次元に融合した曲「Brightdown」
と、元メガデスのギタリスト、マーティ・フリードマンとのコラボ曲で
他の楽器を押しのけてまでギターを全面に押し出したアレンジが、ボーカルとぶつかり合う
まさにこれぞコラボの魅力がたくさん詰まった曲「hitchHIKER」の2曲。
今となっては、このような系統の曲はもう2度と聴けないと思われるだけに、
なおさら個人的に思い入れが強い曲となってしまいました。


それ以外のアルバム曲も、インストからの流れを受け継ぎそして一気に加速するかのように、
デジタルビートが鋭く弾け飛ぶ「visualize」や、
旅立ちをテーマに歌った曲で、キラキラ感の中にもほのかな哀愁を感じさせるミディアムチューン
「Station」といった曲は特に素晴らしいです。シングルでも十分いけたはずの曲。
ただ、バラード曲などが入っていく8曲目以降は勢いが落ちてしまった気がするのが残念。
もともと彼女の曲にバラード系は求めていないということもありますが。
しかしそれでも、3rdアルバムとこの4thアルバムこそが、これぞ玉置成実だという
アーティストとしての完成形に近い作品だったと思います。



またこういう作品を作ってくれないだろうか。
せめて7曲目「Station」のような曲調の楽曲なら今すぐにでも歌えそうな気がするのですが・・・


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