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2017年11月10日金曜日

[ライブレポ]  バックドロップシンデレラ、Gacharic Spin「サンシャインとウンザウンザを踊るツアー」

11月5日(日曜日)大阪・umeda TRAD(2017年4月にumeda AKASOから改名)
にて開催された、バックドロップシンデレラの2ndミニアルバム
「真夜中の太陽を君は知らない」のリリースツアー
「サンシャインとウンザウンザを踊るツアー」に行ってきました。
対バンにGacharic Spinを迎えての2マンライブ。今勢いがあるバンドの対バン相手に
Gacharic Spinが呼ばれたというのが嬉しかったので行くことにしました。
今回の共演のきっかけはバックドロップシンデレラのドラマーの鬼ヶ島一徳さんと
Gacharic Spinのリーダー&ベーシストのKOGAさんが、かつてのバイト先の先輩と後輩で
10年来の友人関係にあるということから実現したらしいです。
それならばむしろ対バンするのが遅すぎたような気もするが、
こんな組み合わせを待ってたといえるようなライブに、ついに行くことができましたよ。




・Gacharic Spin

[セットリスト]
・More Power
・赤裸ライヤー
・タリナイヤ
・JUICY BEATS
・Ben-Jan-Dan
・シャキシャキして!
・Lock On!!
・ダンガンビート
・BROKEN LOVER

今年の7月31日ににパフォーマーのねんねちゃんが難聴を理由に卒業、
5人体制になってからは初めてライブを観ることに。
今回も1曲目「More Power」から圧倒的な演奏パフォーマンスを見せてくれる。
間奏のベースソロではパフォーマーのまいちゃんが後ろで幕を掲げるも
そこに書かれている文字が熱血から激熱に変わってたのはいつの間に?
2曲目「赤裸ライヤー」ではAメロ部分でまいちゃんが1人でセクシーポーズを
決めているのを見ると、その横にねんねちゃんがいない寂しさを感じてしまった。
だがその一方でオレオ様がキーボードに乗っかってブラジャーを光らせてる姿が
セクシーダイナマイトだった。年を重ねるごとに貫禄が出てきてるような気がする。

MCではまずはリーダーのKOGAさんが、バイト先で出会った頃の鬼ヶ島さんについて
当時は真っ赤な髪の毛を突っ立てていて怖そうな人だと思ったが
話してみたら優しかったなどといった話から、メンバーの皆さんの
アルバイト話へと展開。オレオ様はテレアポのバイト経験があるそうで、
テレアポならば受話器の前で白目剥きながらでもできるから良かったとのこと。
そんなオレオ様がやりたかったにもかかわらず唯一面接で落とされたバイトが
メイド喫茶だそうで、面接の時にはメイド喫茶での名前は「ミケ」と呼ばれたいと
お願いしたにもかかわらず落とされたと話すと、観客の皆さんからは
ミケコールが巻き起こり、この日は1日ミケと呼ばれることに(笑)
そんなメンバー達の中でまいちゃんはバイトの経験が無いということを話すと、
リーダーのKOGAさんが自ら、まいちゃんとは11歳離れていることをカミングアウト。
ただGacharic Spinはメンバーの年齢を公表していないため、
「もしかするとまいちゃんが9歳で私が20歳かもしれない」と言ったのには笑ってしまった。
確かにそうだな、だとしたらリーダーも9歳の頃には既にバンド活動してたってことか!
なおネットで調べたらメンバー全員の年齢が分かってしまうとも言ってました。
それぐらいメンバー間で年が離れているということでジェネレーションギャップを
感じることがあるのを新曲のネタにしたという話が。この流れで披露かと思いきや
「ジェネレーションギャップ、今日はやりません」いややらんのかい!
当ブログのCD感想ではこの曲がシングルA面曲というのはどうなんだと書いたが
ライブだと化ける可能性があると思ってたので、どんなステージングを見せてくれるか
期待してたんですけどね。その代わりに今日はマジメな方の曲をやるということで
新曲のカップリング曲「タリナイヤ」を披露。アニソンっぽい曲でマジの名曲。
まいちゃんはタンバリン担当でダンスは無しの、聴かせるステージでした。

「JUICY BEATS」では初見の皆さんをアッと言わせる、光る輪っかと手袋を使った
ライブパフォーマンスが。今回もバクシンのファンの皆さんからおーっ!と
歓声があがったのを聞くと嬉しくなる。まだ観たことが無い人には
ぜひライブを体験して欲しいと思う。超絶キャッチーなデジタルサウンドに加えて
まいちゃんとオレオ様のパラパラ風ダンスがとても楽しくて一緒に踊りたくなる。
こんなガールズバンド見たことないという初期のキャッチコピー通りの大傑作。

「Ben-Jan-Dan」では曲中で合いの手と振り付け講座が行われることになり、
観客の皆さんを昭和チームと平成チームに分けて、どっちがより声を出して
盛り上がれるか対決することに。チーム分けをしてみると昭和チームの方が
はるかに人数が多い。なんでこんなに20代以下の平成生まれが少ないのか・・・
それでもライブステージの方は楽器隊のソロパートなども盛り込まれた
多彩なパフォーマンスを見せてくれて、これぞ全力エンターテイメントといえるライブでした。
「シャキシャキして!!」はメガシャキのCMでオンエアされていた曲で
初めての人も見聴きした覚えがある曲だったからか、サビ部分で振り付けを
一緒にマネして踊る人が続出。やっぱり代表曲があるというのは強い。
そこからラスト3曲の「Lock On!!」「ダンガンビート」「BROKEN LOVER」は
あらためて見ても圧巻としか言いようがステージだった。
バックドロップシンデレラも高い演奏力とノリの良い楽曲が持ち味だが
それをも超えてやるんだと言わんばかりの気迫が伝わってきましたよ。

ライブ後にツイッターを検索してみると初めての人やバクシンのファンにも
軒並み好評だったようで、予想の150倍ゴリゴリだったという感想も見かけるなど
演奏力とライブパフォーマンスのスゴさを多くの人が感じてくれたのが良かった。
一度見てみると本当に良いと言ってくれる人が多いというのは
ライブ後にリアルで聞こえてくる声の一部を聴いていても分かる。
なのでジャンルとかファン層とか気にせずどうか一人でも多くの人に
ライブを体験して欲しいとあらためて思いました。
なんなら次はバクシンに打首獄門同好会も加えての3マンライブってのはどうですか?




・バックドロップシンデレラ

[セットリスト]
・歌わなきゃジャクソン
・台湾フォーチュン
・チャカしてリヴァプール
・めんどくさいうた
・バイトやめよ
・フェスだして
・日本の米米WAR PIGS
・フェスでれた
・COOLです
・太陽とウンザウンザを踊る
・将軍はウンザウンザを踊る
・月あかりウンザウンザを踊る
・さらば青春のパンク
・池袋でウンザウンザを踊る
(アンコール)
・6人のおっさん
・一週間

計16曲


ライブを体験するのは昨年のMINAMI WHELL(レポはこちら)以来で今回が3回目。
1曲目「歌わなきゃジャクソン」からいきなりボーカルのあゆみさんが
観客たちの中にダイブして大盛り上がり。「ウンザウンザ」と名付けられた
独自の民族音楽風ミクスチャーバンドサウンドにのせて、一緒に踊り出す人続出、
モッシュやサークルなども起こりその中にも入ったりして最高に楽しかった。

MCではドラマーの鬼ヶ島さんに対して、今回KOGAさんとの初共演が実現したということで
他のメンバーの皆さんや観客達が「キス!キス!」「接吻!接吻!」などと
度々はやしたてていたのが面白かった。そういう関係ではないとのことらしいが。
さらにリーダーのペリーさんはGacharic Spinのことを気に入ってくれたようで
同じガールズバンドではつい先日Su凸ko D凹koiというバンドと対バンしたが、違う、
Gacharic Spinの方が好きだなと言ってくれたのはファンとして嬉しかったです。
ちなみにSu凸ko D凹koiはDRAGON GIRLS CARNIVALというフェスで今年1度見ましたが
感想はこちらに書いた通りなので、ペリーさんが違うと思ったのはよく分かる。

ライブ中盤には今回期待していた曲である「フェス出して」も披露。
この曲を最初に聴いた時はいやいやあなた達は十分フェス出てるじゃないか、
少なくともGacharic Spinの倍以上は出てるんじゃないの?と思ったのはさておき
今まではお客さんと一緒に出せ出せと言ってたが、最近になって
お客さんのおかげでフェスに出してもらってるということが分かったという
ペリーさんの言葉にはファンの皆さんから大きな歓声が。
そして曲が始まればサビの部分では両手を合わせてお願いポーズを
一緒にやって盛り上がるなどもできてとても楽しかった。
その次には打首獄門同好会「日本の米は世界一」のブラックサバス風カバー、
題して「日本の米米WAR PIGS」を披露。歌詞が聞き覚えあるなと思いきや
やっぱり打首の曲だったか! なおこの曲は公式ツイッターでも公開中のようです。

ライブ後半ではフロア全体を使って大きく輪になって肩を組んで盛り上がったり、
さらにボーカルのあゆみさんがフロアに乗り込み、後方に集まっていた
ガチャマン&ピン子(Gacharic Spinのファン)の皆さんの目の前まで行って
大きな声でお礼をするなどのパフォーマンスも見せてくれました。
するとライブ終盤の「さらば青春のパンク」「池袋でウンザウンザを踊る」では
フロアのやや後ろの方にいるガチャマン達も踊り出したりモッシュが起きたりと
見事にバクシンのライブのノリに引きずり込むこと成功。ガチャピンはノリ方が違うものの
どちらのファンも楽しめるライブになったようで、本当に良かった。

アンコールのラストではロシア民謡のカバー曲「一週間」を披露。
曲後半に行くほどに演奏が超高速になっていくのは何度見ても圧巻。
その曲の間にGacharic Spinのオレオ様がステージに登場し、ボーカルのあゆみさんに
光るブラジャーを装着させてすぐさま退場したのには笑ってしまった。
まさかこんな形でのコラボステージが見られるとは予想外だ。
なお曲が終わると手を振りながらメンバー全員が退場してそのままライブ終了。
光るブラジャーに誰もツッコまずに終わってしまうとは・・そこはツッコまないと!


総評すると2組ともスゴいライブをやってくれるバンドだ。なのでどうか
2組とも好きになってくれる人がどんどん増えて欲しい。そう思わずにいられなかった。
現状ではファン層も違うし音楽性も一見すると全然違うように聴こえるが
この両バンドに共通することは、楽曲のノリが良くて演奏テクがスゴいということ、
さらにはその楽曲や演奏にメタルの影響を感じられるということでしょうね。
Gacharic Spinは言わずもがなそうだし、バックドロップシンデレラも
「メラメラ」という曲で自分たちの音楽はメタルがルーツだと歌っている。
この曲はベスト盤から漏れてしまってるしライブでも未だ聴けてないのが残念。
個人的には今回一番聴きたかった曲だった。なぜ扱いが良くないのか・・・
ともあれ、そういった理由もあって両バンドには以前から密かに対バンを期待してました。
なので次も見てみたいし、次に対バンするときはセッションも見てみたいですね。



2017年11月5日日曜日

[ライブレポ]  May'n 5thアルバム「PEACE of SMILE」発売記念イベント

11月4日(土曜日)大阪・あべのキューズモール 3Fスカイコートにて開催された
May'n 5thアルバム「PEACE of SMILE」発売記念イベントライブに行ってきました。
1stアルバムからずっと聴き続けていたにもかかわらず、意外なことに
実はライブをまだ一度も見たことがなかった歌手の1人でした。なのでやっとですよ。
数年前に奈良ネバーランドでライブをやってくれた時はぜひ行こうと思ったのだが
チケットがとれずでしたからね・・・また来てくれるなら次こそは行きますよ。


[セットリスト]
・運命の太陽
・あたらしいそら
・終わらない夢
・Banggin' Your Head
・Shine A Light


定刻の14時にライブスタート。まずは1曲目にニューアルバムから
「運命の太陽」。王道ハードポップナンバーでさっそく盛り上がる。
続くMCでの話によると大阪でインストアライブを開催するのは4年ぶりで、
あべのキューズモールは今回が初めてとのこと。「ここが噂のあべのキューズモールか~」
さらにこの日は2時頃だけが雨予報で(実際この時だけ曇っていた)
気温も寒くなることに対して、なんてことだ~と困り顔を見せていましたが
きっと熱くなり過ぎて倒れる観客が出ないようにお天道様が温度調節してくれたんですよ!

続いてはニューアルバムの初回限定版CD収録曲を3曲立て続けに披露。
28歳となり大人になったからこそ歌えると語ったバラード曲「あたらしいそら」、
さらに「終わらない夢」、そして今回聴けるとは思ってなかった
激ロック系バンドのSALTY DOGのメンバー提供曲「Banggin' Your Head」
を歌ってくれたのは一番嬉しかった。個人的には言うまでもなくこの曲が最強。
サビのキーが高くてテンポも速くて歌いこなすには難易度の高い曲を見事に歌う
May'n部長の歌唱力はやっぱりスゴい。やっと生歌を聴けたが期待通りでしたよ。

曲終了後のMCでは、ニューアルバムにはWake Up Girlsとのコラボ曲
「One In A Billion」のソロバージョンが収録されているという話で
「聴きたいよね?聴きたいよね?」と言った直後に「One In A Billion」を
アカペラで1コーラス歌い始めるというサプライズ(笑)これがまた歌上手過ぎ、
この日一番のド迫力を感じたといっても過言ではない、会場もそりゃ盛り上がる。
もしこの場にWake Up Girlsのメンバーがいたら公開処刑になりかねなかったぞ。
そしてラストナンバーに最新アルバムのリード曲「Shine A Light」を披露
洋楽ポップス風の曲で、アニソンを歌う前はこんな感じの曲中心に歌ってましたからね。

今回計5曲も歌ってくれるとは嬉しかった。ジャンル的にバラバラな感じはあるし
個人的には「キミシニタモウコトナカレ」のようなパワーポップ・ハードポップ曲こそが
最も求めているものなのだが、それでも多種多彩な楽曲を高い歌唱力をもって
聴かせてくれるのはこれぞアニソン系アーティストの大いなる魅力だと言える。
なのでまだまだ第一線で活躍した欲しい歌手の1人ですね。またライブに行ってみたいです。



2017年11月4日土曜日

[ライブレポ]  Aldious Tour 2017

10月29日(日曜日)、奈良NEVERLANDにて開催された「Aldious Tour 2017」
に行ってきました。2年連続2回目の奈良公演をやってくれるガールズバンドなんてのは
おそらくAldiousだけでしょうね。ということで地元民としては行くしかない。



まずは最新アルバムのリード曲「Utopia」、これが1曲目なのはは予想通り。
「♪太陽みたいに大きく 星空よりも輝く 本当はねそんな人にボクはなりたい」と
これまで以上に前向きな思いがこめられたガールズメタルナンバーでのっけから最高。
イントロが流れた瞬間に圧縮が起きて一気に前の方に行くこともできました。
この系統のバンドのライブで圧縮が起きたのを見たことは今までほとんど無いのに
奈良ネバーランドのAldiousでは2年連続2回目。以前にホンマでっかTVでの
奈良出身芸能人特集の回に出ていたお笑い芸人は、奈良はライブ慣れしてない人が
多いのでライブをやっても盛り上がらないなどと言ってたのを見たが、
少なくともAldiousのライブでは全くそんなことないですよ!
てかそのお笑い芸人は単にネタの面白さが足りなかっただけでは・・・
続く「梅華」ではボーカルのリノさんがファルセットで高音を響かせながら
夜蝶のようにユラユラと舞いながら歌う姿に美しさを感じられた。
こういうロック系の曲だと楽器隊の演奏の音量が大きいと歌声が埋もれてしまうが
個人的には耳栓がいるほど大きいよりはこれぐらいの音量でちょうどいいと思う。
他ではありえない、このバンドにしか出せない魅力であることは間違いないですからね。

中盤にはアコースティックコーナーとして、リノさんとトキさんの2人によるユニット
「レモン」が登場。このコーナーは気づいたら30分近くしゃべってしまうほど
トークが弾むコーナーでもあるとのこと。まずトキさんの話によると、
何やらリノさんはライブツアーをやる度に、奈良にはいつ行くの?と聞くほど
奈良のことを気に入っているらしいです。これは地元民として嬉しいですよ、
人口あたりの音楽ライブ開催回数が47都道府県で一番少ない県に来てくれるだけで!
そして今回もライブ前日にリノさんはメンバー達と一緒に奈良公園に行ってきたそうで、
そこで鹿せんべいをあげた瞬間、鹿さん達に一斉に寄ってこられるのが
バンドマンの本能として嬉しい、たとえ鹿せんべいが目当てだと分かっていても
嬉しいといった喜びの言葉が。そんなリノさんが奈良にちなんだ曲を
1曲見つけたということで、まずはこの曲をトキさんに捧げる曲として歌うと宣言、
そしてアコギ弾き語り形式にて歌われた曲は「♪一生一緒にいてくれや」
まさかの三木道三。奈良県生駒市出身の歌手なのは知ってたがこのライブで
一発屋要員(?)として有名な歌手の曲を1コーラス聴けるとは予想外で面白かった。
そんな一生一緒にいてくれやというメッセージに対してトキさんは
「何だかウソくさい」と言ってしまい、これには会場からは笑いが。
そんなこと言ったらおしまいだ(笑)その理由としてはリノさんの作る歌は
ひねくれた歌詞が多いからだと。これに対してリノさんはそんなつもりは無いとのことだが
確かにそういうイメージはありますね。それだけに「Utopia」みたいな曲を
最新アルバムの1曲目にもってきたのは意外に感じましたよ。
そして最後に、11月リリースのミニアルバムで初めてレモンのアコースティック曲が
CD化されることが発表され、その中から新曲「Happy Birthday」を披露。
アコギにのせてしっとりと美声を聴かせてくれました。バンドとはまた違う魅力。

レモンのコーナーの後は再びバンドセットに戻り、まずは楽器隊の皆さんが
ギターソロ、ベースソロ、ドラムソロなどを次々と披露。
サワさんのベースソロはいつ見ても本当に楽しそうに演奏してるよなと。
Gacharic SpinのギタリストのTOMO-ZOさんとニコニコ度ではいい勝負だ。

そしてライブではすっかりお馴染みのキラーチューン「Dominator」は
あまりにも熱すぎて、ドラマーのマリナさんもあまりにも激しく演奏したばかりに、
バスドラが破けるというまさかのハプニングが。こんなことはバンド史上初らしい。
これには曲終了後に奈良ネバーランドのスタッフが登場し、急いでバスドラの
修理をすることに。この間どうやって時間を埋めようかということになり、
まずは観客のリクエストにより「Luft」をバスドラ無しで1コーラス披露。
続いてはリクエストで「Ground Angel」という声があがったので
イントロまで演奏するもその先はドラム不在の影響か息が合わずに終わってしまい、
「Ground Angelのイントロでした~」やっぱりドラマーって大事だよな。
続いてはリノさんが観客の皆さんに質問をすることに。まずは「奈良県から来てる人~」
これに手を挙げた人が少ない!私から見える範囲だと5人ぐらいしかいなかったし
高校野球の天理高校よりも奈良県民率低いんじゃないかと、これではこの会場で
ライブをやる意味が無いと思われかねないので、奈良の皆さんもっとAldiousに
興味持ってくださいよ。でもリノさんが鹿さんに会いたいそうだからこれからも来てくれるか。
どこから来たかという質問に対してはやはり大阪がダントツで多く、
遠くから来た人では埼玉と3人立て続けに声があがり、さらには神奈川からという声も。
ライブと観光を兼ねて(?)遠くから来てくれる人がいるのは良いことだ。
奈良は夜の娯楽が少ないと言われてるのでいっそのことライブをどんどん誘致したらいいのでは?
そんなやりとりをしている間に、奈良ネバーランドのスタッフの協力のおかげで
バスドラの修理が完了。よくぞ直してくれましたよ、これこそが匠の技だ。


続いては観客の皆さんと一緒にライブを作ろうということでクラップ講座が行われ
最新アルバム曲の中では最もポップで楽しい曲「Without You」を披露。
観客たちも一緒に両手を挙げてパチパチと手拍子をして盛り上がる。
そしてこちらもライブの恒例行事であるサワさんによる告知コーナーでは、
ライブツアーの日程の告知で佐賀や長崎の後に「おおぶん」と言ってしまい
これには何だ?という空気が会場内に流れるも、直後にそれは
大分のことだというのが分かり一同爆笑。さすが見るからに天然キャラだからなぁ。

そしてライブ終盤では最新アルバム収録曲から「IN THIS WORLD」という
今回のライブで特に楽しみにしていた曲が。これが期待通りのヘドバン曲、
ライブパフォーマンスの激しさと華やかさが圧巻だった。
これには一緒にヘドバンして興奮しまくり、この日の優勝曲ってことでいいですよ。
その流れのまま本編ラスト曲で「White Crow」、そしてアンコールのラストは
「Ultimate Melodious」と鉄板曲連発で大盛り上がりのままライブ終了いたしました。

持ち前の激しさと美しさに加えて、ライブだと楽しさもより一層感じられる。
楽曲も演出もバラエティに富んでいているからこそであり、それと同時に
メンバー5人それぞれに個性と魅力を感じられるからこそでしょうね。例えるならば、
リノさんはダークな夜蝶、トキさんはコテコテの関西人キャラ、よっしーは大人のアゲ嬢、
サワさんは不思議ちゃんキャラ、マリナさんはテリー・ボジオさんの義娘といった感じで。
何より楽曲がどの曲もメロディアスで、ハードロックやメタルをベースにしながらも
ポップスやバラードやアコースティック曲と多彩な要素が組み込まれているからこそ
より楽しいと思える。最高のガールズバンドでありライブバンドですよ。
ライブに行くために毎回CDアルバムを買ってるといっても過言ではないほど。
バンド系のライブが好きでまだAldiousを見たことが無い人には、ぜひ一度生で体験して欲しいと思いますね。







2017年11月2日木曜日

[ライブレポ]  ANTHEM「ENTER THE NEW WORLD -Live Circus vol.3-」

10月28日(土曜日)岡山・Livehouse IMAGEにて開催された、ANTHEMのライブツアー
「ENTER THE NEW WORLD -Live Circus vol.3-」に行って来ました。
1985年にメジャーデビュー、そして1992年に一度は解散するも
2001年に再結成し完全復活を果たした、日本を代表する正統派ヘヴィメタルバンド。
ボーカルを2014年まで務めていた坂本英三さんは、JAM Projectの初代メンバーでもあることから
JAMにドハマリした直後の時点でANTHEMも聴いていてその頃から良いなと思ってましたが
今年6月にリリースされた最新アルバム「ENGRAVED」を聴いて、
こんな素晴らしいバンドのライブステージをなぜ今まで一度も観たことがないのかと、
SEX MACHINEGUNSやTHE冠のライブは何度も行ってるのにANTHEMは行ったことないってのは
どう考えてもおかしいと、そう思い立ったので行くことにしました。
なお今回のツアーで西日本でのライブは岡山と、翌日29日の京都の2公演のみ。
29日は奈良ネバーランドにてAldiousのライブに行くことが決まっていたため
ライブでは初めて岡山まで足を運ぶことに。神戸より西は初めてなんですよね。



会場は岡山市の表町にあるLivehouse IMAGE。収容人数約250人のライブハウスで
アーティストとの距離の近さは抜群ながら、ステージが低いので後ろの方からは
見えづらいのが難点かなぁ。ある意味奈良ネバーランドとそっくりだ。


[セットリスト](公式Twitterより引用)
・ONSLAUGHT
・ETERNAL WARRIOR
・THE ARTERY SONG
・FAR AWAY
・RESCUE YOU
・ECHOES IN THE DARK
・GOTTA GO
・GHOST IN THE FLAME
・MIDNIGHT GROWL
・GYPSY WAYS
・SHOUT IT OUT!
・VENOM STRIKE
・BOUND TO BREAK
(アンコール1)
・THE JUGGLER
・WILD ANTHEM
(アンコール2)
・RUNNING BLOOD

全16曲



ANTHEMはライブ終了直後に公式ツイッターにて毎回その日のセットリストを公開するのですが
ここまでの計7公演は全てが違うセットリスト。よって今回も何がくるのか予測不能。
毎回のように大きく変えてくるのはスゴいなと、これならば全通する人もやりがいがある。

そしてこの日は1曲目にいきなり、これまでのツアーのセトリには無かった
「ONSLAUGHT」が来てくれて感激しました。この曲はANTHEMで一番最初に聴いた
ベストアルバムの収録曲の中でトップクラスに好きな曲でしたからね。

(↑公式PV、せめてサビの終わりのワンコーラスまでは公開してくれよ・・・)
ボーカルの森川之雄さんの歌唱力や声量はそりゃもう文句無し。
曲と曲の合間のしゃべりまでも迫力がある。大将と呼びたくなるような。
それに加えてギタリストの清水昭男さんの間奏のギターソロが全曲スゴい。
全曲でステージ最前列に乗り上げてテクニカルな演奏とメロディを聴かせるというから、
アニソン系の曲でも間奏のメタルなギターソロが大好きという自分にとっては
そりゃもうたまらん。そんな超実力派ギタリストでありながらも、一方では
Wikiを見れば分かる通りJ-POP系の歌手への楽曲提供などでも活躍しているというから意外。
中でもジャニーズへの提供曲の多さが目立つが、個人的にはAAAの「DRAGON FIRE」が
一番好きです。曲名からしてメタルと思いきや楽曲自体はポップスだったりしますが。

MCはライブ前半の方でベース&リーダーの柴田直人さんが短めにしゃべった程度でしたが
この中では次回公演となる京都MUSEでライブをやるのは27年ぶりという話にビックリ。
27年! 自分がまだ幼児の頃以来ってことか、できれば子供の頃から聴きたかったですよ。
その一方でギターとドラムの2人は最後まで全くしゃべることなく終わってしまいました。
だがライブでのドラムソロやギターソロこそがどんな言葉にも代えがたいほど
熱く心を突き動かされるメッセージだったから、別にしゃべらなくてもネタとか無くてもいい。
最新アルバムのリード曲「THE ARTERY SONG」も期待通り聴くことができて良かった。
「♪今這い上がるのさ 痛みを抱いて 灼熱の炎をまとい」
こんな歌詞の曲ばかりといってはなんだが、これこそが王道で素晴らしいんですよ。
たとえどん底からでも這い上がってやるんだ!って熱く歌ってのけるような曲の数々に
今までどれだけ勇気づけられて励まされてきたか・・・
一方で最新アルバムのタイトル曲の「ENGRAVED」が今回聴けなかったのは
唯一の心残り。一部の会場ではセトリにあっただけに聴きたかったものの、
だがそれでもアンコールの最後で、例のベスト盤で聴いた「RUNNING BLOOD」という
タイトルからして熱血っぷり全開の曲(全曲そうだが)をやってくれたのは予想外で嬉しかったですよ。

ここまでひたすら正統派でカッコいいバンドのライブを体験したのはいつ以来だろうか。
30年以上も活動して数多くの曲をリリースした中から選曲されているだけに
一部聞き覚えのない曲もあったものの、それでも聴けばスッと馴染めて
すぐさま一緒に盛り上がれるほどに、本当にこのバンドはメロディが良い。
ANTHEMみたいな男性ボーカルの正統派ハードロック・メタル系でメロディの良いバンドって
なんで若手にはほとんど見当たらないのだろうか。若手でメロディアスなメタルを
やっているバンドはAldiousやMary's Bloodなどを筆頭に軒並み女性ボーカルばかり、
その一方で男性ボーカルのバンドはメロディレスなメタルコア系ばかりというのは・・・
ならば歌メロが良い曲が好きな自分はガールズメタルを聴こうってなるよな。
それだけにANTHEMのようなバンドにはもっと幅広く評価されて欲しいし、
ANTHEMを目標にするような若手バンドというのもどんどん出てきて欲しい。
当ブログはネタ要員やネタ曲にツッコむことばかりやってるようなブログなだけに
ANTHEMに関しては今までアルバム感想の方すら書いたことがなかった。
どの曲も正統派ジャパニーズメタルで素晴らしいとしか言いようがなくて、
自分みたいな文章力も音楽知識も無い者にはそれしか書きようがないから。
ひたすら熱くて豪快でメロディアスで歌いっぷり演奏っぷりがよくて気迫がこれでもかと伝わる
魂のこもった歌を届けてくれるバンドなんて最高でしかない。大好きな要素全部詰まってる。
今回初めてライブを体験できたことは一生の財産といってもいいほどだと感じました。
なんせ30年以上に渡って活躍し続けているレジェンドですからね。






2017年10月29日日曜日

歌姫ピラミッド 2017年10月版

2017年4月以来の更新となりました、歌姫ピラミッドの発表です。
歌姫ピラミッドとは、以前からお世話になっている音楽ブログ
「日本の歌姫たち」にて不定期で行われている企画で、
現在活動中の女性歌手や女性ボーカルバンドを、自分の好きな順に
第1階層(計1組)から第5階層(計5組)までランク付けするという企画です。
当ブログでは毎年4月と10月更新が恒例のこの企画、
今回もアーティスト名をクリックすると最新曲を試聴できるようにいたしました。
やはりこの歌姫系ブログをやっているからには、ピラミッドに登場する計15組の曲は
全て聴いて欲しい。ということでさっそくいってみましょう。

2017年10月26日木曜日

[私的名曲ランキング]  2017年9月度 マイベスト10

恒例企画、サブコンにより選ばれた月間私的名曲ベスト10を紹介いたします。
この月はツイッターのプロフィールにも入れているほど大好きなアーティストの曲が
マイベスト10に入っていないという番狂わせが起きてしまった一方で、
実は試聴前から大本命だった曲が1曲ありました。結果はその曲が
圧勝で1位となりました。なので終わってみれば順当ですね、ではいってみましょう。





第10位 ぞんび「だいっきらい東京」 [公式PV]

華やかな夜の東京の街が目に浮かぶかのような、ギラギラした編曲と
歌謡曲風のサビメロが良い。全く知らなかったV系バンドでしたがこれは掘り出し物。




第9位 喜多村英梨「arcadia†paroniria」 [公式PV]

今作もまた美麗な曲を届けてくれた。声優歌手が例えインディーズでもタイアップ無しでも
シンフォニックメタルというやりたい音楽を貫いていることが素晴らしい。
こういう音楽が好きな女性が一般客の中にも増えればバンドシーンは変わるはずなのに。




第8位 ぜんぶ君のせいだ。「みすふぃっとらゔぁーず」 [公式PV]

イントロのギターのメロディからしてキャッチー。ポップとロックが融合した編曲、
病みかわいい歌唱とシャウト、どれをとってもカラフルで面白くて飽きさせない。




第7位 高橋みなみ「孤独は傷つかない」 [公式PV]

ソロ歌手として本格始動したようだがまさかこんなにも90年代ガールズロック感満載な
曲を届けてくれるとはビックリ。作曲は織田哲郎さんということでこれには納得。
90年代には相川七瀬さんに楽曲提供してましたからね。




第6位 ポルノグラフィティ「キング&クイーン」 [公式PV]

昔はよくカラオケでも歌ってたバンドでしたが久しぶりにドハマリした曲が現れた。
伸びやかで爽快感抜群のメロディ、そしてボーカルの気持ちいい歌いっぷり、
FLOWやSPYAIRなども含めてこういうバンドの曲を聴きたいし歌いたいと昔も今も思ってました。




第5位 Octaviagrace「Ready for a moments」 [公式PV]

美メロと美声を雨あられのごとく聴かせてくれる女性ボーカルバンド。
ハードロック・メタルシーンにいるが故に知名度が低いのが現状なのだろうか?
こういうバンドが日の目を見る時代がやってきて欲しい・・・「♪ここからがいいところ」であって欲しい。




第4位 Rani「××警告」 [公式PV]

惜しくも解散となったHysteric Lolitaのボーカルがソロデビュー。
てかなんで解散してしまったんだろう。メジャーデビュー直後のCyntiaと同じぐらい
期待できたガールズバンドだったはずなのに。ともあれソロデビュー曲も
上質なメロディアスハードロックで素晴らしい。この曲のキャッチコピーは
「同世代の若者に向けた“警告”とルールばかりの世の中への喝ともいえるメッセージ」
本当に同世代の若者がこういうアーティストを聴いて欲しいですよ。




第3位 空野青空「3×ザ・ライド」 [公式PV]

ユーロビートを中心に多彩な展開の面白さに加えて「♪3倍速く 3倍強く」といった歌詞が良い。
より速く、より強くなってやるんだ!と歌ってのける曲には
とことん惹かれるしパワーをもらえる。3×ザ・ライドということで3位に大抜擢。




第2位 PASSPO☆「すてんだっぷガールズ!~第1話 ダメダメ怪獣にご用心~」 [公式PV]

今作も歌唱が聴いていて気持ち良過ぎ、楽曲も愉快痛快、おまけにPVも面白くて
ガールズグループとして格の違いを感じられるはずだが・・・
PASSPO☆も典型的な「メジャーのマイナー」な気がする。当ブログでは初期の頃から
そんな歌手ばかり取り上げていた。メジャーのメジャーであって欲しいグループだが。




第1位 ベッド・イン「CO・CO・RO グラデーション」 [公式PV]

前述の通り、今月は結局のところはベッド・インの圧勝でした。
90年代ポップス風の楽曲の圧倒的なキャッチーさもさることながら、
90年代のアイドルでここまで歌唱力がズバ抜けて素晴らしい人っていなかったと思う。
もはや完全に進化形。PVを見ながら聴くとと益子寺かおりさん(左側)が
KIX・Sという90年代ガールズロックユニットのボーカルの浜口司さんに見えてしまう。
中尊寺まいさん(右側)はKIX・Sのギタリストの安宅美春さんに見える。
声質もルックスの雰囲気も似てる気がしてきて・・誰かこれに同意してくれる人はいませんか?
それぐらい歌いっぷりにも魅力を感じられるってことですよ。決してただの下ネタ要員じゃない。




(今月の次点)
・SONIC LOVER RECKLESS「PHOENIX」 [公式PV]
上木彩矢とmi-yaの2人により結成されたガールズロックユニット。
イントロや曲序盤の歌唱からして一発で魅力的だと感じられる。
なおmi-yaさんは「魂ノ歌」で当ブログ的にはすっかりおなじみの21gのギタリスト、
さらにはガールズメタルバンドのLOVEBITESのギタリストとしても活動中。
3組もバンドを掛け持ちとは・・・全部が中途半端な活動になってしまうのではと不安になる。
最も専念して欲しいのは21gですよ。SIAM SHADEと同じぐらいは売れて欲しいバンドだけに。
上木彩矢さんはソロ歌手中心に聴いてみたい気持ちもある。UROBOROSはどうなった?

・黒木渚「解放区への旅」 [公式PV]
カントリー風味が加わったアレンジに加えて歌詞にもスケール感がある。
よくぞ復活してくれたと声をかけたくなるような名曲を届けてくれた。

・ベイビーレイズJAPAN「僕らはここにいる」 [公式PV]
今月はどんだけアイドルの曲を入れてるんだとツッコまれそうだが
この曲も本当は10位以内に入れたかったんですよ。一体感と迫力が素晴らしくて、
YouTubeのコメント欄には風男塾みたいな歌だなと書かれてもよさそうな名曲だと
思ってしまいましたからね。今年4月度の1位曲みたいに。



2017年10月24日火曜日

[CDレビュー]  デーモン閣下「EXISTENCE」


デーモン閣下「EXISTENCE(初回生産限定盤)(DVD付)」
(2017/3/15)

1. 深山幻想記 序曲
2. ゴールはみえた  [公式PV]
3. Forest Of Rocks  [公式PV]
4. Just Being -ここにいる そこにいる-
5. Shibuya Scrambled Crossing
6. 地球へ道づれ!
7. てふのやうにまひ
8. 方舟の名はNoir
9. 深山幻想記 -能Rock-
10. Post Truth -青空が殺気立つ-
11. Stolen Face
12. Heavy Metal Strikes Back -血まみれの救世主たち-
お気に入り度:★★★★★★★★★☆ (9.5/10)




デーモン閣下の通算7枚目のオリジナルアルバム。
前作「MYTHOLOGY」からは5年ぶりのリリースとなるソロアルバムということで
当然のごとく作詞作曲ともに自作中心ながらも、海外のHR/HM系のバンドメンバーから
楽曲提供を受けたり、小説家や漫画家の方々を作詞に起用したりといった
ソロ作品ならではのコラボも実現、前作同様に多彩なアルバムとなりました。

まず1曲目には約1分半のインスト曲「深山幻想記 序曲」で始まり、
続く2曲目「ゴールはみえた」は序盤のアコースティック系サウンドから
徐々にロック色が強くなっていく曲で、夢に向かって走り行く姿を
カッコよく歌ってくれている。それだけにAメロの容赦ない血の仕打ちなどといった歌詞が
むしろ浮いてないかと思ったが、悪魔だからそういうフレーズも入れないとってことですね。

3曲目「Forest Of Rocks」は映画版仮面ライダー主題歌としてリリースされた
唯一のシングル曲。伸びやかなサビメロがたまらなくキャッチーで
閣下のハイトーンボイスも圧倒的、聴いていて最高に気持ちいいロックナンバー。
正義の味方の仮面ライダーの主題歌を悪魔が歌うという禁断のコラボなのはさておき
よくぞこの曲をアルバムにも収録してくれましたよ。

4曲目「Just Being -ここにいる そこにいる-」はデジタルポップ要素が強い曲で
これまた意外なアレンジだが、こういう曲でも閣下の歌声さえあれば
他には無い魅力を感じられる曲になるんですよね。ソロ作品ならではの面白さ。

5曲目「Shibuya Scrambled Crossing」は東京の街で生きる人々の姿を歌った
ミドルテンポのロックナンバー。上京物語と題していいような歌詞も良くて、
こんな曲も歌えるということをもっと広く知られてもいいはずなのに。

6曲目「地球へ道づれ!」はシンフォニックロック系の曲でありながらも
親に感謝はしなくていいが取引先には感謝しろなどといった歌詞が
ツッコミどころ満載。この曲の作詞は閣下ではなくテラフォーマーズ作者の貴家悠さん。
収録時間が約7分半と長いし歌詞も含めてくどく感じたのが惜しいところ。

7曲目「てふのやうにまひ」は疾走メタルサウンドにのせてプロボクサーの
モハメド・アリの生き様を歌った曲で、「蝶のように舞い、蜂のように刺す」
というアリさんのキャッチコピーがそのままサビの歌詞となっている。
何度倒されても、打ちのめされてもまた立ち上がってやるんだ!というメッセージには
最強に力をもらえる。これぞメタルの醍醐味、ラストのシャウトも圧巻、
今作の中でも最も聖飢魔Ⅱの曲に近いといえる曲で文句無しに一番のお気に入り。
この曲のおかげでこれからはアリさんといえば引越社じゃなくボクサーの方を思い出しそう。

8曲目「方舟の名はNoir」は4曲目以上に打ち込み中心のデジタルサウンド曲。
歌詞の世界観や編曲などに深遠な雰囲気を感じられるのはさすがとしか言えない。

9曲目「深山幻想記 -能Rock-」はタイトル通りの能とロックの融合曲。
和風プログレといってもいいような曲だが収録時間約10分半というのは
カップ麺のお湯を入れて3分すら待てないような自分にとっては長過ぎるんですよね。
実際に舞台を観ながら聴いたら全然印象が変わってくるのだろうが・・・

10曲目「Post Truth -青空が殺気立つ-」はミドルテンポのハードロックナンバーながら
青空をテーマにした曲でここまでシリアスで鋭くてカッコいい曲が
今まであっただろうか。こちらも文句無しの名曲。

11曲目「Stolen Face」はブラスバンドや口笛なども取り入れた賑やかな曲。
作詞を担当した羽田圭介さんは芥川賞作家でありながらも個人的には
ローカル路線バスの旅でしか見たことがないので、どことなくのんびりした
イメージしか無かったが、この曲はさすが作家といえるようなダークテイストの入った
質の高い歌詞を描いてくれている。これも人知れずバスの中で考えたのだろうか?

12曲目の「Heavy Metal Strikes Back -血まみれの救世主たち-」は
仮面ライダーGIRLSに提供した楽曲のセルフカバー。これを今回新たにやってくれたのが
何よりも嬉しかった。サビメロが仮面ライダーGIRLSバージョンとは
微妙に違う部分があったのが最初はあれっ?と思ったが、聴き込めば聴き込むほどに
むしろ閣下バージョンこそが正統派メタルだと感じられた。どちらも傑作なのは変わりない。
また仮面ライダーGIRLSに楽曲提供して欲しい。仮面ライダーGIRLSの最新アルバムが
こちらに書いた通りロックやメタルの要素が弱まってしまっただけに
もう一度Strikes Backをと思ってしまう。なんなら次はデュエット作品を聴いてみたい。

世間的にはすっかりTVタレントとしてのイメージが強いかもしれないが、
本業はあくまで悪魔で超実力派歌手だということが、この作品を聴けば分かるはず。
聖飢魔Ⅱを彷彿させるメタルナンバーから、ソロ時代から歌い始めた歌劇風の楽曲まで
多種多彩な魅力を発揮、これまでの集大成的な名作アルバムを届けてくれたが、
唯一閣下らしさが足りないと感じた点を挙げるならば、相撲要素が足りない。
前アルバムでは「雷電為右衛門」という歌い出しの時点から相撲を取ることを推奨する曲を
とっても楽しそうに歌っていたのが良かったのに。なお11月8日には早くも次のアルバムの
リリースが決定。何やら心を癒すなどというキャッチコピーが載っている上に
カバー曲も多く入るようで、今作とは全く違ったコンセプトの作品になりそう。
収録予定曲には千秋楽というタイトルの曲もあるみたいだがこちらは相撲曲でしょうか?