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2021年6月16日水曜日

[アルバムレビュー]  早乙女麗那「FULL THROTTLE」


早乙女麗那「FULL THROTTLE」
(2020/5/3)

1. SE
2. Fiy so High  [MV]
3. Lapis:iazuli(Remastered Ver.)  [MV]
4. BITTER
5. UN LIMITED(Remastered Ver.) 
6. HBS
7. SAVE
8. 恋時雨(Remastered Ver.) 
9. Campanula
10. Fluegel(Remastered Ver.)  [MV]
お気に入り度:★★★★★★★★★☆ (9.5/10)



早乙女麗那の2ndアルバム。鳥取出身Rock&sexyスタイルのモデルシンガーという
キャッチコピーを掲げて関西のアイドルライブを中心に活動する歌手の作品。
今年1月のGOLD RUSHをきっかけにライブを初めて体験した時には
そのあまりにも高い歌唱力に驚かされたのは記憶に新しい(レポはこちら)
さらにはMCも面白い、なんせ見ず知らずの人からブスと言われた話まで
笑いに変えるほどの女芸人魂を持った自称アニキということでずっと気になっていた、
そんな歌手のアルバム作品がSpotifyにあったということで今回聴いてみたのだが
そこで見たのが衝撃の数字。4月24日の時点で「今月のリスナー 0人」
ええええーーっ!?ありえない!!と思ってしまった。0人なんて史上初めて見たぞ・・・ あんなにも実力を感じられる歌手なのに信じられない。そんな今作をあらためて聴くと 楽曲の方もデジタルポップからロック系の曲まで充実しまくりで、 これぞ当ブログ的どストライク路線の、華のある音楽を届けてくれる歌手だった。 まずリード曲である実質1曲目の「Fiy so High」の憂鬱ぶっ飛ばしっぷりが最高。 Aメロの歌詞の通りに、暗いニュースも全て吹き飛ばすほどにとにかく明るい歌だ。 どこぞの一発屋裸芸人の方々よりも明るいよ。作詞も全曲自ら手掛けているそうで感心。 それ以降の楽曲も名曲揃い。5曲目「UN LIMITED」ではメタリックなギターが響く ハードロック色の強い曲にも真っ向勝負できるほどの歌唱がたまらない。 さらにユーロビートとロックを融合させた7曲目「SAVE」は今作一の大傑作。 サビで「♪世界を食べちゃう」と歌ってるのも似合い過ぎ。 おっきな口開けて何でも美味しくいただきそうなキャラだからなぁ。 「♪その歩み止めないで ゴーおおおおおーー」からの間奏のギターソロも最高。 ド派手で華やかでアガることこの上なしの神編曲と豪快な歌唱、 この曲2020年の時点で聴けていたらマジで年間ベストソングの1位候補だったぞ。 続く8曲目「恋時雨」は前回のGOLD RUSHでも絶賛した和風系楽曲で 切ないメロディと熱いギターサウンド、そして情感溢れる歌唱が素晴らしい。 今作を聴くと、もはや日本のアイドルシーンって世界一歌唱力や実力が正当に評価されない 音楽シーンなのではとすら思えてきた。なぜこんなにも不遇なのか。 これがアニソンシンガーの世界でデビューしていたらMay'nさんやTRUEさんみたいな 人気歌手になれたのではと思うし、はたまたネット音楽シーンなら、 はたまたバンドのボーカルなら・・・と思ってしまう。結局は売り方次第なんだろうなぁ。 ぜひこれからもGOLD RUSHなどのロックフェスに出て欲しい。以前にも書いた通りに いっそのことバンドを組むか、もしくはトーク力も持ち合わせてるだけに バラエティ番組が見つけてくれたらブレイクのきっかけになりそうなのに。 公式HPによるとびわ湖放送の番組には出演しているそうだが、放送エリアが狭い。 ともあれ本日の時点ではSpotifyの今月のリスナー数が5人に増えていたということで、 この記事をきっかけに、せめて100人いってくれないかなと思うんですけどね。

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