黒崎真音「 VERTICAL HORIZON (初回限定盤)」 (2013/4/10) 1. 生まれ出づる物語 (インスト) 2. UNDER/SHAFT 3. [Dreamed wolf] 4. 十鬼の絆 5. VERTICAL HORIZON 6. starry×ray 7. Dresser Girl... 8. Distrigger 9. 鳴り響いた鼓動の中で、僕は静寂を聴く 10. FRIDAY MIDNIGHT PARTY!! 11. Just believe. 12. 黎鳴-reimei- 13. story ~キミへの手紙~ お気に入り度:★★★★★★★★★☆ (9.5/10) ヲ嬢こと黒崎真音の2ndアルバム。先行シングルの時点で期待していた通りに、 今作はエモやメタルやシンフォニックの要素を取り入れたロックナンバーの数々を 軸に据えた、ハードかつドラマチックなアルバムとなりました。 歌詞についても勇ましいフレーズが多いと同時に、どの曲についても質が高く、 アニソン系アーティストのハイレベルさを存分に感じられる作品となっています。 アルバムオリジナル曲では、3曲目 [Dreamed wolf]が特に素晴らしい。 エモい雰囲気のイントロ~Bメロから、サビにて一気に疾走する展開は最高。 9曲目「FRIDAY MIDNIGHT PARTY!!」はライブを意識したパーティーチューンで 今作のロック系の曲の中では異色なぐらいに明るい曲ながらも、 それでいてズシズシと響く重厚サウンドは失われていないというのが良いです。 シングル曲ではやはり9曲目「鳴り響いた鼓動の中で、僕は静寂を聴く」が 最強のキラーチューン。まるで何かに追われるかのように迫りくる感覚がたまらない。 2曲目「UNDER/SHAFT」も聴けば聴くほどに編曲のひねくれっぷりが伝わってくる。 この曲は5~10回ぐらい聴くとより凄みを感じられる曲だと思いました。 中盤の6、7曲目には前作同様にデジタル系のポップスも収録されていますが こちらの出来も良い。7曲目「Dresser Girl...」のサビの「♪シュワシュワシュ」 というフレーズは1度聴いただけで耳に残るものがあります。 シリアスかつカッコいい系の曲が多い中で、箸休め的にこういう曲が入っているのは ロックしか歌わないなどといったような型にはハマらない、 アニソン系アーティストの良さでもあるといえるでしょう。 今作はアルバム全体を通して聴くことにより、1曲1曲がより一層生きているように 感じられたのがとても良かったです。シングル曲の「黎鳴-reimei-」は最初聴いた時は 良い曲ではあるけど最近のアニソンではありがちな感じの曲かなと思ってしまいましたが このアルバムの流れで聴いたら、こんなに素晴らしい曲だったのかと! さらには「Just believe.」もここまで美しいバラード曲だったのかといったように アルバムにて新たな発見をすることができたように感じられました。 これはもっと評価されて欲しい。今作にて彼女は、他のどのアニソン系歌手とも ロック系歌手とも違う、独自の色を持ったアーティストに成長したと思いました。 ライブだとより一層その魅力を感じることができる。熱いライブでした。 ということでこの後、ライブレポの方も書きたいと思います。
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2013年4月23日火曜日
[CDレビュー] 黒崎真音「VERTICAL HORIZON」
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2 件のコメント:
えむけーさんはご存知かもしれませんが、本作はオリコン初登場25位で売上枚数は約2800枚で2週目は50以内に入らず。
アルバムは出来は良いし、ワンマンライブを収録したBlu-rayまで付いているので、もっと売れても良いのにと思います。
ヲ嬢は歌唱力も個性もあるのでもっと注目されても良いアーティストですよね。
度々コメントしてすいません。
私と音楽の好みが近い人は本当に少ないので。
歌唱力はあるものの、個性という点では「黎鳴-reimei-」のような曲は
水樹奈々さんと印象がかぶってしまうかなと以前から思っていただけに、
ハードロック系の曲を軸に据えた今作は、前作以上に良かったと感じました。
これから人気が定着して欲しいことろですね。ちなみにBlu-rayはまだ持ってません・・・
ぜひこれからも遠慮せずにどんどんコメント書いて下さい。お待ちしております。
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