2月28日(日曜日)名古屋・今池3STARにて開催されたライブイベント 「SALTY DOG vs TRiDENT "東西 犬の乱"」に行ってきました。 2020年5月にガールズロックバンド革命から改名及びメンバーチェンジを経て復活を遂げた TRiDENTの主催による対バンツアーで、今回迎え入れたバンドがSALTY DOG。 この組み合わせ、実は2019年の当ブログの年間ベストソングの1位と2位の曲を 歌ったバンドということで(記事はこちら)まさに夢の競演を思いっきり楽しむはずが SALTY DOGの方は開催直前の時期になって公式SNSで思わぬ発表が・・・ 会場の今池3STARは昨年11月のカミツキとES-TRUSの対バンでも来たばかりで (レポはこちら)こんなにも短い周期でまた来てしまうとは縁がある。 やはりガールズ系のバンドの拠点でもあるということで、開演前のBGMでも CODE OF ZEROの「1337」などが流れてましたからね。今回は出ないにもかかわらず。 ・SALTY DOG [セットリスト] ・Meteor [MV] ・DANCE&SHOUT! [MV] ・ANTI-LIAR [MV] ・(新曲) ・LARME ・EMILIA [MV] ・崩壊する世界で [MV] ・Screams Within [MV] 先攻を務めるのは東の代表。まず前半3曲はアニラウドというキャッチコピー通りに 重厚な演奏にデジタル要素も加えた、アッパーで盛り上がり度抜群なサウンドを アニソンっぽくもあるキャッチーなメロディーに乗せて聴かせる。 目元をベールで隠したボーカルのSERAさんのハイトーンボイスもエモい。 やっぱりSALTY DOGって音楽的に大好きになる要素ばかりが詰まった最高のバンドだ。 Gacharic SpinやRAISE A SUILENと並ぶ全盛りバンドってことでいいですよ。 さらに4曲目には4月リリースのアルバムのリード曲となる新曲を披露。 そして後半はバラード曲3連発という展開に。それらの曲もドラマチックで 神秘性すら感じられるほど。SERAさんは孤高の歌姫と呼ぶにふさわしい美しさ。 ラストにはアカペラで「♪届け 届け この想い」と歌い始めてから 一気に加速する「Screams Within」。この爆発力ときたらやっぱ半端ない。 今回も素晴らしいライブだったが、唯一の心残りは当ブログ2019年第1位楽曲の 「EMBER LAST」が聴けなかったことだ。前アルバムのリード曲だったはずなのに。 そして4月7日には待望のニューアルバム「APOCALYPSE」がリリースされることになったが これがSALTY DOG最後のアルバムになるというまさかの発表が。 きっと改名してメジャーデビュー準備ってことだな、海外に同名のバンドもいるだけに、 そんな風に思いたかったのだが、その後にリーダーのTOMOYAさんからの 「悲しい決断」などといった言葉を聞くと、やはり解散してしまうのだろうか。 全ては次のライブツアーのファイナルで語られるとのことらしいが、 これほどまでに高い完成度を誇るバンドが、終わってしまうのはあまりにも勿体ない。 せっかくアニソンシンガーのMay'nさんと何度もコラボできるぐらいに メジャーアーティストとしての足掛かりも掴んでいたはずだったのに・・・ ・TRiDENT (ex.ガールズロックバンド革命) [セットリスト] ・JUST FIGHT [MV] ・Ambivalent [MV] ・SURVIVOR ・RIDE ON [MV] ・No Regret [MV] ・Continue [MV] ・CHANGE [MV] ・Re:ply 後攻を務めるのは西の代表。まずは第2章の革命の旗を掲げた新曲「JUST FIGHT」が。 曲名通りにファイティングスピリッツ溢れる新生TRiDENTらしい名曲。 ボーカル&ギターのASAKAさんのギャップ萌えの力強い歌声と演奏は健在だし、 さらにベーシストのSERINAさんは2曲目の「Ambivalent」に代表されるように スラップベースを操る場面も増えて、このバンドの新たな武器にもなると思えた。 そして今回個人的に最も注目していたのは新ドラマーのNAGISAさん。 いかんせん前ドラマーのJUNNAさんは若手No.1女性ドラマーと言ってもいいほどに 演奏パフォーマンスがスゴ過ぎただけに、それと比べられる運命にあるというのは 大変だろうなと思う。自らイバラの道を歩むことを決断したチャレンジャーは 後半にいくほどにハイペースな演奏を見せ、奮闘しているのが伝わってきた。 さらに新曲の「RIDE ON」はライブの素晴らしさを歌った曲だということで 今回聴けたのは嬉しかった。「♪いつでもここで待ってるから 遊びにおいでよ」 そうだここに帰って来られて良かった。さらに初期の傑作「No Regret」も披露。 サビの伸びやかな歌唱には両腕掲げてガッツポーズするぐらいに今回も最高だった。 そこからTRiDENTとしての第1弾楽曲の「Continue」に続く。 「♪負けてからが勝負の NEXT STAGE」本当にそうだなアスリート魂を感じられる最高の曲。 相変わらずあまりにも愚直で、暑苦しいほどに熱い曲ばかりで、 こういうバンドはプロの音楽関係者やラジオ局の方々や自称音楽通な方々などからは ちゃんと高評価してくれない傾向があるのではないかと心配になってしまうのだが、 それでも今のこの路線を貫き通して突き進んで欲しいと思う。 3月17日にはニューアルバム「ADVANCE GENERATION」もリリースということで楽しみ。 リード曲のMVは今回も英語のコメント満載、このような熱き魂を全面に押し出した ガールズ系バンドは海外の方が高評価してくれるのかなぁと思えてくる。 アンコールはMCのみでした。SALTY DOGの4人もステージに登場した後に 今回の対決の勝者を決めようということで、どっちが優勝か観客に拍手をしてもらうことに。 その結果はほぼ同じ。明らかに両方とも拍手してる人がたくさんいたぞ。 ちなみに自分もそうだから(笑)どっちも良過ぎなので決められない。 さらにこの両バンドは過去にもツーマンをやったことがあったそうで、 それを2回もやるのは珍しいという話が。ASAKAさんの呼びかけに対して SALTY DOGのメンバーの方々からも、また対バンしたいという言葉が出た時は えっ!?次はあるのか!?ぜひあって欲しい!と思った。 現体制のSALTY DOGというバンドは終わってしまうようだが、それこそTRiDENTのように 改名そしてメンバーチェンジという形になっても・・・と思ってしまうんですよね。
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2021年3月5日金曜日
[ライブレポ] SALTY DOG vs TRiDENT "東西 犬の乱"
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