ブログトップ


2020年11月6日金曜日

[ライブレポ]  カミツキ、ES-TRUS、unwave「カミツキ“Xgate“ RELEASE TOUR」

11月3日(火曜日・祝日)名古屋・今池3STARで開催された
「カミツキ“Xgate“ RELEASE TOUR ~FINAL SERIES~噛みついて神ついて」
に行ってきました。当ブログ的にはすっかりおなじみのカミツキとES-TRUSに
個人的初見となるunwaveを加えた計3組でのガールズ系対バンライブでした。

そして名古屋遠征はようやくこれが今年初めて。これまでライブ会場などにて
お会いした皆さんから、管理人は名古屋在住だと間違えられたことが
計3~4回あるというぐらい例年は何回も行ってたはずだったのに。
ちなみに遠征ではライブに加えて、ご当地グルメを食べるのが大きな楽しみ。
ということでこの日は台湾ラーメンの名店「ゆきちゃんラーメン」に行ってきました。 名古屋を代表するご当地グルメである、台湾ラーメンの数多くの店の中においても この店はとりわけ個性派であり、メニューの数も豊富。 スープはノーマルな醤油ベース以外に塩味や味噌味もあるということで この日は台湾みそを注文。挽き肉が鶏ミンチなのは大きな特徴なのに加えて、 炒めたにんにくと唐辛子がゴロゴロと入っているところは 同じく東海地方のご当地ラーメンの「ベトコンラーメン」にも近いと感じる。 スタミナ系ラーメンが好きな者ならばハマること確実のお気に入りラーメン。 これを食べてみると奈良の天理ラーメンの店もスタミナ塩味とか 味噌味を作ってみてもいいのにと思ってしまった。 ちなみに日曜日は定休日ということで、この祝日は営業してるのかどうかが 心配でしたが開いていて本当に良かったですね。夜12時までやってるのも良い。
以上、食レポはこれぐらいにしてライブレポの方に。 18時から翌朝まで最大料金300円という超お得なコインパーキングを 会場の南側の方で見つけたのでそこへ車を停めて、今回の会場となる 今池3STARへ。ここは実は初めて来ることになったライブハウスだが 中に入ると早速ES-TRUSやCODE OF ZEROなどのガールズシーンで活躍する バンドのポスターも貼られていたこともあり、初めて来た気がしない。 むしろホームグラウンドに戻ってきた気分。「SAVE OUR 3STAR」の ポスターを見て、あらためてまたここに帰ってきたいと思いましたよ。 たくさんの人達の思いが詰まったライブハウスへ。
・unwave (アンウェイヴ) ボーカルFRAM、ベースAyanoの女子2人組による 仙台発の音楽ユニット。公式サイトのキャッチコピーが >愛らしさの中に芯を持つキャッチーな歌声とメロディーを武器に、  2人の容姿からは想像出来ない骨太なロックサウンドとの融合は  ガールズユニットの枠に収まらない無限の可能性を秘めている という時点から期待していたが本当にその通りのユニットだった。 キュートなルックスと歌声を持ちながらも声量もあって歌唱力が高いのは さすが影響を受けた歌手にアニソンシンガーの名を多く挙げてるだけある。 楽曲の方もアニソンっぽくてカミツキと対バン張れるのも納得の出来。 当ブログでは何度も書いてる通り、東北出身や宮城県出身の歌手やバンドは 好きになることが多いですからね。例えば遠藤正明さんとか大友康平さんとか。 ということでunwaveも一躍これから楽しみにしたいユニットとなりましたね。 ・ES-TRUS 今年4月にリリースされた初のアルバム「True or Faise」(レビューはこちら)を 当ブログで絶賛したのも記憶に新しい、名古屋紅一点発情期的ロックバンド。 ようやくこの作品の収録曲を生で聴けるということで楽しみにしてました。 今回のカミツキのリリースツアーで大阪ではなく名古屋まで行ったのは このバンドのライブのためだと言っていい。 ちなみに大阪での対バン相手は82回目の終身刑だったのでそちらも当然ながら 行きたかったんですけどね。82刑も加えての4マンだったら尚最高だったのに。 まず1曲目にしてアルバムリード曲の「君がいて」からスタート。 そしてボーカルのkyokaさんによる、鬱憤を晴らしに来たんだという 魂のこもった言葉の後、2曲目の「NOT HATCH」からは一層盛り上がりまくる。 kyokaさんの歌唱は迫力抜群でありながらも、加えて歌詞がちゃんと聞き取れる。 この歌詞のメッセージも思わず今の心境と重ね合わせてしまうものがあって 心に響きまくった。共感しながら熱狂だ。「♪世界中が敵だ 真っ当な世界じゃない」 本当にそうだ。それでいて「♪苦しい時はここへ逃げ込め」という歌詞は まさに私達のライブに、ライブハウスに逃げ込めばいいと歌ってくれてるかのよう。 そこからノンストップで3曲目「Despair Refrain」、そして4曲目に 「iL MiO」と傑作楽曲を立て続けにもってきたのだからもう最高潮。 「Despair Refrain」ではまたまた曲序盤の名ゼリフをカットしたのかと 一瞬思いつつも勢いに持っていかれたから今回はまぁいいか。 MCではこうして多くの観客達の前でライブをやるのは3月以来だという話が。 今回が活動再開第1弾ライブだったのか。「負の感情も再開の喜びも全て ここに置いて帰って欲しい」というkyokaさんの言葉も印象に残った。 エモい感情をぶつけるバンドのボーカリストでありながらも、 キャラ的には明るいからそういった話も気分が暗くなることなく聞けてしまう。 ちなみにアニソン系アーティストに例えるならばES-TRUSはLiSAさん系で カミツキは藍井エイルさん系のバンドだと勝手に思ってたりする。 その後にはバラード曲の「媚愛」を挟んだ後、再びアッパーチューンの 「篝火」、そして最後にはゼロになれという言葉が印象的な曲だったが タイトルが分からない(汗)以前にもライブで聴いた記憶はあるのだが。 このラスト2曲の盛り上がりもすさまじかった。 楽器隊の演奏パフォーマンスもスゴいから間奏部分でも思いっきりノレる。 時には中腰になって沈み込みながら演奏したり左右に反転したりと 躍動しまくりで、バンドとしての一体感も抜群。 最後の挨拶の言葉が「ただいま」だったのも胸に響くものがあった。 これにはおかえりと返したい。ここに帰ってきてくれて嬉しい。 でもES-TRUSはこんな小さなライブハウスでの活動だけで終わるバンドではなく もっと大きなステージに立つべきバンドだと思う。今回あらためて、 ガールズボーカルバンドの天下を取っていいバンドだと思った。ここまで全身全霊で みんなと一緒に盛り上がれたライブはいつ以来だろうか。本当にありがとうと言いたい。 ファンの皆さんはほぼ男性ばかりでオールスタンディングにてやれたのも いつもの光景だったし、加えてES-TRUSのファンは若い人も結構いたというから 一層ノリが良かった。まだ100%まではいかないがようやく戻ってきたんだなと・・・ ・カミツキ トリを務めるのは本日の主催バンド。今年1月にリリースされた 最新ミニアルバム「Xgate」の収録曲を中心に披露してくれました。 以前までに計3回ライブを体験した中でずっと思っていたことは、 ボーカルのMIZUKIさんの歌唱はCD音源ではあれだけ上手いのに 生歌となるとうーん・・となる部分がいくつかあるのが気になっていた。 だが今回はこれまで観た中でもダントツで一番良かった。 文字通りに新たなゲートが開いた瞬間を目撃できたような気がした。 やはりライブ再開に懸ける熱い思いからかこれまで以上の気迫を感じられたし、 さらに和風ロックナンバーの「月華の奏」にてレーザービームのようなライトに 照らされながら舞うように歌う姿は華麗さ抜群で、この日トップクラスに 盛り上がれた。そして本編ラストとなった最新アルバムリード曲の 「DPS」の突破力には圧倒されるほどでこちらも期待以上。 最新アルバムの曲はライブ映えする曲が多くCDで聴く以上に良さを感じられた。 アンコールでは1stミニアルバムの収録曲から「Stranger」を 歌ったくれたのにも並々ならぬ決意表明を感じられた。 「♪どんなに険しいとしても もう逃げたりしないよ」 よくぞこうして逃げずに多くの観客達の目の前で振替公演をやってくれて 本当にありがとうと言いたい。元々楽曲の方は「Where to go」の時点から これがインディーズデビュー曲だとは思えないほどの超ハイクオリティで これならばアニソンでメジャー進出の日もすぐに来るのではと思ってた。 加えてライブパフォーマンスも良くなった今こそどうか飛躍を遂げて欲しい。 計3組、約2時間半の対バンライブ最高でした。お腹いっぱいになれた。ラーメン以上に。 ということで、長文記事を最後まで読んで頂きありがとうございました。

0 件のコメント: