abingdon boys school「 ABINGDON ROAD」 (2010/1/27) 1. STRENGTH. 2. PINEAPPLE ARMY 3. and I love... 4. JAP 5. 蒼焔 -SOUEN- feat.BASI,サッコン,FUNKYMIC from 韻シスト 6. 潮騒 7. From Dusk Till Dawn -INCH UP- 8. Siren 9. BLADE CHORD 10. キミノウタ 11. Sweetest Coma Again 12. Gold Eclipse(インスト) 13. Valkyrie -Lioleia Mix- 14. nocturne(インスト) お気に入り度:★★★★★★★★★☆ (9.5/10) 約2年半ぶりのアルバムリリースとなった、abingdon boys schoolの2ndアルバム。 全編に渡って、メタルの要素を存分に取り入れた、ヘヴィなロックサウンドを聴かせてくれます。 これにメロディの良さとキャッチーさ、ポップな一面を加えつつも、それでいて、 一筋縄ではいかないような曲の構成、展開美を感じる曲が多いというのが素晴らしいです。 シングル曲においても、曲の展開、間奏、コーラスの入れ方などが、 どれをとっても絶妙、素晴らしいセンスを感じる「JAP」、 イントロや間奏で鳴り響く尺八の音、これがロックやメタルと見事に融合した「BLADE CHORD」 などは特に素晴らしいです。 アルバム曲では、シンセの音と激しいギターサウンドがイントロから炸裂、 このイントロの時点で最高に気持ちが高ぶり、そしてサビでは疾走感抜群のサウンドと、 「どうして人は互いを傷つけあうの」「肌や瞳の色が違っても 命の重さはどれも同じだから」 という歌詞が、すごく胸を打つものがある「PINEAPPLE ARMY」、 メタル色の強いサウンドに、Aメロ、間奏、サビごとに表情を変える曲構成が見事な「Siren」、 デジタルな要素を取り入れたヘヴィロック「Valkyrie」などが特に好きです。 他にも、ラップを取り入れた曲やバラード曲もありと、曲の幅が本当に広く、 これに関しては前作よりもさらに幅が広がった気がします。 そしてもちろん、ボーカルの西川さんの歌唱力も全く衰えを知らない、素晴らしい歌声。 歌唱力もさることながら、声質がこのサウンドにすごく合っています。 だから聴いててとても爽快感を感じますね。 最近メジャーで売れている、ヘヴィなロックをやってるバンドの中では一番好きです。 こういうバンドが活躍できるメジャー音楽シーンなら、やはり捨てたもんじゃないなと思えますね。 T.M.Revolutionとの2足のわらじは大変かもしれませんが、 これからもぜひ、2年に1枚はアルバムを出して欲しいなと思います。
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2010年2月27日土曜日
[CDレビュー] abingdon boys school「ABINGDON ROAD」
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