田村直美「 Santih Santih Santih
」 (2016/9/21) 1. The future starts today 2. Against 3. Bhaja Mana 4. Stand and fight!! 5. Starting point 6. Gravity 7. NUDE 8. Santih Santih Santih 9. Fireworks 10. Wonderland お気に入り度:★★★★★★★★ (8/10) 田村直美の通算10枚目のオリジナルアルバム。 新曲のリリースは2012年のアニメタイアップコレクション&カバーアルバム 「リスペクト フォー アニソン」(レビューはこちら)以来約5年ぶり、 さらに完全オリジナルのアルバム作品は2008年にリリースされた 「Rockfield willow」以来約8年ぶりというからまさに待望の新作。 5年前の時点では本格的にアニソン系アーティスト路線に転向するのかと思いきや 今作は全曲タイアップ無し。これはむしろ残念だと思う気持ちの方が強い。 なぜならこれほどまでの曲を多くの人に知られる機会が無いなんてもったいないと 思わずにはいられないような大傑作曲があっただけに・・・ まず1曲目「The future starts today」はブルージーな雰囲気漂う、 これぞ平成オールドロックとでも呼びたくなるような曲。 いかにも今風な若手バンドがやるギターロックよりもこういう曲の方が 好きだというとおっさん扱いされるのだろうか?ともあれ名曲には違いない。 2曲目「Against」は大冒険へと旅立つかのようなスケール感と開放感に満ちた アッパーチューンで、サビで突き抜けるハイトーンボイスも素晴らしい。 持ち前の高い歌唱力が存分に生きている。実年齢より30歳ぐらい若い曲に聴こえる。 3曲目「Bhaja Mana」は今年6月に開催されたGacharic Spinとの対バンで コラボ曲として披露された楽曲(当時のライブレポはこちら) ラテンテイストの加わったバンドサウンドにはゴージャスさを感じられる上に 「♪女に生まれた幸せ」などといった歌詞がこれまた90年代ガールズロックっぽくて 何だかとても懐かしくて笑ってしまいそうになった。 今の時代ならばこんな雰囲気の楽曲はベッド・インぐらいしか歌わなさそうだ。 そして5曲目「Starting point」、これは田村直美史上最高傑作ではないかとまで思った。 この記事の一番下にあるアルバムダイジェストの3分50秒地点から試聴した その瞬間から傑作を確信した。圧倒的にキャッチーなメロディに抜群の歌唱力、 とにかく豪快そのもので、それに加えて歌詞もカッコ良過ぎ。 「♪飛び越えるイメージは完成 わき上がれ歓声」なんてまるで ヒーローが降臨したかのようなアニソン系のロックみたいで、 むしろなぜこの曲にアニメタイアップが無いんだ!?とすら思ってしまった。 間奏のギターソロもこれまたメタリックで最高。こういう曲調の楽曲をもっと聴きたかった。 6曲目「Gravity」はまるで星空のような深遠さを感じるバラード曲。 音の数が少なめな分、楽器のメロディの一つ一つが聴けば聴くほどに響いてくる。 続く7~8曲目辺りは大人のロックといったところか?そしてラストナンバーとなった 10曲目「Wonderland」は「♪止まらない未来を目指して」と自身の代表曲 「ゆずれない願い」のサビをコーラスに加えてきたところが印象的。 今でもこんなに上手い歌を聴かせてくれていて、その上に多彩な楽曲を 自ら作り続けているというのだから、なぜもっと話題にならないのかと思う。 このアルバムの存在が幅広く知られていないことが残念でならない。そういう自分も Gacharic Spinとの対バンが無ければ今作を聴く機会は一生無かったかもしれない。 やっぱりGacharic Spinとその周辺のガールズロック(アイドル系のロック含む)を 追いかけ続けていれば間違いないと思ったのはさておき、決して過去の人なんかじゃない、 アラフィフガールズロック歌手となってもパワーはまだまだ健在、 昨年のNAONのYAONで共演を果たしたSHOW-YAのババアメタルにも余裕で対抗できるほどの 作品が聴けたのは嬉しかった。ライブでも「Starting point」が聴きたかったですよ。
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2017年7月22日土曜日
[CDレビュー] 田村直美「Santih Santih Santih」
2017年6月15日木曜日
[ライブレポ] Gacharic Spin、田村直美「な・な・なんと7日間!!!!!!!~名古屋編~」
6月2日(金曜日)名古屋・ell.FITSALLで開催された、Gacharic Spinの主催により 計7日間連続で行われる2マンライブ「な・な・なんと7日間!!!!!!!~名古屋編~」 に行ってきました。対バンのメンバーはこちらの7組。 5/28(日) THEイナズマ戦隊 5/29(月) SAKANAMON 5/30(火) SEX MACHINEGUNS 5/31(水) The Winking Owl 6/01(木) LUNKHEAD 6/02(金) 田村直美《Key:DIE / Gt:MOTO / Ba:FIRE / Dr:CHERRY》 6/03(土) ベイビーレイズJAPAN THEイナズマ戦隊やSEX MACHINEGUNSなどと対バンするとは最高だし 相変わらずGacharic Spinについていけば間違いないと実感できるメンバー揃いなだけに できることならば全部行きたかった。 最終日のベイビーレイズJAPANとの対バンはチケットが即完売でしたが・・・ そんな中で唯一行けることになったのが金曜日の田村直美さんとの2マンライブでした。 ・田村直美 1987年にPEARLのボーカルとしてメジャーデビュー、 ソロ歌手転向後は「ゆずれない願い」が大ヒットして紅白歌合戦にも出場。 90年代のガールズロックシーンを語る上では欠かせない歌手の1人。 昨年のNAONのYAONで初めてライブステージを観た時には あまりの歌の上手さに圧倒されたのが記憶に新しいですが(レポはこちら) この日も曲の開始前に楽器隊の演奏にのせて「♪あーーーー」と軽く歌うだけで モノが違うと感じさせられる。声量も声の伸びも抜群。だがその一方でMCは 何とも気さくなおばちゃんお方だなといった感じでとても親しみやすかった。 MCでしゃべっていくとしゃべり過ぎて時間オーバーしてしまいそうだから その時は巻いてのサインを出してと観客たちにお願いしていたのには笑ってしまいました。 ちなみに昨日はこの会場にてGacharic Spinのライブを観ていたそうで、 これだけ連続でライブをやるとそろそろくたばってくる頃かと思いきや 全くもって元気だったという話にはガチャピンのスゴさをあらためて感じた。 なおGacharic SpinのリーダーのKOGAさんとは同じ名古屋出身、 そしてこの名古屋E.L.L.から東京に旅立ったという共通点があるとのことで、 ライブハウスのスタッフにも感謝の言葉を述べていたのが印象的でした。 セットリストはまず前半はソロデビューアルバムから「永遠の一秒」、 代表曲の「ゆずれない願い」、さらには洋楽カバー曲などを披露。 中盤にはMCにてGacharic Spinのグッズの1つである、光る手袋をもらったと 紹介した後に、9月リリースのニューアルバムに収録されている新曲を Gacharic Spinのオレオ様とまいちゃんをダンサーに加えて披露するという 対バンライブならではのコラボステージも見せてくれました。ノリの良い曲で 光る手袋を使ったダンスも楽しくて、一緒に振り付けをマネしたくなった。 そして今回のセトリで一番意外だったのは、第2期PEARLの曲をやってくれたこと。 バラード曲の「虚ろなリアル」、さらにラストナンバーでは「有名人」と 計2曲も披露してくれました。だが個人的には今回のライブで聴きたいと思ってた曲が 軒並みセトリから外れていたのが惜しかった・・・ 第2期PEARLの曲ならば「ジェラシーに気をつけろ」が代表曲だと思うし一番聴きたかった。 バラード曲ならば「光と影を抱きしめたまま」が一番の傑作だと思うし ソロデビューアルバムからだと「自由の橋」、その他90年代のシングル曲なら 「BLOOD, SWEAT & GUTS」「Touch me」「地上に舞い降りた天使達」、 さらに2010年代の曲ならば「命のうたが聞こえる」など 他に聴きたかった曲がいっぱいあったんですよね。ただ昨年9月にニューアルバム 「Santih Santih Santih」がリリースされてたというのはチェックできてなかった・・ なのでこれを機にまたあらためて聴いてみたいところ。 これだけの歌唱力健在でライブハウスにて現役バリバリで活躍されているだけに 女性ロックシンガーとして今こそもっと再評価されてもいいはずなのに。 2~3年前からの浜田麻里さんなどと同じようにFNS歌謡祭などの歌番組や サマソニなどの大型音楽フェスに呼ばれてもいいはずなのにと思ってしまう。 いざ生歌聴いたらビックリする人続出だろうなぁ。さらなる活躍を期待したいです。 ・Gacharic Spin 本日の主役登場。今回の「な・な・なんと7日間!!!!!!!~名古屋編~」では セットリストが以下の企画に基づいて構成されることに。 5/28(日) <MCなしのノンストップDAY!!> 5/29(月) <シングルDAY!!> 5/30(火) <ガチャっとBEST [G]DAY!!> 5/31(水) <ガチャっとBEST [S]DAY!!> 6/01(木) <MUSIC BATTLER&KAKUHEN DAY!!> 6/02(金) <リクエストTOP10DAY!!> 6/03(土) <ファイナルは集大成ライブ!みんなでブチ上がろうーーー!> この日はリクエストTOP10DAY。ガチャマン&ピン子からの人気投票により選ばれた 上位10曲をカウントダウン形式で披露するという企画でした。 約80曲の中から果たしてどの曲がベスト10入りしたのでしょうか? なお当ブログ管理人が選ぶGacharic Spinの曲マイベスト10はこちらでした。 1.JUICY BEATS [公式PV] 2.More Power 3.ヌーディリズム [公式PV] 4.Lock On!! [公式PV] 5.爆弾娘(ボンバーガール) 6.雪泣く ~setsunaku~ メロディー [公式PV] 7.MUSIC BATTLER [公式PV] 8.デジタルフィクション 9.夢喰いザメ 10.NEXT STAGE [公式PV] いつものことながらガチャピンの曲で一番大好きな曲はと聞かれると 「JUICY BEATS」か「More Power」かで迷ってしまう。 どちらもこの日のリクエストの10位以内に入る可能性は高いと思ってました。 ライブでも定番曲なだけに。前者は光る手袋登場曲で後者は熱血旗登場曲。 さらにはインディーズデビュー曲の「Lock On!!」は確実に10位以内に入ると予想。 2012年の当ブログ年間No.1楽曲「ヌーディリズム」は入るかどうか微妙なライン。 「デジタルフィクション」は2015年の曲ながらも初期を彷彿させるシリアス路線で 歌詞も含めて最高にカッコいい曲なので入って欲しいが、こちらは正直厳しいかなぁ。 あと個人的にはこちらの記事に書いた通り最高評価しているにもかかわらず、 メンバーやガチャマン&ピン子からは過少評価されてるとしか思えない曲は 「雪泣く ~setsunaku~ メロディー」。私が今まで行ったライブでは 未だにこの曲をバンドセットにてフルで聴けていない。 なのでぜひ聴いてみたいのだが・・・季節的にも入りそうにはないのだろうか。 ここで挙げてない曲で10位以内に入りそうなのはライブ定番曲の「ハンティングサマー」 さらに穴候補を挙げるならばライブ限定カバー曲の「Im' Sexy」あたりかな? こうして事前に予想をするだけでも楽しいですね。 まずはいつもの登場曲と共にGacharic Spinの皆さんがステージに登場。 ファンファーレが鳴り響いた後に、第10位の発表。 第10位 今を生きてる~2013年 春~ 2013年リリースの1stフルアルバム「Delicious」のリード曲が10位にランクイン。 爽快感駆け抜けるピアノロックナンバー。ちなみにこの曲は Gacharic Spinを知るきっかけとなったサブコンのランキングでも 第10位にランクイン経験があり(参照)現時点で唯一のベスト10入り曲。何という偶然だ。 第9位 常識デストロイヤー 2015年リリースのメジャー1stアルバム「MUSIC BATTLER」の収録曲がランクイン。 メジャーデビュー前後のガチャピンらしい必死の決意表明が詰まった曲。 ライブではガチャガチャダンサーズの2人が、銀行強盗がかぶるような 目出し帽をつけてのダンスパフォーマンスを見せる曲としてもおなじみ。 この日はねんねちゃんが耳の不調によりお休みのため、オレオ様がダンサーに加わり 白地に赤のラインが入った目出し帽をかぶって2人でダンスを披露。 まいちゃんはまるでウルトラマンみたいでカッコよかったですね。 その一方でオレオ様はオバケのQ太郎みたいだった。かぶってない方がセクシーだ。 第8位 WINNER ハイレベルな演奏に合わせてダンサーのまいちゃんとガチャマンピン子が その場で5分間走る走る! 最後にゴールテープが用意されて今回も見事ゴール。 MCではリーダーのKOGAさんが、田村直美さんとのコラボステージの前に バンドメンバーの先輩方の皆さんに光る手袋を紹介するも、 その時にはな兄さんが「1200円です」と言ってしまい 先輩ミュージシャン達にグッズに売りつけようとしたことを告発。 これにはメンバー内からブーイングが沸き起こり、それに対してはな兄さんは いくらかと聞かれたから1200円と答えただけだと必死の釈明(笑) やっぱりアーティスト同士ではグッズやCDはタダで交換するのが普通なのだろうか? だとしたらいいなぁって思ってしまう。そんな話に続いて第7位の発表。 第7位 MUSIC BATTLER メジャー1stアルバムのリードトラックが納得のランクイン。 ギターにベースにキーボードにと次から次へ凄腕バカテク演奏連発、 それでいてキャッチーかつヒーローソングみたいだからもう最高の曲。 第6位 TAMASHII 2015年リリースのシングル「Don't Let Me Down」のC/W曲がランクイン。 これは意外なところから来たなと思ったが、熱血っぷり全開の歌詞と演奏を聴けば そりゃ隠れた人気曲になるよなというのが分かる。 第5位 Lock On!! 2010年リリース、記念すべきインディーズデビューシングル曲。 イントロが神な曲を挙げるならばこの曲はm.o.v.e「DOGFIGHT」などと並んで 真っ先に思い浮かぶ。ベースソロからデジロックチューンへと突入する瞬間に 頭グルングルンのトランス状態になる。これぞ興奮度MAX。 第4位 BROKEN LOVER 2010年リリースのシングル「雪泣く ~setsunaku~ メロディー」のC/W曲で ガチャピンの曲の中でもとりわけハードロック・メタル色の強い曲。 ライブだとそりゃ盛り上がりまくる。サビで最前列に人が押し寄せる。 続くMCではリーダーのKOGAさんから、Gacharic Spinの曲はバラード曲や ミドルテンポ曲もあるにもかかわらず、ここのガチャマン&ピン子の皆さんは 激しい曲ばっかりリクエストしてくるから演奏が大変だという本音がこぼれ、 さらに「WINNER」を3曲目にやると決まった時はランナーのまいちゃんが 露骨にしんどそうな顔をしたという裏話が(笑) やっぱりみんな揃ってアップテンポ曲ばかりリクエストしたのか! つくづくファンも含めて自分と一緒の趣向の人達が会場に集まったんだなと・・・ そしてついにベスト3の発表。 果たして何が来るのか、いよいよ「JUICY BEATS」か? それとも「More Power」か?と注目の中で発表された第3位の曲は・・・ 第3位 ニコリン星の通勤ラッシュ いやいやこれは意外過ぎる! 最新アルバム「確率変動-KAKUHEN-」の ボーナストラックに収録されたTOMO-ZOさんのギター演奏メインのインスト曲が まさかのランクイン。お供-ZOの皆さんの組織票が炸裂したとしか思えない。 だがそれでもハイレベルなギター演奏を満天のニコニコ顔で披露する TOMO-ZOさんの姿を拝めば細かい順位なんてのはどうでもよくなるのです。 第2位 ダンガンビート 2014年リリースのインディーズ2ndアルバム「WINNER」から タオル回し曲が2位にランクイン。そしてなんとこの日は曲後半のサビにて オレオ様が頭の付け毛を取ってグルグル回し始めるというパフォーマンスを披露、 これにはビックリさせられた。そもそも髪の毛が付け毛だったとは気づかなかった。 ショートヘアーになったオレオ様も良いものですね。こちらの方が素に近い? 第1位 赤裸ライアー 記念すべき1位となったのは2015年リリースのメジャーデビューシングル曲。 そうだこれがあった。そりゃこの曲が1位というのは納得だ。 サザンの桑田佳祐さんの年間マイベストでも12位ぐらいに挙げられてた曲でしたし。 イントロからセンス満点、ベースの演奏が際立つデジロックという Gacharic Spinならではの魅力が詰まった曲で、代表曲といってもいい。 アンコールでは第11位の曲をやるということで披露されたのは「L.I.B」。 これまた意外過ぎる!インディーズ2ndシングルのC/W曲が入るとは。 初期のガチャピンらしさが現れたセクシーダイナマイトチューン。 センターに立って踊りながら歌うオレオ様が期待通りセクシーでいいものが見られた。 しかし光る手袋曲の「JUICY BEATS」に熱血旗曲の「More Power」と ライブでも定番の曲がどちらもランク外に終わったというのは意外や意外・・・ マイベスト10に挙げた曲は終わってみれば2曲しか入りませんでしたが、 それでも不満とかは全く感じなかった。なぜならこの日披露された曲は どれもこれも納得の傑作曲ばかりだったから。そりゃ10曲では到底収まりきらない。 2017年も約半年が過ぎ、ここまで様々なジャンルの歌手やバンドのライブに行きましたが、 やっぱりGacharic Spinこそが至高だ。帰る場所はここだと実感できた。 これからもワンマンはもちろんとして対バンライブにも行き続けたいです。 いつか対バン形式で47都道府県ツアーをやってくれるはずだと信じてるんですけどね。 これだけライブ命のバンドにもかかわらず、奈良ネバーランドにはまだ1回も 来たことが無いってのは寂しいですよ。同じガールズバンドでもAldiousは 2回目の奈良ネバーランドライブが決まったというのに。 Gacharic Spinならば47都道府県の計70箇所ぐらいでライブツアーを開催して 「な・な・なんと70会場!!!!!!!」とかやってくれても全く驚かないですから(笑)
2016年6月21日火曜日
[ライブレポ] NAONのYAON 2016(中村あゆみ、相川七瀬、田村直美)
(前記事はこちら) ・中村あゆみ [セットリスト] ・翼の折れたエンジェル ・ちょっとやそっとじゃCan't Get Love ・熱くなれ(中村あゆみ×Mary’s Blood) 1985年に「翼の折れたエンジェル」が大ヒット、ハスキーボイスが魅力のシンガー。 1曲目にいきなり代表曲を歌ってくれました。この曲を楽しみにしてただけに嬉しい。 コーラスに椎菜さんとモリユイさんを迎え、トリオで歌うという形に。 その中でもやはり中村あゆみさんのハスキーな歌声は別格。曲終盤のソロパートの 「♪もし俺がヒーローだったなら 悲しみを近づけやしないのに」 ここの歌唱が最高にカッコ良かった。個人的には全部ソロで良かったのだが・・・ 2曲目には、かつて化粧品のCMソングとしてオンエアされていたという 「ちょっとやそっとじゃCan't Get Love」。全く初めて聴いた曲でした。 コーラスには元女子サッカー選手兼歌手の石田ミホコさんが参加。 この歌手も同じくハスキーボイスが魅力で以前から注目していたんですよね。 そして3曲目には、オリンピックイヤーを迎えた今年の目玉企画である NHKオリンピック中継テーマ曲のコラボ企画がついに開幕。 まずは1996年・アトランタオリンピックの中継テーマ曲である 大黒摩季さんの「熱くなれ」をMary’s Bloodとのコラボで歌うことに。 EYEさんと中村あゆみさんのデュエットときたらそりゃもう迫力満点、文句無し! 終了後のトークでは、あゆみさんが注目しているオリンピック競技は 競歩だという話が。確かにプレースタイルが独特なので目立ちますよね。 さらにMary’s BloodのボーカルのEYEさんの歌唱力を絶賛。 「熱くなれ」の「♪Changing here wa go!」が素晴らしいということで、 再びEYEさんがアカペラでその部分を歌うことに。 このキレ味抜群のハイトーンはスゴかった!原曲キーでこれだけ歌える人は滅多にいないはず。 ・相川七瀬 [セットリスト] ・夢見る少女じゃいられない ・トラブルメイカー ・風が吹いている(相川七瀬×岡本真夜×Cyntia) 1990年代に「夢見る少女じゃいられない」「恋心」など数多くのヒット曲を連発、 ガールズロックの歴史を語る上では外せない歌手の1人。 こちらもまた1曲目に代表曲を歌ってくれました。声の出し方はさすがの迫力! ただロングトーンが現状あまり出ていないのは気になってしまった。 2曲目でサビの「♪トラブルメイカーーー!」という部分を客席に振ったのには 拍子抜けというか・・・この部分こそが一番の聴かせどころなはずなのに。 ラストナンバーには2012年のロンドンオリンピック中継テーマ曲、 いきものがかり「風が吹いている」を岡本真夜&Cyntiaとのコラボで歌うことに。 歌う前には「ジャンルがバラバラだけど大丈夫?」という一言もありましたが、 良かったですよ。ただこのメンバーの中だと真夜さんの声は埋もれがちだったかな? CyntiaのボーカルのSAKIさんの声が一番響いてました。贔屓目抜きにしても。 ・田村直美 [セットリスト] ・ゆずれない願い ・永遠の一秒 ・Heart and soul(田村直美×Zwei) 1987年にPEARLのボーカリストとしてデビュー、ソロ転向後は「ゆずれない願い」が大ヒット。 こちらもまた90年代のガールズロックを代表する歌手の1人であり、 なおかつ私が子供の頃から好きだった女性歌手の1人。まさか生で観られる日が来るとは! バンドメンバーにはGacharic Spinからドラムではな兄さん、キーボードでオレオ様が参加。 こんな夢のコラボが実現するとは感激。NAONのYAONに来て本当に良かった。 1曲目に早速最も聴きたかった「ゆずれない願い」が。 あまりの歌の上手さに圧倒された。ハイトーンもロングトーンも聴いていて最高に気持ちいい。 後半に登場したベテラン勢の歌手の中では一番でしょう!事前の大きな期待をも超える程だった。 続く2曲目の前のMCでは、知人から「ポップスには行くな、ハードロックを歌い続けて欲しい」 と言われたという話が。よし、アニソンはOKということだな(レビューはこちら) 3曲目には、1988年のソウルオリンピック中継テーマ曲である、 浜田麻里さんの「Heart and Soul」をZweiとのコラボで歌うことに。 どちらも歌上手過ぎ。この2組の歌が聴けただけで、 チケット代7560円払ってはるばる東京まで来て良かったと思えました。 欲を言えば麻里さんご本人もシークレットゲストで出演して欲しかったですけどね。 花束は会場に届けられていただけに・・・今後共演があるならばぜひ見てみたい! (続く)
2012年11月13日火曜日
[CDレビュー] 田村直美「リスペクト フォー アニソン」
田村直美「 リスペクト フォー アニソン
」 (2012/7/11) 1. 残酷な天使のテーゼ 2. ゆずれない願い 3. Ready Go! 4. ルパン三世のテーマ 5. CHA-LA HEAD-CHA-LA 6. All You Need is Love 7. Shangri-La 8. 揺らぐことない愛 9. INVOKE 10. Realize 11. 命のうたが聞こえる 12. 光と影を抱きしめたまま 13. ゲゲゲの鬼太郎 お気に入り度:★★★★★★★★ (8/10) 田村直美によるアニソン系企画アルバム。 まず収録曲の中の計7曲(2、3、6、8、10、11、12曲目)は 自身が歌ったオリジナルのアニメタイアップ曲となっており、 残る6曲がアニソンカバー曲という内容の作品構成になっています。 もともと田村直美さんといえば、元PEARLというロックバンドの ボーカリストであり、そして同時に、私が音楽を聴き始めた最初の頃に 好きになった歌手の1人。そんな彼女の代表曲である「ゆずれない願い」は 今聴くとアレンジ面にはやや時代を感じますが、 それでもサビの開放感と歌声のパワーはさすがだと思わせるものがある。 さらに、もう一つの代表曲ともいえる「光と影を抱きしめたまま」は 今聴いても古さを感じさせないぐらいの名バラード。 90年代のこの系統の音楽が好きだった人にとっては、 きっと懐かしい気持ちにさせてくれること間違いなしでしょう。 それ以外の曲でも、特にオリジナル曲においては彼女の伸びやかな歌唱を 存分に味わうことができる。その中でも個人的に特にハマったのは、 最新曲であり、これぞ2010年代型に進化したといえるような ハードなロックナンバーを聴かせてくれる「命のうたが聞こえる」でした。 しかし、計6曲収録されているカバー曲については、 この作品を聴く前においては当然のように、彼女の音楽的なルーツである ロックなカバーを期待して聴いたのですが、いざフタを開けてみれば、 まず「残酷な天使のテーゼ」や「INVOKE」では やたらシンフォニックなアレンジとなっているのに驚き。 さらに「ルパン三世のテーマ」では、シンセの音が鳴り響く テクノポップ系なアレンジと、「♪ダバダバダー」という コーラス部分がばかり印象に残ってしまったり、 さらに「Shangri-La」ではさぁサビだ一気に爆発だというところで 肩透かしを食らったかのようなアレンジがあったり、 そして極めつけは、最もハードなロックを期待していた 「CHA-LA HEAD-CHA-LA」が、まるで初期m.o.v.eのような 疾走系デジタルサウンドになってたりというような内容。 これは本人の音楽性とも違い、だからといって原曲に近いアレンジでも ないという内容のカバー曲ばかり。これって誰得なアレンジなのかと!? そんな中で、最も原曲に忠実だったと感じたカバー曲はラスト曲の「ゲゲゲの鬼太郎」。 なぜか曲の最後の方がラテンっぽくなっている以外は忠実でした。 それにしても、かつてロックバンド・PEARLのボーカリストとして 「♪ジェラシーに火をつけろ!」などといった曲を鋭くカッコ良く歌っていた あの田村直美さんが、2010年代では「♪ゲ ゲ ゲゲゲのゲ~」などと 歌っているだなんて、こんな姿は十数年前からは想像すらつかなかった! ちなみに「ゲゲゲの鬼太郎」という曲はかつて聖飢魔Ⅱもカバーしましたが こちらのカバーの方は疾走感・迫力ともに満点のメタルアレンジとなってあり、 それと聴き比べるとますます彼女のゲゲゲの鬼太郎は、 ある意味とんでもない迷曲かもしれないと思うばかり。 でも結果的に一番印象に残ってしまったのでこれが私的ベストカバーってことでいいです! しかしそれでもこの作品は、彼女の歴代のオリジナル曲のアニソンが この1枚のアルバムにて全て聴くことができ、 さらにはボーカリストとしての実力はオリジナル・カバーを問わず 終始存分に感じることができるので、それだけでも十分な価値のある作品。 ガールズロックファンにもアニソンファンにも それぞれに何かしらの聴き応えを感じることができるでしょう。
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