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2017年6月15日木曜日

[ライブレポ]  Gacharic Spin、田村直美「な・な・なんと7日間!!!!!!!~名古屋編~」

6月2日(金曜日)名古屋・ell.FITSALLで開催された、Gacharic Spinの主催により
計7日間連続で行われる2マンライブ「な・な・なんと7日間!!!!!!!~名古屋編~」
に行ってきました。対バンのメンバーはこちらの7組。

5/28(日) THEイナズマ戦隊 
5/29(月) SAKANAMON 
5/30(火) SEX MACHINEGUNS 
5/31(水) The Winking Owl 
6/01(木) LUNKHEAD 
6/02(金) 田村直美《Key:DIE / Gt:MOTO / Ba:FIRE / Dr:CHERRY》 
6/03(土) ベイビーレイズJAPAN 


THEイナズマ戦隊やSEX MACHINEGUNSなどと対バンするとは最高だし
相変わらずGacharic Spinについていけば間違いないと実感できるメンバー揃いなだけに
できることならば全部行きたかった。
最終日のベイビーレイズJAPANとの対バンはチケットが即完売でしたが・・・
そんな中で唯一行けることになったのが金曜日の田村直美さんとの2マンライブでした。




・田村直美

1987年にPEARLのボーカルとしてメジャーデビュー、
ソロ歌手転向後は「ゆずれない願い」が大ヒットして紅白歌合戦にも出場。
90年代のガールズロックシーンを語る上では欠かせない歌手の1人。
昨年のNAONのYAONで初めてライブステージを観た時には
あまりの歌の上手さに圧倒されたのが記憶に新しいですが(レポはこちら)
この日も曲の開始前に楽器隊の演奏にのせて「♪あーーーー」と軽く歌うだけで
モノが違うと感じさせられる。声量も声の伸びも抜群。だがその一方でMCは
何とも気さくなおばちゃんお方だなといった感じでとても親しみやすかった。
MCでしゃべっていくとしゃべり過ぎて時間オーバーしてしまいそうだから
その時は巻いてのサインを出してと観客たちにお願いしていたのには笑ってしまいました。
ちなみに昨日はこの会場にてGacharic Spinのライブを観ていたそうで、
これだけ連続でライブをやるとそろそろくたばってくる頃かと思いきや
全くもって元気だったという話にはガチャピンのスゴさをあらためて感じた。
なおGacharic SpinのリーダーのKOGAさんとは同じ名古屋出身、
そしてこの名古屋E.L.L.から東京に旅立ったという共通点があるとのことで、
ライブハウスのスタッフにも感謝の言葉を述べていたのが印象的でした。

セットリストはまず前半はソロデビューアルバムから「永遠の一秒」、
代表曲の「ゆずれない願い」、さらには洋楽カバー曲などを披露。
中盤にはMCにてGacharic Spinのグッズの1つである、光る手袋をもらったと
紹介した後に、9月リリースのニューアルバムに収録されている新曲を
Gacharic Spinのオレオ様とまいちゃんをダンサーに加えて披露するという
対バンライブならではのコラボステージも見せてくれました。ノリの良い曲で
光る手袋を使ったダンスも楽しくて、一緒に振り付けをマネしたくなった。
そして今回のセトリで一番意外だったのは、第2期PEARLの曲をやってくれたこと。
バラード曲の「虚ろなリアル」、さらにラストナンバーでは「有名人」と
計2曲も披露してくれました。だが個人的には今回のライブで聴きたいと思ってた曲が
軒並みセトリから外れていたのが惜しかった・・・
第2期PEARLの曲ならば「ジェラシーに気をつけろ」が代表曲だと思うし一番聴きたかった。
バラード曲ならば「光と影を抱きしめたまま」が一番の傑作だと思うし
ソロデビューアルバムからだと「自由の橋」、その他90年代のシングル曲なら
「BLOOD, SWEAT & GUTS」「Touch me」「地上に舞い降りた天使達」、
さらに2010年代の曲ならば「命のうたが聞こえる」など
他に聴きたかった曲がいっぱいあったんですよね。ただ昨年9月にニューアルバム
「Santih Santih Santih」がリリースされてたというのはチェックできてなかった・・
なのでこれを機にまたあらためて聴いてみたいところ。
これだけの歌唱力健在でライブハウスにて現役バリバリで活躍されているだけに
女性ロックシンガーとして今こそもっと再評価されてもいいはずなのに。
2~3年前からの浜田麻里さんなどと同じようにFNS歌謡祭などの歌番組や
サマソニなどの大型音楽フェスに呼ばれてもいいはずなのにと思ってしまう。
いざ生歌聴いたらビックリする人続出だろうなぁ。さらなる活躍を期待したいです。




・Gacharic Spin

本日の主役登場。今回の「な・な・なんと7日間!!!!!!!~名古屋編~」では
セットリストが以下の企画に基づいて構成されることに。

5/28(日) <MCなしのノンストップDAY!!>
5/29(月) <シングルDAY!!>
5/30(火) <ガチャっとBEST [G]DAY!!>
5/31(水) <ガチャっとBEST [S]DAY!!>
6/01(木) <MUSIC BATTLER&KAKUHEN DAY!!>
6/02(金) <リクエストTOP10DAY!!>
6/03(土) <ファイナルは集大成ライブ!みんなでブチ上がろうーーー!>

この日はリクエストTOP10DAY。ガチャマン&ピン子からの人気投票により選ばれた
上位10曲をカウントダウン形式で披露するという企画でした。
約80曲の中から果たしてどの曲がベスト10入りしたのでしょうか?
なお当ブログ管理人が選ぶGacharic Spinの曲マイベスト10はこちらでした。

1.JUICY BEATS [公式PV]
2.More Power
3.ヌーディリズム [公式PV]
4.Lock On!! [公式PV]
5.爆弾娘(ボンバーガール)
6.雪泣く ~setsunaku~ メロディー [公式PV]
7.MUSIC BATTLER [公式PV]
8.デジタルフィクション
9.夢喰いザメ
10.NEXT STAGE [公式PV]

いつものことながらガチャピンの曲で一番大好きな曲はと聞かれると
「JUICY BEATS」か「More Power」かで迷ってしまう。
どちらもこの日のリクエストの10位以内に入る可能性は高いと思ってました。
ライブでも定番曲なだけに。前者は光る手袋登場曲で後者は熱血旗登場曲。
さらにはインディーズデビュー曲の「Lock On!!」は確実に10位以内に入ると予想。
2012年の当ブログ年間No.1楽曲「ヌーディリズム」は入るかどうか微妙なライン。
「デジタルフィクション」は2015年の曲ながらも初期を彷彿させるシリアス路線で
歌詞も含めて最高にカッコいい曲なので入って欲しいが、こちらは正直厳しいかなぁ。
あと個人的にはこちらの記事に書いた通り最高評価しているにもかかわらず、
メンバーやガチャマン&ピン子からは過少評価されてるとしか思えない曲は
「雪泣く ~setsunaku~ メロディー」。私が今まで行ったライブでは
未だにこの曲をバンドセットにてフルで聴けていない。
なのでぜひ聴いてみたいのだが・・・季節的にも入りそうにはないのだろうか。
ここで挙げてない曲で10位以内に入りそうなのはライブ定番曲の「ハンティングサマー」
さらに穴候補を挙げるならばライブ限定カバー曲の「Im' Sexy」あたりかな?
こうして事前に予想をするだけでも楽しいですね。


まずはいつもの登場曲と共にGacharic Spinの皆さんがステージに登場。
ファンファーレが鳴り響いた後に、第10位の発表。


第10位 今を生きてる~2013年 春~ 

2013年リリースの1stフルアルバム「Delicious」のリード曲が10位にランクイン。
爽快感駆け抜けるピアノロックナンバー。ちなみにこの曲は
Gacharic Spinを知るきっかけとなったサブコンのランキングでも
第10位にランクイン経験があり(参照)現時点で唯一のベスト10入り曲。何という偶然だ。


第9位 常識デストロイヤー
2015年リリースのメジャー1stアルバム「MUSIC BATTLER」の収録曲がランクイン。
メジャーデビュー前後のガチャピンらしい必死の決意表明が詰まった曲。
ライブではガチャガチャダンサーズの2人が、銀行強盗がかぶるような
目出し帽をつけてのダンスパフォーマンスを見せる曲としてもおなじみ。
この日はねんねちゃんが耳の不調によりお休みのため、オレオ様がダンサーに加わり
白地に赤のラインが入った目出し帽をかぶって2人でダンスを披露。
まいちゃんはまるでウルトラマンみたいでカッコよかったですね。
その一方でオレオ様はオバケのQ太郎みたいだった。かぶってない方がセクシーだ。


第8位 WINNER
ハイレベルな演奏に合わせてダンサーのまいちゃんとガチャマンピン子が
その場で5分間走る走る! 最後にゴールテープが用意されて今回も見事ゴール。


MCではリーダーのKOGAさんが、田村直美さんとのコラボステージの前に
バンドメンバーの先輩方の皆さんに光る手袋を紹介するも、
その時にはな兄さんが「1200円です」と言ってしまい
先輩ミュージシャン達にグッズに売りつけようとしたことを告発。
これにはメンバー内からブーイングが沸き起こり、それに対してはな兄さんは
いくらかと聞かれたから1200円と答えただけだと必死の釈明(笑)
やっぱりアーティスト同士ではグッズやCDはタダで交換するのが普通なのだろうか?
だとしたらいいなぁって思ってしまう。そんな話に続いて第7位の発表。


第7位 MUSIC BATTLER

メジャー1stアルバムのリードトラックが納得のランクイン。
ギターにベースにキーボードにと次から次へ凄腕バカテク演奏連発、
それでいてキャッチーかつヒーローソングみたいだからもう最高の曲。


第6位 TAMASHII
2015年リリースのシングル「Don't Let Me Down」のC/W曲がランクイン。
これは意外なところから来たなと思ったが、熱血っぷり全開の歌詞と演奏を聴けば
そりゃ隠れた人気曲になるよなというのが分かる。


第5位 Lock On!!

2010年リリース、記念すべきインディーズデビューシングル曲。
イントロが神な曲を挙げるならばこの曲はm.o.v.e「DOGFIGHT」などと並んで
真っ先に思い浮かぶ。ベースソロからデジロックチューンへと突入する瞬間に
頭グルングルンのトランス状態になる。これぞ興奮度MAX。


第4位 BROKEN LOVER

2010年リリースのシングル「雪泣く ~setsunaku~ メロディー」のC/W曲で
ガチャピンの曲の中でもとりわけハードロック・メタル色の強い曲。
ライブだとそりゃ盛り上がりまくる。サビで最前列に人が押し寄せる。

続くMCではリーダーのKOGAさんから、Gacharic Spinの曲はバラード曲や
ミドルテンポ曲もあるにもかかわらず、ここのガチャマン&ピン子の皆さんは
激しい曲ばっかりリクエストしてくるから演奏が大変だという本音がこぼれ、
さらに「WINNER」を3曲目にやると決まった時はランナーのまいちゃんが
露骨にしんどそうな顔をしたという裏話が(笑)
やっぱりみんな揃ってアップテンポ曲ばかりリクエストしたのか!
つくづくファンも含めて自分と一緒の趣向の人達が会場に集まったんだなと・・・

そしてついにベスト3の発表。
果たして何が来るのか、いよいよ「JUICY BEATS」か?
それとも「More Power」か?と注目の中で発表された第3位の曲は・・・


第3位 ニコリン星の通勤ラッシュ
いやいやこれは意外過ぎる! 最新アルバム「確率変動-KAKUHEN-」の
ボーナストラックに収録されたTOMO-ZOさんのギター演奏メインのインスト曲が
まさかのランクイン。お供-ZOの皆さんの組織票が炸裂したとしか思えない。
だがそれでもハイレベルなギター演奏を満天のニコニコ顔で披露する
TOMO-ZOさんの姿を拝めば細かい順位なんてのはどうでもよくなるのです。


第2位 ダンガンビート
2014年リリースのインディーズ2ndアルバム「WINNER」から
タオル回し曲が2位にランクイン。そしてなんとこの日は曲後半のサビにて
オレオ様が頭の付け毛を取ってグルグル回し始めるというパフォーマンスを披露、
これにはビックリさせられた。そもそも髪の毛が付け毛だったとは気づかなかった。
ショートヘアーになったオレオ様も良いものですね。こちらの方が素に近い?


第1位 赤裸ライアー

記念すべき1位となったのは2015年リリースのメジャーデビューシングル曲。
そうだこれがあった。そりゃこの曲が1位というのは納得だ。
サザンの桑田佳祐さんの年間マイベストでも12位ぐらいに挙げられてた曲でしたし。
イントロからセンス満点、ベースの演奏が際立つデジロックという
Gacharic Spinならではの魅力が詰まった曲で、代表曲といってもいい。


アンコールでは第11位の曲をやるということで披露されたのは「L.I.B」。
これまた意外過ぎる!インディーズ2ndシングルのC/W曲が入るとは。
初期のガチャピンらしさが現れたセクシーダイナマイトチューン。
センターに立って踊りながら歌うオレオ様が期待通りセクシーでいいものが見られた。
しかし光る手袋曲の「JUICY BEATS」に熱血旗曲の「More Power」と
ライブでも定番の曲がどちらもランク外に終わったというのは意外や意外・・・
マイベスト10に挙げた曲は終わってみれば2曲しか入りませんでしたが、
それでも不満とかは全く感じなかった。なぜならこの日披露された曲は
どれもこれも納得の傑作曲ばかりだったから。そりゃ10曲では到底収まりきらない。

2017年も約半年が過ぎ、ここまで様々なジャンルの歌手やバンドのライブに行きましたが、
やっぱりGacharic Spinこそが至高だ。帰る場所はここだと実感できた。
これからもワンマンはもちろんとして対バンライブにも行き続けたいです。
いつか対バン形式で47都道府県ツアーをやってくれるはずだと信じてるんですけどね。
これだけライブ命のバンドにもかかわらず、奈良ネバーランドにはまだ1回も
来たことが無いってのは寂しいですよ。同じガールズバンドでもAldiousは
2回目の奈良ネバーランドライブが決まったというのに。
Gacharic Spinならば47都道府県の計70箇所ぐらいでライブツアーを開催して
「な・な・なんと70会場!!!!!!!」とかやってくれても全く驚かないですから(笑)



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