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2020年3月1日日曜日

[CDアルバムレビュー]  綾野ましろ「Arch Angel」


綾野ましろ「 Arch Angel (初回生産限定盤) (Blu-ray Disc付) 」
(2019/9/25)

1. pixy breath
2. NEWLOOK  [公式PV]
3. confession  [公式PV]
4. MATROSKA  [公式PV]
5. TRUE KISS
6. 衝動  [公式PV]
7. starry  [公式PV]
8. Unleash
9. ANGEL HORIZON
10. caelum
11. GET OVER
12. アークエンジェル  [公式PV]
お気に入り度:★★★★★★★★★☆ (9.5/10)



綾野ましろの2ndフルアルバム。思い出せば約1年半前にインストアライブにて
その透明感のある伸びやかな生歌を聴いた時の衝撃は半端なかった。(レポはこちら)
こんなに美人さんで声質も女性ボーカリストらしい可愛さがあるのに
それでいて歌唱力も声量も抜群。やっぱりアイドル歌手よりも声優歌手よりも
アニソン歌手が好きなんだと、あらためて強く実感した瞬間だった。
世間的にはまだ無名な若手であってもこれだけ高いレベルのボーカリストが
当たり前のようにゴロゴロいるアニソンシンガーの世界ってスゴいと思うし
つくづくもっと音楽的に高く評価されてもいいはずなのにと感じる。

楽曲の方は初期の頃だとしっとり系のポップスも多かった印象だったが
今作は前半の収録曲を中心に、よりアニソンシンガーらしいスケールの大きな作風に
進化したと感じられたのも大きなポイントだった。
その中でも3曲目に収録されたElements Gardenプロデュース楽曲「confession」は
一気に殻を突き破ったかのような曲で、新たな時代の幕開けを感じさせられたほどの
輝かしさに溢れた傑作だった。Bメロやサビの「♪Get up!」「♪Get out!」は
ライブでも一緒にコールしたい。これ最初聴いた時は「♪ゲラゲラ」って聴こえたけど。
続く4曲目「MATROSKA」もイントロや間奏からしてダンサブルな編曲で盛り上がるし
サビはメロディ歌唱共に抑揚に富んでいてジェットコースター級の迫力を感じられる。
これがシングルのカップリング曲とは思えないレベルの名曲だった。

そして今作最大のクライマックスは上記のインストアライブでも感動モノだった「衝動」。
持ち前の伸びやかな歌声の魅力を、より一層引き立てる伸びやかなメロディ。
音楽って1+1が10になりえるものだと感じたほどに、サビは圧巻の一言であり
さらにCメロで最高音を記録してそこから間奏のギターソロに続く展開もお見事。
ポップスとして多くの人に受け入れられる作風でありながらも溢れ出す芸術性。
聴けば聴くほどにこれって近年のJ-POP史上最高レベルの大傑作なんじゃないかと
本気で思ったほどで、なんでこの曲を2018年の年間私的名曲の1位にしなかったんだろう、
当時はなんで年間1位曲でネタに走ってしまってたんだろうって思った(参照)

アルバム後半の楽曲も「starry」は「衝動」の直後に聴くとより一層盛り上がる。
弦楽器を組み合わせた編曲もドラマチックでクサメロ全開の傑作。
続くミドルバラード曲の「Unleash」もメロディは切ないのに
バンドサウンドはしっかりしていてDo As Infinityを彷彿させるような名曲だった。
「GET OVER」はサビの歌詞の通りにライブでいっせーのでジャンプしたくなる。
ラストナンバーとなったピアノバラード曲「アークエンジェル」は
終盤の歌詞のメッセージが印象に残った。「♪ひとは弱い だから強くなると願える」
「♪弱さはあなたの始まり」これは自分みたいな弱い者には何より響く・・・
強くなりたい。だから音楽も屈強な曲を聴く。だからボーカルも力強い歌声が好きだ。
ましろんの歌はまさに強くなりたい少女の歌だと思えた。最後まで楽しめた名作アルバム!






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