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2020年3月15日日曜日

[CDアルバムレビュー]  SALTY DOG「ANiMA」


SALTY DOG「 ANiMA」
(2019/11/6)
  
1. EMBER LAST  [公式PV]
2. Brave New World
3. DANCE & SHOUT!  [公式PV]
4. The Dark Side Of The Moon
5. EMILIA   [公式PV] 
お気に入り度:★★★★★★★★ (8/10)



SALTY DOGの通算7枚目のミニアルバムにして復活第2弾アルバム。
復活再始動後は自身の音楽性をアニラウドと名乗り今作もまたアニソンっぽい作風だったが
アルバムタイトルのANiMA(アニマ)の由来はANIMEではなくANIMALともWANIMAとも関係なく
ラテン語で生命や魂を意味する言葉だそう。その通りの熱き魂がブチ込まれているのが
伝わる名作だった。アニラウドとは元々そういった意味も込められていたのだろうか?

まず1曲目の「EMBER LAST」を聴いた時は、とんでもない所にまで
辿り着いてしまったなと・・・初期の頃から良いとは思ってたが大化けにも程がある。
それぐらい音の作りの全てが聴けば聴くほどに味わい深い。
ピアノやストリングスを生かした綺麗なメロディの数々を聴かせながらも、
時に変拍子を交えたり、ラウドな演奏を交えたりと劇的展開連発の編曲には圧倒された。
それでいてサビメロはキャッチーでどこまでも突き抜けていくような開放感があって
新ボーカルのSERAさんの歌唱も新人とは思えないほどの力強いハイトーンボイスを
聴かせてくれるというから感動モノ。これほどまでにスゴみを感じられたのは
約10年前にElements Gardenの曲の数々にドハマリしまくった時以来だろうかとすら思う。
これぞセンスの塊。次は水樹奈々さんへの楽曲提供も実現して欲しいと思った。
2曲目「Brave New World」は歌い出し即サビで「♪今進むしかないんだ 覚悟を決めろ」
そこからギター大活躍の間奏へと突入して一気に盛り上がるところが
アニメのオープニング曲感満載でカッコ良過ぎ。ただBメロとサビの間で
音が完全に途切れてしまう部分があるのはうーんどうなんだろう。
これはアニソン歌手のMay'nさんへの提供曲の「Belief」でも全く同じことを思ってました。
3曲目「DANCE & SHOUT!」は曲名通りにライブでも大盛り上がり確実のデジロックナンバー。
4曲目「The Dark Side Of The Moon」はダークさ漂うミドルバラード曲を聴かせつつも
シンフォニックメタル風のコーラスが荘厳で重厚感あってこれもアニラウドの魅力の1つ。
5曲目「EMILIA」はラストを締めるピアノバラードだがメロディのインパクトという点では
個人的には聴き込まないと良さが伝わってこない曲だったかなぁ。

3月8日には東京でワンマンライブも開催されたということで行きたかったなぁと思った。
このように信念を持ってライブをやってくれるアーティストは支持したい。
どうか近い将来ワンマン全国ツアーをやれるぐらいのバンドになって欲しい。
これは自分の好きなバンド全般に言えることだが、こういうスケールの大きなバンドが
ブレイクするにはアニソンを歌うか海外進出するかのどちらかしかないのではと思えてくる。
May'nさんに何度も楽曲提供が実現してる時点でもう既に近いところまで来てると思うので
2020年こそはアニメタイアップ曲でメジャーデビューを期待したいですね。






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