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2017年3月16日木曜日

[CDレビュー]  BLUE ENCOUNT「THE END」


BLUE ENCOUNT「 THE END(初回生産限定盤)」
(2017/1/11)

1. THE END
2. HEART
3. Survivor
4. TA・WA・KE
5. ルーキー ルーキー
6. 涙
7. LOVE
8. LAST HERO
9. GO!!
10. スクールクラップ
11. city
12. だいじょうぶ
13. はじまり
お気に入り度:★★★★★★★★★☆ (9.5/10)




BLUE ENCOUNTのメジャー2ndアルバム。先行シングル曲が良かった上に
最近では「熱血号泣バンド」などと呼ばれるようになったという時点で
多大なる期待を持って今作を聴いたわけですが、その期待に見事に応えてくれました。

まず1曲目のミドルチューン「THE END」で終わりは新たな始まりだと高らかに宣言、
続く2曲目の「HEART」では初期衝動をぶつけた全英語詞のエモロックナンバーを聴かせてくれる。
3曲目「Survivor」はガンダムタイアップ曲は名曲揃いという通りの曲。
我こそ史上最強だと歌ってのける曲って最高だ。今までもこういうのに
エネルギーをもらってきた。4曲目「TA・WA・KE」は偉そうな大人をぶっとばせと歌う
反骨精神ビンビンのエモい曲で、聴けばパワハラ上司にも対抗できそう。
5曲目「ルーキー ルーキー」ではこれまでよりはポップ寄りになった
若さと爽快感あるサウンドにのせて「♪今日も行こうか 日常(戦場)に」
これはどうみても仕事(戦場)と当てはめられる。この5曲目までの流れが素晴らしい。
歌詞が逆境で頑張る全人類への応援歌。聴くエナジードリンクと名付けてもいいのでは?

そして今作最大のクライマックスが8曲目の「LAST HERO」。
イントロのギターの演奏からしてテンションMAX、さらに伸びやかなサビメロにのせて
たとえどんなに今の世界がクズでも意地をみせてやれ!と歌うのが
これまた最高としか言いようがない。自分も同じく思いっきり歌いたくなる。

アルバム後半の「スクールクラップ」は学校のチャイムのメロディから始まる
遊びの要素が詰まった曲で、こういう多彩で面白い一面を見せてくれるのは良いことだ。
続く「city」はまさかのラップ・ヒップホップ系のトラックにのせて
自身のバンドマンとしての半生を歌った曲。これまでの音楽に懸ける
必死な思いが伝わってくる。これには一気に惹きつけられる。
Mステ出演や武道館ライブができて本当に良かったよなぁ・・・
居場所が無い人たちに向けて俺らが居場所になるというメッセージも心に響く。
こういうバンドがあと5000組ぐらい増えればホームレスもいなくなるんじゃないの?と思えてくるほどだ。
ラストを飾る「はじまり」は高校サッカー中継のテーマソングにもなった
先行シングルのバラード曲だが、このアルバムの最後にもってきたことで
名曲がより一層化けた。「♪今は泣けばいい」・・その通りだな、
本当に号泣バンドと呼ぶにふさわしいラストだ・・うぅっ・・グスン・・・

近年のロックバンドらしくテクニカルなギター速弾きを聴かせるサウンドも印象的だが、
いくら演奏技術があっても、肝心のメロディが単調で抑揚に欠けていたり
ボーカルが淡々としていたりではハマることはまず無かった。だがそれに対し
このバンドは伸びやかでキャッチーな歌メロと、同じく伸びやかなボーカルという
しっかりとした軸があった上で、高い技術を見せつけてくれたというのが
何よりも大きかった。それに溢れ出る気迫が楽曲の中に加わればそりゃもう最強。
田邊さんのボーカルに関しては1曲目などを聴いた限りでは
持って生まれた声質自体は細いんじゃないかと感じたが、
それを必死の気合いと地道な鍛錬でカバーしてここまで力をつけたんだと思う。
目指せ鉄人とばかりにボイトレ筋トレして頑張ってきたんだろうな(違うかな?)
楽曲のアレンジの幅がロックバンドのアルバムにしては広いのもお気に入りで、
6、7曲目が個人的にあまりハマらなかったこと以外はアルバム作品として完璧。
近年の売れ線の邦楽ロックと呼ばれるバンドが自分の聴く音楽の中心になることは
まず無いのではと思ってたし、実際ここ数年で好きになったバンドは
アニソン寄りのバンドか某ロック系メディアに無視されてるバンドばかりだったが、
ついについに、今売れているバンドで好きになれるバンドが見つかりましたよ!
てか去年までの時点でも一応ブルエンの名前は知ってたんだから、すぐそこにいたじゃないかって話ですよ。
2017年のバンドシーンを代表する名盤。次はライブで感動そして号泣といきたいですね。









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