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2012年7月11日水曜日

[CDレビュー]  デーモン閣下「MYTHOLOGY」


デーモン閣下「 MYTHOLOGY」
(2012/5/16) 

1. BEYOND THE BLUE -藍のかなたへ-
2. 雷電為右衛門
3. A STORY OF THE AGES -神話溶融-
4. REBIRTH-DAY SONG
5. TATTOOS ON THE SKY
6. ようこそ 陰種島へ
7. Medleyさんちゃご ~神の王国をつくれ~
8. 愛・希望・勇気
9. 冥界神-痺楽の聖壇-
10. LIFE VEST IS UNDER YOUR SEAT -救命胴衣は座席の下に-
11. RAINING IN THE SUNSHINE
12. Weasel Rock You
13. SOLA
お気に入り度:★★★★★★★★★☆ (9.5/10)





デーモン閣下の約9年ぶりのオリジナルアルバム。
ここ数年はガールズロックのカバー作品のリリースが続いていましたが、
そんな中で待ちに待ったオリジナル作品となったこの作品は、
邦楽界の様々なアーティストとのコラボと、海外の有名プロデューサー達による
編曲により作られた、歌劇ハードロックアルバムとなりました。
ジャンルや国境の壁を超えた、壮大なスケール感を持った作品がここに誕生いたしました。


まず今作のいわば象徴的な作品と言っていいのが、
3曲目の「A STORY OF THE AGES -神話溶融-」。この曲はまず作曲が、
まさかまさかの小室哲哉作曲。さらにゲストボーカルとして小柳ゆきを迎えたこの曲は、
2人の声のハーモニーと、叙情的なピアノの音がバンドサウンドに溶け込むことで
何ともいえない美しい世界を作り出している。名バラード曲です。

さらに4曲目「REBIRTH-DAY SONG」では女性R&BシンガーのMay Jとコラボ、
ほぼストリングス系の音のみをバックに、こちらも2人の声の美しさを存分に味わえる曲。
7曲目の、女性シンフォニックメタル歌手、LIV MOONとのコラボ曲は、
まさに本格的な、シンフォニックメタルの組曲のような曲構成となっていて、
6分半の曲ながらそれ以上の超大作感を感じる曲です。
この曲はミュージカルの劇中歌らしいですがそれも納得。
11曲目はピンク・レディーの未唯とコラボ、こちらも美しいロックバラード曲。
そして9曲目「冥界神-痺楽の聖壇-」はソロ曲ながら、
こちらもミュージカルの劇中歌となっている曲で、7曲目と比べると分かりやすい構成で
それでいてメロディや編曲の良さが、今作の中でも屈指のハードロック曲です。
これらの曲は、まさに「歌劇ハードロック」と呼ぶにふさわしい曲ばかりでした。


そして今作は、歌劇系の曲以外の曲も、軒並み名曲ばかりです。
まず2曲目の、元ビーグルのヒダカトオルとのコラボ曲「雷電為右衛門」は
今作の中でも一番キャッチーで爽快感を感じるロックサウンドに乗せて、
「♪すもうとれ すもうとれ」と歌う、いわば自分の趣味に走りまくった曲です!
しかし、相撲をテーマにした曲というのは、野球とかと比べると圧倒的に少ないので
こういう曲は貴重ですし、何より閣下がすごく楽しそうなのが伝わってくる曲で、
これは同時に聴いている方も何だか楽しくなってくる曲だなと思いました。

さらに、5曲目「TATTOOS ON THE SKY」は、剣士の姿を歌ったハードロック曲で、
とてもカッコいい曲です。ラストのシャウトも最高に良い。
これは100050歳が歌ってるとは思えないぐらいに迫力満点でございますが、
なんとこの曲は、アニメのキャラソン。
これは言われなければどこからどう聴いてもキャラソンとは気づかないです!
そして6曲目「ようこそ 陰種島へ」はニコニコ動画出身の歌い手、赤飯とのコラボ曲で、
ヘヴィロックに電子音が絡むサウンドと、インターネット社会の光と影を歌った歌詞が
どちらも絶妙に面白い曲。タイトルからして見事なセンスを感じる曲です。
8曲目「愛・希望・勇気」では、こんなタイトルでありながら曲の中身は
原発などの社会問題について歌った曲で、今の日本社会を斬った歌詞が印象的。
この発想はさすが悪魔だなといえる曲でございます。

そんな今作を締めくくる、ラスト曲は「SOLA」。
今作の中では2曲目と並ぶぐらいにポップな曲ながら、同時に抜群のスケール感を感じる
力強いバンドサウンドと、力強い歌詞に励まされる、聴いていて勇気をもらえる曲です。
これはまるで、この広い大空の上から女神様が力強く歌いかけてくれているかのよう。
歌っているのは悪魔なのに。天使のような悪魔です。
この大作アルバムのラストナンバーにふさわしい、素晴らしい曲だなと思いました。


こんな傑作アルバムをリリースしていながら・・・
世間一般では、音楽ファンですらこの作品を知らない人が多いと思われるのは本当に残念。
こんなにも、個人(人ではなく悪魔だけど)としての知名度と、
楽曲の知名度が比例していないアーティストというのは珍しいと思います。
相撲解説者として以上にミュージシャンとしてもっと評価されるべき。あらためてそう強く思いました。


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