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2011年8月21日日曜日

[CDレビュー]  the 武田組「LOVE is ROCK」


the 武田組「 LOVE is ROCK」
(2010/3/24) 

1. 春が来るぜ
2. MORE ROCK
3. ライパチロック 
4. なにかといーぜ
5. ゼウスビル 
6. ふりぬけよベイベー 
7. 麗しい 
8. 欠けた月 
9. 全速力
お気に入り度:★★★★★★★★★ (9/10)




北海道を拠点に活動しているインディーズバンド、the 武田組のアルバム。
このバンドを知ったきっかけは、とあるサイトの掲示板で野球関連の名曲の話題が出ていた中で
彼らの曲である「ライパチロック」が紹介されているのがきっかけでした。
さらにそれ以外の曲も、Youtubeで試聴した感じではどれも良かったので、このアルバムを聴いてみたわけですが・・・
これは久々に来たーーって感じの、コテコテのロックをやっているバンドです!
そして同時に、ロックでありながらもフォークや歌謡曲の要素が感じられるバンドだなと思いました。
シンプルながらも、ボーカルの武田さんの歌唱とアコギの音が心に響くバラード曲「春が来るぜ」、
速いテンポでアコギをジャカジャカ鳴らしながら豪快に歌う「麗しい」などは
特に、フォークロックの良さを感じるナンバーですし、
また、1、4、8、9曲目といったバラード曲の出来がどれも良いのもこのアルバムの特徴です。
特にラスト曲の「全速力」の、聴く人全員に訴えかけ、そして励ましてくれるかのような
曲を通じた熱いメッセージは、あらためて音楽の持つ力というものを感じる。素晴らしい曲です。
もちろん2曲目の「MORE ROCK」ような熱いアップテンポ曲も良いですし、
5曲目には、レゲエのようでブルースっぽい感じもする「ゼウスビル」といった
変化球的な曲も収録されていて、アルバムを通して聴いても飽きない作品となっています。


さらに、野球関連の名曲でいえば、「ライパチロック」という、
エースで一番、そして音楽で一番を目指すというストーリー性のある楽曲も良かったですが、
それ以上に良かったのが、6曲目の「ふりぬけよベイベー」。
イントロの「かっとばせー た・け・だ!」というコーラスからして、聴いてて燃え上がる。
そしてサビ前の「当たったこと考えたら振るしかないよなーー!!」この叫びはたまらん! 
これぞ魂の雄叫びといっていい。こういう曲を待ってた!


彼らのような、男気あふれるロックをやっているバンドは、最近の若手バンドには少ない気がします。
どっちかというと文化系な感じのするバンドが多過ぎる気がする・・・
そして、男気を売りにして同性ウケするようなアーティストはレゲエの方ばかりにいってしまってるという、
そういうイメージが私の中ではあります。勝手なイメージかもしれませんが・・・
なので、the 武田組のようなバンドにこそ早くメジャーに行って活躍して欲しいです。
全国のロックファンや野球ファンや野球選手たちに、ぜひ彼らの曲をおすすめしたいです!



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