m.o.v.e「 DECADANCE (CCCD)」 (2003/9/10) 1. DECADANCE (インスト) 2. Painless PAIN 3. WORLD’S END -Rebirth- 4. FREE ZION 5. WICKED GAME 6. ON THE SPEEEEEDWAY 7. It’s only love お気に入り度:★★★★★★★★★★ (10/10) m.o.v.eの通算5枚目のオリジナルアルバム。 それまではトランス、エレクトロ、ユーロビートといったような音楽をやってきたグループが、 この作品にて、まさかのハードロック方面へと舵を切った、そんなアルバムです。 今回の作品を一言で言うなら、電子音を多用したハードロック、メタルとでもいうべきでしょうか。 というか、そんな一言では片付けられないぐらいの、複雑かつ重厚な音作りの数々。 まずはゴシック音楽のようなインスト曲「DECADANCE」から始まり、 そして2曲目は、出だしはスローテンポなポップス、 そこからサビで一気に、ハードなギターの音とキーボードの音とラップが絡み 何ともいえない独自の世界を作り出している「Painless PAIN」、 この時点で、もう完全に引き込まれました。 そして3曲目からは、さらにヘヴィさを増したギターサウンドに、 そのバックで鳴り響く電子音、そしてmotsuさんのラップ、 これはゴシックメタルともいえるような、すさまじい迫力のサウンド。 その中でも曲タイトル通りの、世界の終わりを歌った「WORLD’S END -Rebirth-」 これは本当にすごい! 重厚かつシリアス、もう圧倒されました。 そしてこのアルバムのクライマックスと言っていいのが、6曲目。 ユーロビート的な疾走感溢れるシンセの音、 そして、それを上回るぐらいの勢いでバックに鳴り響くギターの音、 これぞまさにユーロビートとロックの融合といっていいような、 高揚感、疾走感抜群の超名曲「ON THE SPEEEEEDWAY」。 これは以前にも、私が高速道路で聴きたい曲ナンバーワンとか言いましたが、 それぐらいに魂が高ぶる、そして煮えたぎってくるかのような、すごい曲といっていいでしょう。 これぞ、唯一無二の音楽。洋楽を探してもこんなすさまじい音の数々を作っているグループは そうそういないのではと思います。 さらに、これだけ重厚で複雑な音作りをしながらも、メロディがどれも良いというのもすごいです。 J-POPファンにも聴けますし、ロックファンにもおすすめしたい、そう思える作品です。 しかもその後、これをも上回るとんでもない作品が作られたというんだから・・・
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2010年1月21日木曜日
[CDレビュー] m.o.v.e「DECADANCE」
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