[ライブレポ] COMING KOBE 23（MACHINGON、板歯目、SHE'll SLEEP）

5月28日（日曜日）神戸メリケンパークで開催された「COMING KOBE 23」
に行ってきました。日本最大級のチャリティー音楽フェスであり
管理人が生まれて初めて行ったロックフェスでもある、通称カミコベに
2017年以来６年ぶりの参加。今年は計２日間開催でメンツ的には１日目の方が
有名バンドの出演が多いながらも、２日目にはTRiDENTと虎の子ラミーが
ようやくカミコベ初出演を果たすということでそちらの方に行ってきました。
10時から一般入場開始、いざ会場に来てみて昔と大きく変わったことは、
まさか行列無し待ち時間無しで入場できるとは！
未だに大行列の中で入場まで１～２時間は待たされるというイメージが
抜けないのはなぜなのだろうか。ともあれこの日は朝10時開始の１組目から
MACHINGON（メキシコ）→板歯目→SHE'll SLEEP→虎の子ラミー→
そこに鳴る→Atomic Skipper→我儘ラキア→TRiDENT→シンガーズハイ
以上の計９組を観てきました。それではレポにいってみましょう。



・MACHINGON　（メモリアルパーク海 stage）

この日のタイムテーブル表を見て真っ先に目に留まったのが
「MACHINGON（メキシコ）」という文字。カミコベ史上初の海外アーティストだそうで、
メンバー全員覆面レスラーのような格好をした６人組がステージに登場。
みんな体格も良くて本当に格闘技をやってるみたいで、この時点で音楽的にも
好きになれそうだと確信。メンバーの１人にトロンボーンがいるのも特徴で、
ロックバンドもその土地の音楽の影響を受けて形を変えるのが分かる、
スカパンクにラテン風味のノリが加わった曲の数々には問答無用で盛り上がった。
現在は来日ツアー中でこの３日後にはおとぼけビ～バ～とも対バンしたようだが、
公式YouTubeの再生回数の少なさを見るとメキシコでも無名なのかなぁ。
それでもこの日初見の出演者の中では一番ハマった。
逆に日本などの海外から本国での人気に火がついてもいいはず。



・板歯目　（ESP エンタ stage）

[セットリスト]
・ラブソングはいらない　 [MV]
・ちっちゃいカマキリ
・芸術は大爆発だ！
・Ball & Cube with Vegetable
・KILLER,Muddy Greed　 [MV]
・コモドドラゴン
・地獄と地獄　 [MV]

19歳爬虫類系ロックバンド。昨年２月のでらロックフェスで観た時点で
（レポはこちら）このバンドは躍進するだろうと思っていたが、
本当にその通りに早くもカミコベのメインステージに立ってしまった。
そしてこの日もまだ19歳とは思えないほどのド迫力パフォーマンスを見せる。
ボーカルの詞音さんは近年の若手女性ボーカリストの中でも個性際立つ、
例えるならば闇を引き裂くような歌声。その一方でMCでの喋りはたどたどしくて
まだ中盤なのに「ありがとうございました・・ます」などと言ったのには
もしかして意図的にギャップ萌えを狙っているのか？と思ってしまうほど。
メンバー３人とも自称陰キャがひとたび歌と楽器とを手にするとガラっと変わるのは
見ていて気持ちいいですね。自分も陰がありまくりの人間なので分かる。



・SHE'll SLEEP　（ビジュアルアーツR stage）

[セットリスト]
・雪が溶ける前に　 [MV]
・sink
・violet
・2000
・2000
・光のない街　 [MV]
・夜を越えて　 [MV]
・いつか　 [MV]
・2000

長野県松本市出身の３ピースバンド。
これまで名前は聞いたことがあったが曲はあまり知らないまま観た理由は、
ボーカルが自分好みの野太くてガッツある歌声だったから。
楽曲はほぼメロコア系で１分前後の短い曲も多い、量産型バンドかなとも感じたが
前半バラード調から終盤で一気に加速する「光のない街」は一番良かった。
この曲のようにちゃんとメロディの良い曲を聴かせられると期待したくなる。
MCでは神戸に前日泊まったものの暴走族がうるさくて一睡もできなくて
神戸が嫌いになりそうだったけど今日好きになったなどと話していたが、
車中泊でもしたのか？と思ったのは自分だけだろうか。さすがにそれは無いか。

（続く）