分島花音「 luminescence Q.E.D.<初回生産限定盤>」 (2016/11/30) 1. Unbalance by Me 2. RIGHT LIGHT RISE 3. the BEAST can’t BE STOpped 4. odette 5. 平凡な僕 6. ノットフォーセール・フォッシル 7. 君はソレイユ 8. Drink Drunk Music 9. Love your enemies 10. luminescence Q.E.D. お気に入り度:★★★★★★★★☆ (8.5/10) 分島花音の4thアルバム。チェロを奏でるシンガーソングライターとして 2008年にデビュー。初期の頃はゴスロリ歌姫とも呼ばれていたが 近年ではアニソン系アーティストとして躍進を遂げた歌手の作品。 まず1曲目の「Unbalance by Me」を聴いた時点で覚醒したと感じられた。 ブラスバンドサウンドに加えて間奏部分でピアノソロ、ギターソロが 次々と飛び出す曲展開が素晴らしい。多彩な楽器の演奏により作られた ジャズ、クラシックにロック、ポップスを融合させた曲の数々は まるで宝石箱をひっくり返したかのような色とりどりの世界。 歌声からして最初は椎名林檎系かなと思ったがよく聴けばそれとはまた違う、 これぞ女性ヴィジュアル系と言っていい音楽だ。やはり初期の頃に MALICE MIZERのメンバーがプロデュースしていただけのことはある。 3曲目「the BEAST can’t BE STOpped」のBメロ部分で エフェクトをかけたボーカルが英語詞ラップを決めるところなどは 激ロックに登場するV系アーティストの曲みたいで、ライブでヘドバンしたくなる。 9曲目「Love your enemies」ではElements Gardenのお株を奪うかのような 劇的シンフォニックロックを聴かせてくれる。 間奏部分ではチェロも活躍。この計2曲は特にお気に入り。 その一方でシングル曲である2曲目「RIGHT LIGHT RISE」、 7曲目「君はソレイユ」などはポップ路線で親しみやすさを感じられる。 4・5曲目のいかにもジャズ通好み(?)な感じのバラード曲は どうにも馴染めなかったものの、全体的には格調の高さを感じさせつつ アニソン系アーティストらしい迫力やポップ感なども持ち合わせていて、 これには一気にハマってしまった。初期の頃はほぼノーマークだった 歌手がよくぞここまで躍進してくれた・・・と思う半面、 同じゴスロリ歌姫でも北出菜奈様とはなぜここまで活動に差がついたのかと思ってしまう。 こちらは曲中でアンアンとあえぎ声を発したりとかしなかったからか?個人的にはやってくれても大歓迎なのだが(参照)これからもフェス出演など多方面な活躍を期待したいです。 しかしこういうタイプのアニソン系アーティストというのは スゴい音楽をやっているにもかかわらず、いわゆるネットの音楽ファン達からは あまり評価されてないように見えてしまうのは非常に残念ですね。 おそらくV系好きやクサメタル好きからは評価されると思いますよ。 黒崎真音さんなどもまさにその典型だから。当ブログではこれからも推し続けますよ。
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2017年1月30日月曜日
[CDレビュー] 分島花音「luminescence Q.E.D.」
2017年1月29日日曜日
[CDレビュー] ALL OFF「Re:sound」
ALL OFF「 Re:sound」 (2016/12/21) 1. Intro 2. In Shadows 3. One More Chance!! 4. Yeah!! 5. Don't Worry 6. Sorry 7. Burn To Ashes 8. Never Gave Up 9. リフレインボーイ 10. ありがとう 11. Hey Mom お気に入り度:★★★★★★★★☆ (8.5/10) ALL OFFのメジャー1stフルアルバム。 「バンドシーンとアニソンシーンのかけ橋的存在を目指す」 というキャッチコピーからして気になっていたバンドだったが 今回いざ聴いてみると、期待通りにボーカルや楽曲から音楽にかける 真っ直ぐな熱い思いが伝わってくるバンドで素晴らしいと感じられた。 今作のリード曲である2曲目「In Shadows」は サビメロの良さもさることながら、Bメロからたまらなく気迫を感じる。 この曲は12月度マイベスト10の第7位でも取り上げた曲だったが あらためてこのCDアルバムで聴いてみると、1位でも良かったなと思った。 アニメタイアップの先行シングル曲である「One More Chance!!」 「Never Gave Up」「リフレインボーイ」といった曲も 大一番でやってやるんだ!全力疾走でぶちかましてやるんだ!という エネルギーがみなぎってくるような曲ばかりで素晴らしい。 「聴くプロテイン」とまではいかずとも「聴くポカリスエット」ぐらいは 名乗ってもいいんじゃないだろうか? なおこの手のバンドは一本調子になりがちと言われることもあるが、 しかし今作には、いかにも近年の激ロックアーティスト的といえる シンセを取り入れたダンサブルな曲「Yeah!!」、 ピアノとストリングスを取り入れた王道バラード曲の「Sorry」、 大胆なまでにEDM風アレンジをした「Burn To Ashes」といった曲も加わるなどして バリエーションにも富んでいる。この辺はさすがメジャー所属アーティスト。 ただこれらの曲はシングル曲と比べると全体的にメロディが印象に残りにくかったのは惜しい。 歌詞に英語詞が多いのは海外でもライブ活動を行っている影響か? 曲ごとに日本語詞か英詞のどちらかに統一した方がいい気もするが・・・ 近年流行の高くてナヨナヨしたボーカルのバンドとは対照的なまでの 力強いハイトーンボイスと気迫のこもった楽曲を聴かせてくれるバンドは、 これまた近年だとアニソン方面に向かうことが本当に増えた。 このバンドもまさにそのパターンなので、FLOWやSPYAIR辺りが好きならば ぜひオススメしたい。しかしアニメ主題歌を担当したバンドだけを集めた イベントライブを主催したアーティストなどというのは初めて聞きましたね。 てかそこまでアニソンを歌いたかったのであれば、 ラグビーアニメ「ALL OUT!!」の主題歌はALL OFFに歌って欲しかった。 スキマスイッチよりも合ってると思うんですけどね。アフロはトンガ人ラガーマン辺りにいそうな風貌だからそちらにしたのか? ともあれメンバー5人がガッチリとスクラム組んで鳴らす音楽の数々には これからも期待したい。ライブもいつか体験してみたいですね。
2017年1月20日金曜日
[私的名曲ランキング] 2016年12月度 マイベスト10
恒例企画、サブコンにより選ばれた月間私的名曲ベスト10を紹介いたします。 12月度はリリース数が少ないこともあり今回は任意試聴曲の方も全曲を試聴してみました。 当企画を始めて丁度5年となる節目の回でもありましたからね。 その結果、任意試聴曲からも多数選出されたマイベスト10となりました。 今回最も感じたことは、男性ボ-カルのバンドでボーカルの歌いっぷりが良いバンドは むしろ任意試聴曲の方に隠れていることが多いんじゃないの?ということですね・・・ やっぱり時間の許す限り全曲聴いた方がいい。ではいってみましょう。 第10位 Aqua Timez「アスナロウ」 [公式PV] 多国籍感とスケール感に溢れたサウンドが素晴らしい。歌詞もより深く響いてくる。 イントロは中近東風、この時点から人生という名の新たな旅に出たくなるような曲だ。 いつの間にこんな曲を作るようになってたんだ?デビュー当時からは想像もつかないほどに覚醒したと感じられた。 第9位 忘れてモーテルズ「嗚呼、ミュータント」 [公式PV] 任意試聴曲にこんな豪快な歌いっぷりを聴かせてくれるバンドがいたとは。 ツイッターの歌謡ロックbotにも載せて欲しいぐらいのコテコテの歌謡ロック。 ライブでも盛り上がりそうな曲だけに、こういうバンド達がもっと注目されて欲しい。 第8位 全力少女R「ギリギリ勝負のトラディション」 [公式PV] 「♪だるまさんがころんだ」「アウト!アウト!アウトアウトアウト!」 ここぜひライブで一緒に全力で声をあげたい。超王道のパワーポップ系アイドルソング。 「一発逆転!下克上」という傑作曲を歌った流星群少女が吸収合併で消滅となったのは 惜しかったと思ったものだが、歌の勢いならこちらも負けてない。 第7位 ALL OFF「In Shadows」 [公式PV] 前シングル曲もマイベスト10候補だったが今回の曲はさらなる気迫を感じた。 音楽にかける真っ直ぐな思いが乗り移ったかのよう。 何気にアニメタイアップ多めのバンドということもありアルバムも聴いてみる予定。 第6位 Culumi「地獄大夫」 [公式PV] 堺・泉州ご当地アイドルのメジャーデビュー曲。哀愁漂う演歌テイストのダンスチューン。 奈良ご当地アイドルのLe Sianaとは同じ所属事務所であり度々共演していることから なんとなく気になっていたのだが、今回いざ曲を聴いてみると、 Le Sianaより良い曲もらってるんじゃないのと思ってしまった・・・ こちらも近いうちに一度ライブステージを観てみたいところ。 第5位 GANG PARADE「Plastic 2 Mercy」 [公式PV] タワーレコード限定ワンコインシングル。2015年リリースの1stアルバム (レビューはこちら)に収録されていた曲のリメイクバージョンで より深みを感じられるEDMナンバーとなった。メンバーの歌唱が2年前よりパワーアップしてる。 「pretty pretty good」という大傑作曲に迫る・・とまではいかないが、この曲もらしさが出た曲。 第4位 CYNTIA「Urban Night」 [公式PV] こちらのアルバムレビューに書いた通りの名曲。 「Bless of the Fire」か「Call Me」がリード曲なら1位にしてたかもしれない。 第3位 Pile「素晴らしきSekai」 [公式PV] 圧倒的なまでの希望に満ちたパワーポップソング。近年のアニソン系アーティストらしい曲だ。 大傑作曲の「ドリームトリガー」もそうだったがこの曲もまた ひゅるひゅる音がツボにハマるんですよ。細部まで作り込まれた編曲が素晴らしい。 歌唱力も文句無しだし、ラブライブに出演した声優歌手の中ではもう完全に頭一つも二つも抜けた存在になったのでは? 第2位 プラズマジカ「My Resolution~未来への絆~」 [公式PV] 当ブログでおなじみのアニメ「SHOW BY ROCK!!#」から最後にとんでもない名曲が来ましたよ! こちらの記事で書いた通り。まさか月間マイベスト10でキャラソンをこんなにも 上位に入れる日が来るなんて・・・と一瞬思ったが、そういえば2013年4月度で 「♪SAN値 ピンチ!」を入れてたな。それも勢い余って1位にしてた。 第1位 THE UNCROWNED「REVIVE」 [公式PV] ガールズロックの新星がまた1つ現れた。ボーカルも新人とは思えないぐらいに上手い。 今月の1位は誰にするか迷ったものだがこのバンドを抜擢する決め手となったのは、 公式サイトのプロフィールにて、リーダーの大好きなアーティストにKIX・Sの名前があったということですよ! まさにその影響を感じさせる曲だから。90年代メロディアスハードロックの現代進化形。 やっぱり初めて大好きになったアーティストが同じというだけで通じ合うものがありますね。 (今月の次点) ・井乃頭蓄音団「ぼくら風まち」 [公式PV] 風に吹かれてのんびりと旅に出たくなるような曲ですね。 当ブログの第1回年間グランプリ曲である甲斐名都「風待ちの日々」とは 似て非なる曲だが、それもまた有りでしょう。 ・グッドモーニングアメリカ「鉛空のスターゲイザー」 [公式PV] 和島あみさんへの楽曲提供で一躍自分の中で注目度が上がったバンド。 やっぱりメロディは一度聴いただけで惹きつけられるほどに良い。 ボーカルがいかにも今風の高くてナヨい感じなのは・・・慣れればそれでもいけるだろうか? (今月のElectric Lady Loud出演アーティスト) ・Disqualia「right NOW」 [公式PV] 昨年出演時のレポはこちら。ガールズメタルバンドとして普通に良い。 でもやっぱりDESTROSE活動休止(実質解散)はもったいなかったように思うんですよ。 また1から積み上げるのは大変そう。これから何か突き抜けるものが出てきたらいいのだが。 ・TEARS OF TRAGEDY「Void Act」 [公式PV] こちらは2013年と2014年に出演経験のあるバンド。 透明感のある美声ボーカルに、鍵盤を交えた華麗なサウンドの組み合わせがお見事。 こういったバンドが日の目を見る時が来て欲しい。Gacharic Spinにはどうか今年も ガールズ系フェスを主催して欲しいしこのバンドもまた呼んで欲しい。まだ一度も見られてないだけに。 (今月の話題曲) ・パーマ大佐「森のくまさん」 [公式PV] どうやらまだ消されてないようだな(2017/1/20現在) 2015年の歌ネタ王決定戦で聴いた時にはこちらに書いた通り物足りなさを感じたが CD版では編曲の良さもあって普通に聴けますね。声質的には好みと違うのだが。 てかやっぱり歌ネタ王決定戦って誰も見てないのか!?あの時には何も問題にならなかったのに。
2017年1月12日木曜日
2016年 空唄音楽大賞
昨年12月31日の年間私的名曲ランキング(100~51位)の発表から始まった 2016年の音楽総評のラストといたしまして、 「2016年 空唄音楽大賞」を発表したいと思います。 ・最優秀歌唱賞 ・最優秀作詞賞 ・最優秀編曲賞 ・最優秀珍曲賞 ・最優秀PV賞 ・最優秀ライブ賞 ・最優秀新人賞 ・最優秀アーティスト ・(番外)最優秀パクリジナル賞 を勝手に決め、発表するという企画でございます。 なお昨年までは私的音楽大賞という名前でしたが改名いたしました。 むしろ最初からこの名前の方が良かった。ちなみに2015年の結果はこちらです。 独断と偏見だらけの企画ですが、いってみましょう。 ・最優秀歌唱賞 浜田麻里「Dystopia」 [アルバム試聴] ・優秀歌唱賞 和島あみ「永遠ループ」 [公式PV] 藍井エイル「翼」 [公式PV] 水樹奈々「STAND UP!」 [公式PV] ASRA「Ray-line-raga」 [公式PV] HER NAME IN BLOOD「LAST DAY」 [公式PV] カメレオン7「チャンス」 [公式PV] 沼田浩正「君がいたから」 [公式PV] 浜田麻里「Dystopia」の曲終盤の5分30秒~6分地点の超ハイトーン&超ロングトーンは 人類史上最強なんじゃないのかと思えてくる。あまりにも感動的。 というか麻里さんが新曲を出した年は全て麻里さんが最優秀歌唱賞になってしまいそうだから 今回をもって殿堂入りということにした方がいいのかなと思ったり・・・ さらに2016年は男性ボーカリストも光るものを数多く見つけられたのが良かったです。 HER NAME IN BLOODの曲のAメロ部分のクリーンとシャウトの中間ぐらいの歌声、 カメレオン7の爆風スランプみたいなボーカル、沼田浩正さんという高校野球曲シンガー、 これら合わせて骨太家族と称してもいいぐらい迫力ありましたよ。ライブにも行ってみたい。 ・最優秀作詞賞 ももいろクローバーZ「ゴリラパンチ」 ・優秀作詞賞 ASH DA HERO「Everything」 [公式PV] GLIM SPANKY「ワイルド・サイドを行け」 [公式PV] MOROHA「宿命」 本来ならASH DA HERO「Everything」が年間ベストソングとの2冠でも良かったのだが あえてこちらを最優秀作詞賞にしました。 この賞はももクロというよりは作詞をしたSEX MACHINEGUNSのANCHANGへの賞です。 自身のバンドの曲の歌詞はネタ切れ感が漂ってるのに提供曲の方では本気出してる。 ゴリラにパンダにクラゲといった動物を使った比喩表現もうまいが、 「熱すぎるってダサい事ですか?」「激しいのって恥ずかしいですか?おしゃれぶった若者よ」 これにはよくぞ言ってくれた!!と思いっきり拍手を送りたくなりましたよ。 おしゃれぶった若者的には、どうせ自分の好きな歌手バンドは軒並みダサい扱いされるんだろうな・・という劣等感を持ち続けていただけに。 この歌詞は今の音楽シーンや音楽好きの皆さんに向けたメッセージでもあると思うし、 近年FMなどで流行しつつある、おしゃれなシティポップやブラックミュージック風サウンドの カウンター的存在として、こういったパワーポップ系やラウド系のアイドルグループの曲が 存在感を増してきているのかなとも思えてくる。 自分はそういったアイドルの曲の方を聴きたいと思う。今のアイドルシーンは面白いから! ・最優秀編曲賞 JAM Project「NAWABARI~背徳のシナリオ~」 [公式PV] ・優秀編曲賞 SALTY DOG「Eternity」 [公式PV] May'n「Belief」 [公式PV] 黒崎真音「VERMILLION」 [公式PV] イヤホンズ「予め失われた僕らのバラッド」 [公式PV] ぜんぶ君のせいだ。「うぇゆうぇゆうぉっ~ヒネクレノタリ~」 [公式PV] 21g「魂ノ歌」 [公式PV] SORAMIMI「FREE BIRD」 [公式PV] JAM Projectがオリジナル曲で新たな扉を開けてくれた。 ヒリヒリ感がたまらないデジロックチューン。ピー音とかハッハッハッとか細部まで含めて編曲が最高にカッコいい。 毎年のことながらこの賞はアニソン系アーティスト中心ながらも、それ以外を挙げると ぜんぶ君のせいだはライブが超絶に盛り上がりそうなラウド+トランス曲で ぜひGacharic Spinと対バンして下さいと思える曲。おそらく実現すると思う。 21g「魂ノ歌」は優秀編曲賞というより優秀ギター賞。この賞を新設しようかと思ったぐらい。 この曲は日本で最も遠藤正明ソロ曲に近い曲ですよ!間奏のギターを聴くだけでシビれる! ・最優秀珍曲賞 宗教法人マラヤ「仏像殺人事件」 [公式PV] ・優秀珍曲賞 上坂すみれ「文豪でGO!」 リバーシブル吉岡「CKB -乳首の呪縛-」 [公式PV] ミオヤマザキ「Hのすゝめ」 [公式PV] HIPPY「意識の高いデブ」 [公式PV] 2016年の最優秀珍曲はこの曲しかありませんでした。 すみぺこと上坂すみれさんの「♪う~~ ドストエフスキー!」も捨てがたかったが 宗教法人マラヤがこんな最優秀チン曲ポコ曲をもって降臨されたら勝てる人いないだろ・・・ ミオヤマザキはサウンドだけ聴けばアイリッシュ風味を加えたバンドサウンドが 素晴らしいというのに、歌詞がどえらいこと言ってもうてるな! 宗教法人マラヤの曲が最優秀チン曲ならばこちらは最優秀m(以下規制が) ・最優秀PV賞 惑星アブノーマル「LET IT DIE ~時をかける殺し屋~」 [公式PV] ・優秀PV賞 ジュリアナの祟り「バブリー革命~ばんばんバブル~」 [公式PV] キャラメルパンチ「オトコメイション!!」 [公式PV] LADYBABY「アゲアゲマネー ~おちんぎん大作戦~」 [公式PV] 岡崎体育「MUSIC VIDEO」 [公式PV] THE MUSMUS「MARINE SNOW」 [公式PV] 惑星アブノーマルのPVはまさに芸術的。カオスティックな映像の数々が 楽曲の魅力をより一層引き出している。まさに宇宙人が作ったみたいだ。 見終わった後にぴゅるぴゅるぴゅる~って言いたくなってしまう(参照) 見ていて楽しいという意味ではジュリアナの祟りのPVが一番。 キャラメルパンチのPVは「心技体」の横断幕などから武道家魂を感じられて どうかこういう血気盛んなバンドが世に出てきて欲しい!と思えるPVでしたよ。 LADYBABYは女装外国人のレディビアードがシャウトするのを見てるだけで面白かったのに 脱退してしまったのが残念。ついでに言うと2015年最優秀PV賞の激情★めたりっちぇが あっさりと解散したのも残念でたまらんなと[公式PV] この2組は通ずるものがある。 ・最優秀ライブ賞 椎名ぴかりん (でらロックフェスティバル2016) [ライブレポ] ・優秀ライブ賞 HELLOWEEN (JAPAN TOUR 2016) [ライブレポ] FROZEN CAKE BAR (ONE MAN DUNGEON -BATTLE OF GUILDE-) [ライブレポ] Mary's Blood (でらロックフェスティバル2016) [ライブレポ] LiSA (LiVE is Smile Always~Hi! FiVE~) [ライブレポ] 田村直美 (NAONのYAON 2016) [ライブレポ] METALLIC SPIN (Electric Lady Loud 2016) [ライブレポ] バックドロップシンデレラ (MINAMI WHEEL 2016) [ライブレポ] CRAZY WEST MOUNTAIN (MINAMI WHEEL 2016) [ライブレポ] 椎名ぴかりんの神対応ならぬ噛み対応に感激。土下座する下僕どもを踏みつける姿は圧巻。 たとえライブ現場がMの集会扱いされようが廃院寸前の病棟扱いされようが 2016年最も面白かったライブはぴかりんのライブですよ!これぞでらロックだ。 正統派で選ぶならば、初めての洋楽アーティストのライブとなったHELLOWEENは レジェンドをあんなにも間近で見られたことに感激しました。やはり格が違った。 FROZEN CAKE BARのワンマンライブは2年越しの悲願だっただけあって たとえギターにトラブルが起きようがボーカルの声が小さかろうが それを補って余りあるぐらいに面白かった。 2016年はフェス系ライブにも計6本行きました。ほぼ全部最高に良かったです。 満足度の高い順に並べるならば、Electric Lady Loud(殿堂入り) >NAONのYAON>でらロックフェス>アニサマ>COMIN'KOBE>>>>>>>>> >MINAMI WHEELぐらいになるのだが、ミナホもバクシンとCWMがスゴかったし ライブ中に登山とサッカーまでできたんだから面白かったですよ、この2組に救われた。 ・最優秀新人賞 和島あみ ・優秀新人賞 BAND-MAID ぜんぶ君のせいだ。 2016年の最優秀新人はこのアニソン系ロックシンガーしかいない。 デビューシングルにして限界まで迫りくるようなハイトーンボイスを Cメロ部分で聴かせたかと思いきや、2ndシングルでは同じくCメロ部分で その限界をも超えんばかりの、魂のこもった歌唱をぶつけてくるのを聴いて これからもずっと応援していきたいと思った。持ってる素質が段違い。 声質的にもロック系の曲を歌うために生まれてきた声の持ち主だ。 BAND-MAIDはメジャーデビューおめでとうございます。 曲を聴けばカッコいいハードロック系ガールズバンドそのものなのに 一転してMCでは小鳩ミクちゃんが萌え萌えずっきゅんばっきゅんとか言うのがたまらん。 やっぱり激ロックやBARKSなどに載ってるバンドの方が面白いバンド多いよなぁ。 ぜんぶ君のせいだは2017年から本格的にハマること間違いなしなので先に入れておきました。 ・最優秀アーティスト がんばれ!Victory 1stアルバムが傑作だった上に、この2016年に最も多くライブに行ったバンドということで がんビクで決定です。計4回(フェス系ライブ含む)も行ったというのは単独1位。 これに続くのがGacharic Spin、Mary's Blood、あゆみくりかまきの計3回でしたが こちらと見比べてみると、自分はケタが1つ少ないよなぁ・・・ (番外) ・最優秀パクリジナル賞 4年2組「バッター!!!!ビビってる!!~さあ僕ら「勝ち方」を見つけよう~」 [公式PV] (In the Soup「東京野球」) [参照] ・優秀パクリジナル賞 PAN「ギョウザ食べチャイナ」[公式PV] (四星球「鍋奉行パエリアに挑戦」) [公式PV] アンドクレイジー「感情爆破レイン」[公式PV] (Mary's Blood「Marionette」)[公式PV] 渋谷P.R「悲観的狂詩曲」[公式PV] (リトルブルーボックス「ファイティングポーズ」)[公式PV] ASH DA HERO 「HELLO NO FUTURE」[公式PV] (B'zのアッパーチューン全般) 最後に番外編でお届けする賞は、ちづるさんのブログ「インテリジェンヌ」にて発表されていた 伝説の年間ベスト企画「BEST OF PAKURIGINAL」を当ブログで復活させようということで 作ってしまいました。4年2組の曲には驚きましたね。まさかIn the Soupの東京野球という 無名ながらも隠れた大傑作曲で、カラオケでも以前から歌い続けていた曲が この2016年に、彼ら独自のポップス解釈により新たに生まれ変わったというのだから。 YouTubeの公式PVにはコメントができない設定になってるのが惜しまれる。 これをきっかけにIn the Soupみたいなバンドが再評価されて欲しいと思ったのに。 PANは四星球と対バンもしてきているはずなのに堂々とパクリジナルをやってのけたのがスゴい。 アンドクレイジーと渋谷P.Rのアイドル2組はたまたまサビメロが似てしまっただけでしょうし そもそも両方知ってる人いないと思うが。アイドルとアニソンは通ずる要素が多いんですよ。
2017年1月10日火曜日
[ライブレポ] CYNTIA LIVE TOUR 2017 ‐Urban Night‐
1月8日(日曜日)大阪・阿倍野ROCK TOWNにて開催された、CYNTIAのワンマンライブ 「CYNTIA LIVE TOUR 2017 ‐Urban Night‐」に行ってきました。 昨年に東京まで行って見てきたNAONのYAONでは、ライブ終了後にボーカルのSAKIさんが 感激のあまりSHOW-YAの寺田姐さんと抱き合っていたのが印象的でしたが(レポはこちら) ワンマンライブの方は2015年のツアー以来約2年ぶりに行くということで楽しみにしてました。 [セットリスト] ・Bless of the Fire ・Run to the Future ・不眠症シンデレラ ・if ・Life Goes On ・深愛エゴイズム ・Through the Fire and the Desire ・ZOO ・TAKE ME HIGHER ・Call Me. ・暁の華 ・Un!verse ・Urban Night (アンコール) ・閃光ストリングス ・ハピネス 全15曲 まず1曲目からいきなり、期待していた最新アルバム収録のガールズメタルナンバー 「Bless of the Fire」をやってくれました。これには会場も一気に盛り上がる。 間奏部分ではYUIさんが最前でギターソロを披露するなど高い演奏技術も見せつける。 さらにインディーズデビュー曲で同じくメタル系の「Run to the Future」は これまでのライブで披露された時以上に、ステージ上から躍動感が溢れていた。 頭を振って髪を振り乱しながらダイナミックに演奏する姿は迫力ありました。 これまではこういったハードな曲でのライブパフォーマンスが Aldiousなどの他の女性メタル系のバンドと比べるともう一歩かなと思っていたのが 今回のライブでは飛躍を遂げたと感じられた。これには自分も最前で盛り上がりたかったなぁ。 ベースのAZUさん中心とした1回目のMCの後、最新アルバムから立て続けに3曲を披露。 「不眠症シンデレラ」ではピンクのライトに照らされながら歌うSAKIさんの姿が 何ともセクシーでしたね。ポップなダンスチューンの「Life Goes On」も 予想以上にライブで盛り上がりました。黄色のライトに照らされて キーボードのAYANOさんの青い髪も黄色く光る。演奏する姿が何とも幻想的。 初期の名曲「Through the Fire and the Desire」ではタオル回しで盛り上がる。 重低音が響くハードロックナンバーでこれまた実力の高さを見せつけた後、 CYNTIAのライブではすっかり恒例となった、AYANOさんによる熱ポジコーナーが。 まずは表に「熱」裏に「ポジ」と書かれた巨大うちわを取り出し、 ひたすら大声でしゃべり続けた後、お客さんとのコール&レスポンズを要求。 これまでの大阪でのライブはたこ焼きたこ焼きとばかり叫んでたイメージだったが 今回はもう1つ取り出された巨大うちわの方に「USJ」という文字が。 何やらUSJには行きたいけどまだ行ったことがないそうです。 そしてUSJとコール&レスポンズするのかと思いきや、そのUSJに似た言葉も 一緒に叫ぼうということで、AYANOさんが巨大うちわを裏返すと、 そこには大阪城のイラストと共に「OSJ」という文字が。 すかさずAYANOさんが「OSJ!」と叫ぶも、会場の空気は・・・ 見事にスベってしまいましたね(汗)「大阪城」を略して「OSJ」、 個人的にはそこそこ上手いと思ったのでもうちょいウケても良かったはずだが。 それでも最後にはうちわを何度もひっくり返しながら「USJ!」「OSJ!」と お客さん達とのコール&レスポンズで盛り上がりました。 熱ポジコーナーの後は、未CD化曲を立て続けに2曲披露。 「ZOO」はYouTubeに振り付け講座がアップされていた曲で(参照) まずはお客さんみんなで両手を挙げて指の関節を曲げて・・・あゆみくりかまきかと 思ってしまったが(参照)期待通りのダンサブルなステージで楽しかったです。 歌詞はサルゴリラチンパンジーとか歌ってた?もしも最新アルバムに収録してたら 面白過ぎて浮いてしまいそうな曲だったから入らなかったのだろうか。 「TAKE ME HIGHER」は最新アルバム曲に例えたら「Bless of the Fire」と 「ハピネス」の中間ぐらいの曲かな?2曲ともCD化が待ち遠しいです。 この日唯一のバラード曲「Call Me.」ではミラーボールの光に照らされながら 会場一帯にSAKIさんのエモーショナルな歌声が響き渡る。 バラード曲でより歌唱力の高さを見せつけられた。声の伸びも表現力も文句無し。 アンコールでは聖闘士星矢OP曲であり代表曲の「閃光ストリングス」で盛り上がり、 そしてラストナンバーにはみんなが幸せな気持ちになって欲しいというメッセージの後 「ハピネス」を披露。これで最新アルバム曲全曲を歌ってくれましたね。 昨年はドラマーの脱退などでライブをしたくてもできない時期があったことなどを MCで語っていただけに、やっと再びライブツアーができることへの感謝の言葉に加え 感謝の気持ちがメンバー全員から終始伝わってきていたのが印象的でした。 最後にはサポートメンバー含めた5人全員が肩を組んでお礼をしてましたね。 これほどまでに演奏と歌唱の実力があり、カッコいいハードロック・メタル系の曲から ポップでキャッチーな曲まで多彩なステージを見せてくれるガールズバンドは どう見ても人気バンドになれる素質があるのに。MCにて、対バンで全国回ったりする 機会が少ないバンドなだけにと言っていたのは少し気になってしまいました。 むしろ対バンライブやフェス系ライブに数多く出られるようになれば もっと人気上がるはずなのに・・・一応Gacharic Spinやがんばれ!Victoryなどとは 対バンしたことがありましたが、それだけでは足りないということで、 でらロックフェスやカミコベなどにもCYNTIAを出してくれませんかね? 今日の阿倍野ROCK TOWNぐらいのハコで終わるようなバンドじゃないはず。 まだまだこれからの飛躍を期待したいです。
2017年1月5日木曜日
2016年 私的名盤アルバムランキング
恒例となりました、2016年版・私的名盤アルバムランキングを発表したいと思います。 今回ノミネートされた作品はこちらのCDアルバム視聴リストの全76作。 その中からベスト盤・カバー盤・企画盤を除いた、オリジナルアルバム全68作より ベスト20を発表いたします。それではいってみましょう。 第20位 Fuki Commune「Welcome!」 レビューはこちら 第19位 TRUE「Joy Heart」 レビューはこちら 第18位 NoGoD「Renovate」 レビューはこちら 第17位 CYNTIA「Urban Night」 レビューはこちら 第16位 FLOW「#10」 レビューはこちら 第15位 fripSide「infinite synthesis 3」 レビューはこちら 第14位 ミオヤマザキ「anti-these」 第13位 陰陽座「迦陵頻伽」 第12位 Pile「PILE」 レビューはこちら 第11位 GLIM SPANKY「Next One」 レビューはこちら 第10位 BABYMETAL「METAL RESISTANCE」 全曲レビューはこちら。当ブログではインディーズデビュー曲の時点から注目していたが まさか本当に世界的な人気グループになるとは正直思ってなかったですよ・・・ 第9位 Gacharic Spin「確実変動 -KAKUHEN-」 全曲レビューはこちら。当ブログ史上初の4年連続ベスト10入りを果たした最強ガールズバンド。 過去4年間で1位→10位→1位→9位ということで2017年はまた1位を期待してますよ。 第8位 JAM Project「AREA Z」 レビューはこちら。最近のベスト盤で感じていたマンネリを吹き飛ばすほどの傑作オリジナルアルバム。 最強アニソン系アーティストはまだまだ健在であることを証明した作品。 第7位 A応P「A応P」 レビューはこちら。近年のアイドルとアニソンの両方の魅力が詰まった ハードポップ系の楽曲中心の名作アルバム。ライブで一層盛り上がること間違いなし。 第6位 BRIDEAR「BARYTE」 レビューはこちら。福岡発ガールズメタルバンドの1stフルアルバム。 メロディの良さは前作の1stミニアルバム同様にズバ抜けている。 第5位 ASH DA HERO「THIS IS LIFE」 全曲レビューはこちら。新世代ロックスター降臨。 2016年私的名曲ランキングの1位曲「Everything」が収録されているというだけでも最高。 第4位 浜田麻里「Mission」 全曲レビューはこちら。日本一の歌唱力を持ったボーカリストが歌う最強女性ロックアルバム。 第3位 水樹奈々「NEOGENE CREATION」 全曲レビューはこちら。華やかな楽曲の数々に夢と希望が詰まった、 アニソン系アーティストらしい魅力が完全復活した作品。 第2位 がんばれ!Victory「十代発表」 レビューはこちら。1stアルバムにしてバンドルの頂点に立ったと言っても過言ではない。 自作曲も提供曲も両方素晴らしい、最強の平成オールドロックアルバム。 第1位 上坂すみれ「20世紀の逆襲」 全曲レビューはこちら。これほどまでに空前絶後レベルに多彩で面白い楽曲の数々が詰まったアルバムは他に無いと言ってもいい。 デジタルポップからアニソン風ロック、メタル、行進曲、果てはロシア民謡まで・・・ まさに前人未踏の地に到達した作品。こちらの日記にも書いた通り、すみぺは希望の星です。 以上でございます。12月中盤までの時点では上半期ベストの1~3位が強すぎで これがそのまま年間ベストになるだろうと、なので1位はがんばれ!Victoryで決まりだと 思っていましたが・・・いったん白紙にして総合的に上半期ベストの3組を比較した結果 上坂すみれ1位でいこうと。その決め手となった理由は、 アニソン系アーティストの作品は、大多数のバンドや一般歌手の作品よりも 楽曲の多彩さ、編曲のバリエーションで上回っていることが多いことと、 2007年から自分のブログにて音楽系の記事を書き始めた際に ブログの運営方針として、年間ベストアルバムの記事において書いた一言が 「強い個性を持ったアーティストをより高い順位に選ぶ」(当時の復刻版はこちら) ということで10周年を迎えて原点に返った形で、1位はこれしかないと。 なお、当ブログにて音楽記事を書き始めるきっかけとなった、お師匠様的存在の音楽ブログ 「日本の歌姫たち」の年間ベストアルバムも上坂すみれ1位。これもまた運命的なものなのでは。 最後に、10周年記念ということでこれまで10年間を振り返る形で 年間ベストソングと年間ベストアルバムのまとめを発表して終わりたいと思います。 こんな記事を最後まで読んでいただきありがとうございました。 [年間ベストソング] 2007年 甲斐名都「風待ちの日々」 2008年 ステファニー「フレンズ」 2009年 北出菜奈「月華 -tsukihana-」 2010年 ステレオポニー「OVER THE BORDER」 2011年 Do As Infinity「黄昏」 2012年 Gacharic Spin「ヌーディリズム」 2013年 浜田麻里「Historia」 2014年 FROZEN CAKE BAR「SIGHT」 2015年 カラーボトル「栄光ロード」 2016年 ASH DA HERO「Everything」 [年間ベストアルバム] 2007年 HIGH and MIGHTY COLOR「参」 2008年 re-in.Carnation∞YURIA「月のキヲク ~lunatication~」 2009年 Do As Infinity「ETERNAL FLAME」 2010年 JAM Project「MAXIMIZER ~Decade of Evolution~」 2011年 遠藤正明「(e)-STYLE」 2012年 Do As Infinity「TIME MACHINE」 2013年 Gacharic Spin「Delicious」 2014年 KAMEN RIDER GIRLS「exploded」 2015年 Gacharic Spin「MUSIC BATTLER」 2016年 上坂すみれ「20世紀の逆襲」
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