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2007年12月30日日曜日

2007年 私的名盤アルバムランキング

ついに完成いたしました。私が聴いたオリジナルアルバムから選ぶ、
2007年・名盤アルバムランキングベスト10を発表いたします!



まず、今回のノミネート作品はこちらです。



・中孝介「ユライ花」 ・abingdon boys school「abingdon boys school」  ・いきものがかり「桜咲く街物語」 ・宇浦冴香「Juke Vox」  ・OLIVIA「The Cloudy Dreamer」「OLIVIA inspi' REIRA(TRAPNEST)」  ・陰陽座「魔王戴天」 ・甲斐名都「ナミダの成分」  ・上木彩矢「明日のために ~Forever more~」・川嶋あい「足あと」  ・木村カエラ「Scratch」 ・筋肉少女帯「新人」 ・熊木杏里「私は私をあとにして」 ・GO!GO!7188「569」  ・Cocco「きらきら」  ・ジン「レミングス」  ・高橋瞳「Bamboo Collage」・チャットモンチー「生命力」 ・doa「3」  ・Tommy heavenly6「Heavy Starry Heavenly」 ・AAA「ALL」 ・中島みゆき「I Love You,答えてくれ」 ・長瀬実夕「Gateway to Tomorrow」  ・中村中「天までとどけ」・HIGH and MIGHTY COLOR「参」  ・馬場俊英「青春映画が好きだった」 ・平原綾香「そら」 ・B'z「ACTOIN」 ・風味堂「風味堂3」 ・Base Ball Bear「17歳」  ・マキシマムザホルモン「ぶっ生き返す」 ・やなわらばー「歌ぐすい」
以上、アーティスト50音順に並べてみました。 ノミネート作品は全32作品でした。ひょっとしたら一部抜けてるのがあるかもしれませんが、 この数字は、やはり少ないと言うべきなのか、それとも一般的に考えれば結構多いのか・・・ どちらにしろ今回、順位をつけるのに本当に悩みました。ここに挙げたベスト10は どれも選りすぐりの名作アルバムです。ではそういうことで、発表にいってみましょう! 第10位 ジン「レミングス」 レビューはこちら 第10位 やなわらばー「歌ぐすい」 レビューはこちら 第9位 宇浦冴香「Juke Vox」 レビューはこちら 第8位 筋肉少女帯「新人」 第7位 陰陽座「魔王戴天」 レビューはこちら 第6位 OLIVIA「OLIVIA inspi' REIRA(TRAPNEST)」 レビューはこちら 第5位 甲斐名都「ナミダの成分」 レビューはこちら 第4位 abingdon boys school「abingdon boys school」 レビューはこちら 第3位 いきものがかり「桜咲く街物語」 レビューはこちら 第2位 中島みゆき「I Love You,答えてくれ」 レビューはこちら 第1位 HIGH and MIGHTY COLOR「参」 レビューはこちら [総評] 今回のランキング作成にあたっては、私がどれだけこの作品を気に入ったかという要素はもちろんですが、 それと同時に、強い個性を持ったアーティストをより高い順位に選びました。 ただ今回11作品中8作品がガールズロック系かそれに近いポップスって感じなので、やっぱり個人的好みにより偏った選出にはなってしまってますが・・・ でもこのように、いろいろと探してみれば、独特の魅力・個性を持ったアーティストは今でもたくさんいることが分かりますね。 以上でアルバムランキングを終わりにしたいと思います。ありがとうございました。

2007年12月29日土曜日

[CDレビュー]  ジン「レミングス」


ジン「 レミングス」
(2007/2/28)

1. レミングス 
2. 四季彩彩 
3. 26 
4. トーン・ジギ 
5. √135 
6. みこと 
7. 解読不能
8. マラカイト 
9. メイ 
10.雷音 
11.Someday 
12.片瞑り 
13.薄夕湖
お気に入り度:★★★★★★★★☆ (8.5/10)




Mステのパフォーマンスや、アニメの主題歌などで一時何かと話題になった
4人組バンド、ジンの1stフルアルバム。
強烈な個性を持ったバンドなだけに好き嫌いは分かれそうですが、個人的にはハマりました。
歌詞はどれも独特なセンスを持っており、いわゆるラブソング曲は一曲も無い。
中には「26」のように意味が分かりにくい歌詞もありましたが、
それでも「解読不能」や「雷音」といった曲の疾走感や存在感は圧倒的なものがある。
しかし、このアルバムを聴いて一番意外だったのは、
アルバム曲にハードロック系の曲が他には「トーン・ジギ」ぐらいしかなく、
あとはミディアム~バラード曲中心の構成になっていたということ。
そしてそれらのバラード曲は、大自然を感じるようなスケール感のある世界観の曲が多い。
特に「マラカイト」は素晴らしい! こういった曲はまさにこのバンドにしか作れない味がある。
このアルバムを聴けばジンのイメージはかなり変わると思います。ロック好きの人にはおすすめ!


2007年12月28日金曜日

[CDレビュー]  宇浦冴香「Juke Vox」


宇浦冴香「 Juke Vox(初回限定盤)(DVD付)1. 友達以上恋人未満 
2. マイミライ 
3. 休憩時間10分 
4. Sha la la -アヤカシNIGHT- 
5. 果実
6. DIET NOW! 
7. 君を想い眠る夜は 
8. 絶不調 
9. オトシモノ
10. フィクション天国 
11. JOURNEY
お気に入り度:★★★★★★★★☆ (8.5/10)




B'zの稲葉浩志プロデュースで話題になった、現役女子高生ロックシンガー、
宇浦冴香の1stアルバム。
とにかく、これでもかとばかりに押して押して押しまくるアルバム。
歌唱もメロディも、これでもかとばかりに!
歌いっぷりだけでなく、バックのメロディまでもが攻撃的な感じで、
なおかつ独特な雰囲気を持った曲ばかりなので
聴く人によって好みや評価は分かれそうですが、
個人的には絶賛したいです。これぞロック魂!
その一方で、ポップで可愛げな感じの曲や、バラード曲も収録されており
アルバムの中で多彩な魅力を発揮できているのも良いです。

こういう歌手にこそ、これからもぜひ活躍して欲しいです。


2007年12月26日水曜日

[CDレビュー]  陰陽座「魔王戴天」


陰陽座「 魔王戴天(まおうたいてん)」
(2007/7/25)

1. 序曲 
2. 魔王 
3. 黒衣の天女 
4. 不倶戴天 
5. 覇道忍法帖 
6. ひょうすべ
7. 大頚 
8. 骸
9. 接吻
10. 生きることとみつけたり
お気に入り度:★★★★★★★★☆ (8.5/10)




陰陽座の7thアルバム。
楽曲に和の要素を取り入れた、男女ツインボーカルヘヴィ・メタルバンドの作品。
今回彼らの作品を初めて聴いてみましたが、これはもう圧倒されました!
まず、日本の古語をふんだんに取り入れた歌詞がすごい。
さらに、ボーカルの2人の歌唱は素晴らしいと同時に、独特の美しさを感じる。
これにメタルのサウンドが組み合わさって、唯一無二の世界を作り上げていました。

前半に似たようなアレンジの曲が多かったのでその辺にもう少し幅が欲しかったですが
それでも、このような強烈な個性を持ったバンドが世に出てきてくれたことは嬉しいです。
果たしてこれからブレイクするか?期待です。


[CDレビュー]  OLIVIA「OLIVIA inspi' REIRA(TRAPNEST)」


OLIVIA inspi' REIRA(TRAPNEST)(CD+DVD)(枚数限定生産盤)
(2007/2/28)

1. a little pain 
2. Wish 
3. Starless Night 
4. Shadow of Love 
5. Tell me 
6.Rock you
7. Winter Sleep 
8. Recorded Butterflies -Studio Live- 
9. Wish -Live- 
10. a little pain -Studio Live- 
お気に入り度:★★★★★★★★★ (9/10)



実力派女性ロックシンガー、OLIVIAのアルバム。
元々は日本テレビ系列で放送されたアニメ「NANA」から生まれたアルバムですが
いわゆる企画モノとは思えないぐらいのクオリティの高さです!
先行シングル曲の「a little pain」「Wish」は2006年のベストソングがあれば入れたいぐらいの素晴らしい作品。
それに加えてアルバム曲も素晴らしい。これぞガールズロックの最高峰といってもいいぐらいです。
特にこのOLIVIAの、時には激しく、時にはしっとりとした、あの歌唱と歌声は天性の才能といってもいいかも。
これだけのものを持ってるだけに、このNANA関連の活躍だけでは終わって欲しくないですね。
ガールズロックシーン全体を盛り上げるためにも、もっと精力的に活動してどんどん世間にアピールして欲しいです。



2007年12月15日土曜日

[CDレビュー]  やなわらばー「歌ぐすい」


やなわらばー「 歌ぐすい」
(2007/8/29) 

1. てぃんさぐぬ花 
2. 唄の島 
3. いちごいちえ
4. 愛してる 
5. 心音 
6. 聞いてほしいこと  
7. 「拝啓○○さん」 
8. 君にサヨナラ 
9. 卒業アルバム 
10. 空をこえて 海をこえて 
11. 大好きな人  
12. 夢を見た 
13. 今日という日を歌にして
お気に入り度:★★★★★★★★☆ (8.5/10)





やなわらばーの1stフルアルバム。
沖縄の伝統音楽をベースとした、質の高いポップスの数々が聴けるアルバムです。
ケツメイシのRYOJIさんがプロデュースに関わった作品ということもあり、
従来の沖縄音楽の枠だけにははまらずに、曲ごとに色んなアプローチを
見せてくれたのは、とても良かったです。
どことなくレゲエ調ながらも、独特の味のある「いちごいちえ」や
サビでバンドサウンドになり一気に盛り上がる「心音」は特に印象的。
もちろん、シンプルなギターと三線メインの弾き語り曲の数々も良かったです。

そしてこのグループの一番素晴らしいところは、歌唱力と声のハーモニー。
特に12曲目「夢を見た」の高音の伸び、美しさには感動!
まだデビュー3年目ぐらいだったと思いますが、
既にこの系統の音楽としてはトップクラスにあると思います。

ただこのグループ、Mステ出演やドラマ主題歌などでそこそこ知名度は上がってきてるはずなのに、
私の巡回している音楽系や歌姫系のブログで取り上げられているのを見たことが無いのはなぜだ・・・?
もっと評価されてもいいはずなのにと思います。