2月18日(日曜日)大阪・梅田Zeelaにて開催された、 SEX MACHINEGUNSとNoGoDの対バン企画「SEX GoD」に行ってきました。 当ブログでは2018年からブログタイトルにガールズロックとつけたものの、 ライブレポの方はこれまで同様にガールズロック系以外のライブの方も 書いていきたいと思います。結局の所はジャンルとか関係なくいろいろ聴きたいのが 本質なんですよ。ましてやマシンガンズは俺にとっての青春だといっても 過言でもないぐらいのバンド。メタル系のバンドのライブには一生行き続けたいですからね。 ・NoGoD [セットリスト] ・Passion Play ・絶頂マスカレード ・FRONTIER ・Carnival ・キラークラウン ・ヘンリエッタ ・浮世ROCKS ・カクセイ ・DREAMER ・Tonight! ・桃源郷へようこそ 2005年結成、ヴィジュアル系バンドの中でもとりわけハードロック・メタル系の 楽曲を中心にやっているバンドで、さらに当ブログとの相互リンクなどで お世話になっているブログのイチ押しということもあり(参照) 以前から注目して聴いていましたが、ついにやっと初めてライブを体験できることに。 何やらボーカルの団長さんの話によると自分達はちゃんとメタルをやってないなどと 謙遜したようなことを言ってましたが、決してそんなことないというのが これでもかと分かるステージ。その中でも3曲目「FRONTIER」は圧巻だった。 イントロのギターからして最高にメタルでメロスピ、さらに曲終盤には 見事なコーラスワークも加わっての圧倒的スケール感。これぞ傑作曲。 その直後には速いだけがメタルじゃないと宣言してからの「Carnival」。 ミドルテンポ曲でも重厚でHR/HMそのものなサウンドが素晴らしい。 さらに「浮世ROCKS」は団長が振り付けを交えながら歌う姿が何とも華麗で まるでピエロのよう。ヴィジュアル系らしい魅力を持ち合わせた曲もやってくれた。 その一方で団長のしゃべりは評判通りの面白さ。何かと話にオチをつけてくるし、 まるで白塗りシルクハット姿の冠徹弥さんに見えてくる時があるのは自分だけだろうか? MCは前日のライブ終了後にマシンガンズのメンバーと中華料理店に 行った時の話が中心で、お互いに仲良くなったのが伝わってくる内容。 だがその時の会話で地球上にある核爆弾を太陽に撃ち込んだら どうなるのかといった話題が出て、そんな話は中華料理店でやることなのか、 こっちは目の前の春巻に夢中なんだというオチをつけてくれたのには笑った。 さらにラスト曲の「桃源郷へようこそ」では団長がフロアにダイブしようとした時に 観客の皆さんに向けて「男の人は体を支えて下さい」とお願いし、その直後に 「女の人は精神的・金銭的に支えて下さい」とお願いしたのには不覚にも爆笑。 売れないV系バンドマンは彼女のヒモになる人もいるらしいけど、NoGoDは十分売れてるだろ! 曲数は計11曲で約1時間ほどのステージでしたが、まだもっと観たかったと 思わせてくれるほどの素晴らしいライブでした。まだまだ他に聴きたかった曲が たくさんあったのにと思ってしまうほど。「煽動」とか「イピカイエ」とか・・ あと1~2年早くライブに行っておくべきだったと思ってしまった。 なおこの日のライブはチケットがソールドアウトで会場は満員電車並みの ギュウギュウ詰め状態で、さらに観客の約7割ほどが女性客というのは 当ブログのライブレポ的には異様な光景、なので周りにぶつからないかと気になって 腰から思いっきりヘドバンできなかったのが唯一の誤算でしたね。 首だけ動かすと首が痛くなってくる(汗)それでも振らずにはいられないけどな! ・SEX MACHINEGUNS [セットリスト] ・みかんのうた ・ONIGUNSOW ・HEAVY METAL THUNDER ・森のくまさん ・JAPAN ・HANABI-la大回転 ・踏み台昇降運動 ・BURN~愛の炎を燃やせ~ ・桜島 ・German Power 当ブログ的には今更説明不要の、ジャパニーズメタルを代表するバンド。 1、2曲目から「みかんのうた」「ONIGUNSOW」。自分が中高生の頃に みんなで一緒にカラオケに盛り上がりまくったりした、まさに青春の曲で懐かしいと同時に 何度聴いても興奮させられて、今回も思いっきり一緒にヘドバンして盛り上がりまくった。 さらにこの日はボーカルのAnchangの歌唱が今までライブで聴いた中では 一番声が出てたんじゃないかと思うぐらい良かったし、ライブならではの 観客との一体感も相変わらず最高だった。ヘドバンして両方の拳を突き上げたりなどの 振り付けが楽曲と一体となることでここで筋肉見せつけてやるんだって感じの最強感、 やっぱりライブは数あれどメタルのライブこそが最も興奮させられる。 その一方でMCでは今回も爆笑トーク全開。サポートギターのSUSSYさんは NoGoDのみんなと仲良くなることができたが、もうそろそろ嫌いになりそう、 理由はイジられまくるからというのには不覚にも笑ってしまった。 ベースのSHINGO☆さんの天然キャラも全開、SUSSYさんに向けて今の気持ちを 五・七・五で表してなどというとんでもない無茶ぶりをしたのには笑ったし それに答えての即興川柳を作って披露されてしまったのも面白かった。 そしてAnchangはNoGoDの信者(ファン)の皆さんに向けて、 「SEX MACHINEGUNSだなんて、いやらしいおっさん達だなと思っただろうけど 決していやらしいです」と宣言、その直後に舌なめずりをしまくって 観客達から笑いやら悲鳴(?)が上がったのはこの日一番面白かった(笑) さらに今回披露されたメジャーデビュー曲である「HANABI-la大回転」は 当時ヴィジュアル系ブームということもあり唯一V系要素を入れた曲として 作ったつもりの曲だったが、いざ完成してみたら全然そんなことなかった、 そしてビックリするほど売れなかったとネタにしてたのにも笑った。だがその一方で 「メタルしかやるつもりはなかった」という一言には芯の強さを感じられて良かった。 なお今回のSEX GoDツアーはSEX冠ツアー(THE冠との2マン)よりも 動員数が多いそうで、それを喜んでいたのも印象的でした。 その一方でTHE冠とはここしばらくの間は一緒にやっていないとのことで 理由はTHE冠の方が最近はラウドロックの方にいってるからというのと、 「一人で面白いことばかり言うからズルい」というのには思わず納得した。 マシンガンズはみんなで面白いこと言ってますからね。 アンコールではマシンガンズとNoGoDのメンバー全員が順番にステージに登場。 Anchangは団長と同じく白塗りの姿で登場したかと思いきや、 どう見てもオバケのQ太郎にしか見えないようなメイクだったのには笑ってしまった。 そしてトークの後にはライブならではのスペシャルセッションとして、 まずはNoGoDの「神風」を披露。これはライブでやるだろう予想してたが ようやくここで来てくれた。さらにマシンガンズの「TEKKENⅡ」を NoGoDの団長ボーカルで披露するという嬉しいコラボも。途中で団長が歌いながら 軽く踏み台昇降運動をやっていたのも面白かった。その前のMCでSUSSYさんは 踏み台昇降運動をやるときに足が上がってなかったとイジられてただけに。 2018年になってまだ1ヶ月ちょいしか経っていないですが、もう今年これを超える 対バンライブは出ないんじゃないかと思えるほどの、最高の2マンライブでした。 両バンドとも楽曲もライブパフォーマンスもついでにトークも全てが素晴らしかった。 ぜひまた開催して欲しいです。何やら団長の口からは次はSEXGoD冠でも いいなどといった言葉を聞くこともできましたが、この3マンだったら 計3時間ではとても足りないので少なくとも5時間はやって欲しいですね(笑)
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2018年2月20日火曜日
[ライブレポ] SEX MACHINEGUNS、NoGoD「『SEX GoD』東名阪 TOUR 2018」
2016年12月28日水曜日
[CDレビュー] NoGoD「Renovate」
NoGoD「 Renovate
」 (2016/3/30) 1. VAMPIRE 2. 絶頂マスカレード 3. 魔法 4. 想像グラフィティ 5. イピカイエ 6. 方舟 7. 時を超えて (instrumental) 8. キラー・クラウン 9. カミサマの言うとおり 10. 光 11. 桃源郷へようこそ お気に入り度:★★★★★★★★★ (9/10) NoGoDのメジャー通算5枚目のオリジナルアルバム。 ヴィジュアル系HR/HMバンドの中でもトップクラスの人気を持つバンドなだけあって 実力の方も文句無し。リード曲の1曲目「VAMPIRE」から聖飢魔Ⅱみたいな疾走メタルナンバーを 聴かせてくれたのにはそりゃもう一発でハマった。ボーカルの団長は歌の実力はもちろんとして しゃべりの方も面白いという評判を聞いてるんですよね。閣下と団長のコラボが見たくなってしまった。 ハードロックやメタルをベースとしながらも曲調が多彩なのも良いところ。 2、3、9曲目辺りではメジャー感のある王道V系ロックに近い曲を聴かせてくれる。 3曲目「魔法」はアニメのOP曲に起用されてもいいほどの爽快感溢れる曲で ライブに行って一緒にオーイェーイ!と声をあげたくなるサビが良い。 4曲目「想像グラフィティ」はアコースティックロック調の曲で懐かしさを感じられる。 その一方で6、8曲目辺りではダークテイストでガツンと重厚感のある曲も聴かせる。 歌詞の世界観も凝っている。前アルバムを聴いた時はV系にしてはずいぶんストレートな歌詞が 多いなと思っただけに尚更・・・これだけ多種多様なアプローチを見せているにもかかわらず、 ファンからは今作はバラエティに欠けるという感想が出てしまうとはビックリだ(参照) やはりヴィジュアル系とアニソン系は、編曲が多彩な作品がいかに多いかという証拠でしょうね。 その中でも今作は5、11曲目が特に、ライブハウスにてみんなで一緒に思いっきり ヘドバンしたくなるほどの疾走感とライブ感のある曲で素晴らしかった。 5曲目「イピカイエ」の、女も男も全員音を浴びて裸になれ!という歌詞は とってもいいよなぁ。ライブでは本当にそういう光景が広がるのだろうか?(笑) まぁ大人たちもキッズたちも一緒に踊ろうと歌いながら実際のライブ会場では キッズがほとんどいないバンドもいるだけにその辺は行ってみないと分からないが(参照) 11曲目「桃源郷へようこそ」もこのライブハウスの空間こそが桃源郷だと言わんばかりの曲。 「♪ほんとにほんとにほんとにほんとに」の連呼の後は「ライオンだ」じゃないのかと 思ってしまったのは自分だけか?それはともかくとして、スラッシュメタルに キャッチーなサビメロを組み合わせた曲というのはやはり最強だなと。 来年こそはライブを体験したい!と思えるアルバム作品でした。最近はフェスへの出演も 増えているようで本当に良かったですね。以前にはこんな記事を見ていただけに・・・
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