Cocco「 ラプンツェル」 (2000/6/14) 1. けもの道 2. 水鏡 3. 熟れた罪 4. 雲路の果て 5. 白い狂気 6.’Twas on my Birthday night 7. 樹海の糸 8. ねないこだれだ 9. かがり火 10. ポロメリア 11. 海原の人魚 12. しなやかな腕の祈り お気に入り度:★★★★★★★★★★ (10/10) Coccoの3rdアルバム。その綺麗で美しい歌声と、 その音楽に込められた激しさと優しさ、そして人間の持つ醜さと美しさ、 それら全てが表裏一体となったような曲の数々は、まさに圧倒的。 まるで神が憑依しているかのかのような作品です。 激しいロックサウンドと、魂の叫びそのものの歌声が響き渡る 「けもの道」「雲路の果て」「かがり火」、 可愛らしい曲調と歌唱で「骨も皮も剥ぎ取って」と歌う「白い狂気」、 オルガンの音が印象的な、まるで童謡のような曲調にのせて、 「わたしなんか死ねばいいと思ってた でもどこかでわたしだけが生きのびることだけ信じてきた」 と歌う「海原の人魚」などといった曲を初めて聴いた時は、本当に衝撃的だったです。 その一方で、穏やかな曲調にのせて優しく歌いかける 「ポロメリア」「しなやかな腕の祈り」、の2曲には、 本当に心の底から癒される・・・ そこには壮大なまでの愛を感じる。 もはや私なんかがレビューするのはおそれ多いと思うぐらいの作品です。 このアルバムを聴いた当時は、私はまだ高校生で、 これが好きだったことについては他の人には言えなかった、いわゆる隠れファンでしたが・・・ しかし今でもやっぱり、日本で天才だと思うアーティストを挙げるなら、 真っ先にCoccoさんの名前を挙げますね。
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2009年11月28日土曜日
[CDレビュー] Cocco「ラプンツェル」
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