高橋瞳「 PICORINPIN(初回生産限定盤)(DVD付)」 (2011/9/28) 1. Fire Ball 2. MUSIC 3. walkin’ 4. Le Theatre du Grand-Guignol 5. 恋するピエロッティ 6. プールサイド 7. ウォーアイニー 8. ジレンマ 9. neon sign 10. お天気雨 お気に入り度:★★★★★★ (6/10) 高橋瞳の約4年ぶりとなる3rdアルバム。 2ndアルバムに続いて今作でも、様々なロック系のアーティストからの楽曲提供を受けて製作されました。 2008年に「ウォーアイニー」でビーグルとコラボして以降は、よりコアなロック路線に走るようになったものの、残念ながらCD売り上げは低迷。 そして3rdアルバムは何とかリリースすることはできたものの、 内容については聴く前から私的には不安が大きかったです。そして、やはりその不安が的中・・・ 今作では最初の1、2曲目に代表されるように、サビや盛り上がり所がどこなのかも分かりにくいような、メロディの良さと歌唱の伸びやかさが後退してしまった曲が多い気がしました。 先行シングルの「プールサイド」についても、どこか投げやりな歌唱と、 バックのピアノの音の激しさの方ばかりが目立ってしまった印象でしたし、 元スーパーカーのKoji Nakamuraさんが提供した2、9曲目に至っては、 この人は今まで彼女がどんな曲を歌ってきたのか知ってるのかと言いたくなるような、 抑揚の無い淡々としたメロディと、それに合わさざるおえない低空飛行な歌唱。 これ彼女のファンや一般リスナーのことを考えてないだろと。自分のバンドでやってろよと。 こんな曲を提供してしまう方に問題がある。 さらには自作の作詞についても、頑張っているのは伝わってくるのですが、 やはり今までとは雰囲気が変わり過ぎ、コア感漂い過ぎな歌詞が目立ってしまう・・・ 3曲目では初の自作曲を作り、これが結構良かったりと頑張っているだけに、なおさら惜しい気がする。 そんな中、今作の楽曲で一番良いと思ったのは、シングル曲でもある5曲目の「恋するピエロッティ」。 この曲を作曲したROLLYさんは、さすがAAAなどにも楽曲提供した経験があるだけあって、 メロディアスで、なおかつ彼女の歌唱の持ち味を生かした曲を作ってくれたと思います。 公式サイトのブログを見ると、高橋瞳さん本人にロック志向が強いことは分かりますし、 自分のやりたい音楽の道を突き進むことは全然良いことなのですが、 やるならもう少しメロディを大事にしたロックアルバムを作り上げて欲しかった。 コアな曲をやることで、スーパーカーなどといった辺りを好んで聴くようなロックファンがつけばいいが、ついていたらこのアルバムがオリコン初登場200位以下なんていう売り上げ結果にはならないわけで。 何より、2ndアルバム後にリリースされ、当時のファン達からの評価も高かったはずのシングル曲の、 「あたしの街、明日の街」がこのアルバムに入っていないという時点で、 やはりファンと本人とで望む音楽の方向性が違っていたということなのだろうか。 果たして次のリリースはあるのか・・・
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2011年10月18日火曜日
[CDレビュー] 高橋瞳「PICORINPIN」
2011年10月9日日曜日
勝手にランキング2011~2012
以前からお世話になっているMOMAさんのサイト「Beautiful Dreamer」、 そして柊朱雀さんのサイト「休息の間」などの様々なサイトにて行われていた、 「勝手にランキング」という企画を、このブログでもやってみました。 ルールは、名前順にアーティスト毎の好きな曲ベスト3とコメントを載せていくというものです。(アーティストの選択は自由)
「あ」編 「い・う」編 「え・お」編 「か・き」編 「く・け・こ」編 「さ・し」編 「す・せ・そ」編 「た・ち・つ」編 「て・と」編 「な・に・の」編 「は・ひ」編 「ふ・へ・ほ」編 「ま・み・む・め・も」編 「や・ゆ・よ」編 「ら・り・る・れ・ろ・わ」編
2011年10月3日月曜日
[CDレビュー] m.o.v.e「anim.o.v.e 03」
m.o.v.e「 anim.o.v.e 03」 (2011/9/7) 1. LOVE SHOWER m.o.v.e feat. 田村ゆかり 2. DOGFIGHT (Dogma Fight"Gothic Version 2011") 3. Rhythm Emotion 4. Winners 5. 奈落の花 6. プリズム 7. City Hunter ~愛よ消えないで~ 8. DAYS 9. only my railgun 10. ヒカリへ 11. ふたりが忘れない お気に入り度:★★★★★★★☆ (7.5/10) m.o.v.eのアニソンカバーアルバム第3弾。 カバー曲9曲、田村ゆかりさんとのコラボによるオリジナル曲1曲、 セルフカバー1曲という構成。今回はオリジナル曲が1曲しかないということに対して、 発売前から残念な気持ちがあったのですが、それでも「奈落の花」と「only my railgun」が 入っている時点でやはり必聴作品と思って聴きました。 まず唯一のオリジナル曲「LOVE SHOWER」は、田村ゆかりさんの甘くとろけるようなボーカルが m.o.v.eの2人のボーカルとサウンドに溶け込むことによって、キュートなダンスチューンに 仕上がっており、これぞコラボの醍醐味だといえる曲になりました。 それだけに、やっぱりオリジナル曲をもう少し入れて欲しかった。 セルフカバー曲「DOGFIGHT」は、大胆にゴシック風リアレンジが施された作品になってますが、 やはりこの曲は、原曲のアレンジがあまりにも神すぎて、それと比べると・・・ となってしまいますし、その後のカバー曲も、どれも良いのですが 全体的には「そこそこ良い」レベルだったかなと。 そんな中で、一番ハマったのはやはり「奈落の花」でした。 yuriさんの哀愁漂う歌声が絶妙に曲の良さをひきたてています。 「only my railgun」も期待通りの最高にアゲアゲなナンバーでしたが、 こちらはyuriさんのボーカルが高音部分で苦しそうだったのがマイナス点かな・・・ それ以外の曲で印象に残ったのは、FLOWのカバー曲「DAYS」が原曲と全く違ったアレンジの ディスコナンバーとなり、これはある意味面白かったですし、 ラスト曲の「ふたりが忘れない」もシリアスな雰囲気と、さらに曲が終わったかと思いきや、 まだ最後に一展開あるというのが面白くて印象に残りました。 今回はカバー曲中心のアルバムという理由でお気に入り度は伸びませんでしたが、 それでもこの系統の音楽が好きなら聴きどころは多いと思います。もし第4弾があるなら、 個人的には、オリジナルコラボ曲9曲・カバー曲2曲ぐらいにして欲しいですけどね。 まだコラボもカバーもしていないところでいえば、水樹奈々さんとの絡みは見たいかも。 それかJAM projectの5人全員とのコラボとかも良さそうだと思うんですけどね。
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