1月23日(日曜日)NAGOYA ell.FITS ALLで開催された
「リリー楽綺団 3RD Album 【REALIZATION -Declare-】Release Live」
に行ってきました。昨年10月リリースの3rdフルアルバムは当ブログの
年間ベストアルバムの第1位に輝いたほどの大傑作であり(記事はこちら)
今回のワンマンライブではその収録曲を全曲やってくれるのに加えて
過去一の曲数で攻めるという予告があったので、行くことを決めました。
前回のミツバチロックで観た時には、ギタリストとキーボードが不在で
メンバー2人脱退の大きな穴を感じてしまったが(レポはこちら)
果たしてあれからバンドとしてどこまで再建を果たすことができたのか?
まずは最新アルバムから「涕雨」を披露。1曲目にしてボーカルの瑞月さんが
ギターを演奏しながら歌うという新たな展開が。
歌詞は泣けるほど切ないのに、ライブではこんなにも盛り上がれる曲になるとは、
やっぱり名曲過ぎる。そしてギターはこの日サポートメンバーとして
男性ギタリストのKZKさんが加わることに。SNSを調べてみるとこれまでリリ団への
楽曲提供もしてきたそうで「AgeiN」「チトニア」「IRIS」などを作曲、
さらに好きな歌手で川田まみさんの名前を挙げていたのには親近感が沸いた。
「JOINT」みたいなドラマチックなデジロック系楽曲に影響された作曲家なら好きになれそう。
MCではライブ前に円陣を組んでからの掛け声も一緒にやってるといった話もありました。
さらにドラムセットはこれまでよりもステージ上手の最前に近い場所に置かれ、
ドラマーのるいしゃむさんの演奏が見やすくなっていたのは良かった。
そしてベーシストのコトネさんは「陽炎-Kagerou-」でスラップベースを披露する場面も。
新ギタリストが加わった後には、ギターとベースを中心に
楽器隊の演奏パフォーマンスに躍動感を出せればもっと良くなるはず。
現状ギターはサポートメンバーだけに出しゃばれないだろうから。
そしてこの日もツインボーカルの綺更さんと瑞月さんの2人による
ダンスを交えた歌唱パフォーマンスは素晴らしかった。
この日の曲の中でも最もハードロック・メタル色の強い曲である
「END in SIGHT」がここまで歌って踊って最高に盛り上がれる曲になるとは、
CD音源だけでは想像がつかないほど。文句無しのベストパフォーマンス楽曲だった。
きっかけ一つでBABYMETALのように海外でも人気を得られそうだと期待したくなる。
さらに最新アルバムで一番大好きな曲である「アニマ」もダンスを交えて披露するも
この曲はサビの歌唱の難易度特Aクラスだ。曲後半で瑞月さんの歌が息切れするほど。
そしてキーボードがいないことがあらためて残念だと思ってしまった。
リリ団の音楽性なら必要としか思えない。サイラさんがいればもっと盛り上がる曲だったはず。
アンコールを含めて予告通りに最新アルバム収録の計13曲を含めた
全20曲を、約1時間半にわたってノンストップで披露。
似たタイプのバンドだと思ってるCyntiaがワンマンでは毎回14曲ほどだったのと比べても
結成2年ちょいのバンドがよくぞここまでやってくれるものだと感心させられる。
なお昨年の神戸ワンマンでは途中休憩ありで約2時間、全25曲披露したこともあり
(レポはこちら)今回は瑞月さんがツイッターで過去一の曲数だと言ったことから
26曲やってくれるのかと期待してたのに(笑)ノンストップでは過去一ってことか。
今回はMCもほぼ無しに近かったが、これもまた新たな挑戦といえるライブだろうか。
なお検索で調べてみると現在こちらなどで「ギターメンバーのみ募集」
しているそうだが、キーボードは入れる気ないのだろうか?
それとも新キーボーダーがもう決まってるってことならいいのだが・・・
ハイスピードで進化し続けるガールズバンドだったはずなのに
キーボードはこのままリストラなのかと、経営状態が苦しいのかと心配になってしまう。
そもそもインディーズの時点でピークを迎えてしまわないかと心配になるほど。
一刻も早くメジャーでブレイクするべきバンドだと思ってるので期待してますよ。
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