11月20日(土曜日)東京・下北沢のライブハウス計9会場で開催された
「MITSUBACHI ROCK CIRCUIT 2021 in TOKYO」に行ってきました。
東京と大阪の計2都市・計2日間にわたって開催された、
日本最大級の女性ボーカル限定サーキットフェス。実はちょうど翌日に
同じく東京・下北沢で開催される「DIE ON ROCK FES 2021」の方に行くことが
先に決まっていたので、ならば2日連続でということで来てしまいました。
今年5月に開催された「LUPINUS ROCK FESTIVAL」(レポはこちら )で
初めて音楽の街・下北沢に来ることになった時は、まさかこの後も含めて
年3回もここでフェスに参加することになるとは思ってもみなかった。
今回観てきたのは、途中2曲ぐらいだけ聴いたグループも含めると
リリー楽綺団→アングリラ→GUNIX→どーぷちゃん→82回目の終身刑→プランクトン→
ストロボサイダー→しらぬい→Amy→誰もシラナイ。→ヒミツノミヤコ→桃色ドロシー→
シュガーパレード→Free Aqua Butterfly→みるきーうぇい
以上の計15組。そのうち10組が初見、フェスならではの新たな出会いもあり、
しかも翌日のフェスと違って入場規制に巻き込まれるようなことも無く
最初から最後まで存分に楽しめたということで、レポにいってみましょう。
リストバンド交換の時にまず最初に運営スタッフからもらったのが、
栄養ドリンクとサプリメントのゼリー。今回のフェスのスポンサーである
株式会社ファインより観客全員にプレゼントされたというから嬉しい。
さらにこの後シャングリラに出演するCODE OF ZEROのぜろしーさんからは
新曲のシングルCDのプレゼントが。本当にありがたい。でも今日は行く予定無かった。
明日のダイオンロックの方で行くから許して下さい!CDは帰りの車の中で聴きますよ。
・リリー楽綺団 (Shangri-La)
VIDEO
[セットリスト]
・サイレントキラー [MV]
・Reversel Game [MV]
・Borderline [MV]
・one's spirit [MV]
・END in SIGHT
・AgaiN [MV]
ハイスピードで進化し続けるガールズバンドの名の通りに
10月にリリースされたばかりの最新アルバムも素晴らしい作品で
更なる飛躍を期待していた矢先に、ギタリストのnatsuさんと
キーボードのSAiRahさんが不可解な脱退。果たして大丈夫なのかと
不安に思ってしまう中で、この日は現メンバーの計4人のみがステージに登場。
ライブを観てやはりメンバー2人脱退の影響は大きいと感じてしまったが、
それでもツインボーカルの綺更さんと瑞月さんのパフォーマンスは素晴らしかった。
後半には3曲続けて最新アルバム収録の新曲も披露したが、その選曲が
どれもハードロック・メタル色の強い曲ばかりで盛り上がりまくり。
そしてこれらの曲が間奏部分でダンスを交えながら魅せる曲になるとは予想してなかった。
個人的にはガチャガチャダンサーズがいた頃のGacharic Spinをも彷彿させられたが
歌唱力はガチャダン以上。キーが高くてテンポも早い高難易度の曲を2人揃って歌い踊り
ステージで躍動する姿は圧巻。この2人がいればリリ団は間違い無いと思うほどで
本日の最も大きなメイン会場である下北沢シャングリラのトップを見事に飾ってくれた。
でもやっぱり演奏パフォーマンスという点ではギターとキーボードは必要としか思えない。
ライブではせめてサポートメンバーを付けてでも6人で出て欲しいところだが・・・
・アングリラ (WAVER)
VIDEO
今回初見にして楽しみにしていた、期待の新人ガールズバンドの1組。
メンバー全員アイドル並みの美人さんで、ボーカルの鹿目楓果さんは
声優歌手っぽいキュートな歌声の持ち主でありながらも、やっている音楽は
ガッツリロック。楽曲にも恵まれていてデビューシングル曲の「ハジマリジエンド」
「Limit」は文句無しの傑作、さらに「大問題エマージェンシー!!」は
ライブだとヘドバン必至の楽曲となっていて最高に盛り上がった。
しかもそれに加えて、ボーカルの鹿目さんのしゃべりが達者過ぎて笑ってしまう。
MCでは「わし女の子と思われないけえ だから髪伸ばしてんのよ」 と
千鳥の大悟さんのモノマネかと思うようなことを言ったり、
続く「大問題エマージェンシー!!」の直前の振り付け講座でも観客達に向けて
「アングリラはじらしプレイが好き」「思わせ振りな男になって」 など
何言ってるんだってツッコミたくなる発言連発。口から生まれた女性ボーカリストだな。
これはバラエティ番組に見つかれば即ブレイクが期待できるぞ。
有吉反省会とかに出たらすごく面白そうなのにと思いきや番組終了したのか。
ライブ開始直後にして入場規制にもなったようで早くも人気が上昇中、
そもそもなぜ今回のアングリラのライブ会場はシャングリラじゃなかったのかと
思ってしまうほど、多くの人達に観て欲しいライブを届けてくれましたね。
・GUNIX (ReG)
VIDEO
[セットリスト]
・FINAL PLAYER
・宴
・#wonderland ver10.0
・LET HOT!! [MV]
・U.F.O [MV]
・WAVY TOXIC [MV]
前回の下北沢のルピナスロックに続いてこちらにも登場、
9月にリリースされたばかりの最新アルバム「CLOWNS」がとても良かっただけに
今回はこれまで以上に楽しみにしていた男女ツインボーカルバンド。
その期待通りに1曲目から5曲目まで最新アルバム収録の名曲連発。
ラウドロックをベースにしながらもミクスチャー要素を加えた多彩な音楽性、
それでいてメロディはキャッチーで以前よりもさらに良くなってるとすら感じた。
「#wonderland」は女子プロレス団体「STARDOM」のテーマソングにも起用された曲で
デジタルビートがカッコ良くてノレる。つくづくプロレス関連曲は好きになることが多い。
さらにアルバムリード曲の「LET HOT!!」ではライブだとタオル回しで
盛り上がる曲となっていた。Tシャツ回しでもいいとのことだったのでこれには思わず
上着を脱いで回してしまいました。今やこの曲は前記事の9月度マイベスト10に
やっぱり入れておけば良かったなと思うほどのお気に入り曲となりましたよ。
MCでは和教さんが、この日は裏でCODE OF ZEROがライブをやってるにもかかわらず
ここに来てくれた観客達に向けて感謝の言葉が。さらにボーカルのアミさんは
東京でのライブは〇〇〇〇〇と言ってしまうも、地元大阪のファンに
この発言を知られるとSNSで炎上しかねないということで、すぐさま口止めが。
しゃべった直後に自分で笑うのがまるで大阪のおばちゃん笑いのようで
いいキャラしてる。ラウドながら親しみやすさも兼ね備えられているだけに
和教さんの前所属バンドの少年カミカゼに続いて、このバンドも
メジャーデビューして欲しいと強く思った。 売り方次第できっとブレイクできるはず!
・どーぷちゃん (近松)
VIDEO
「ドラマチック・ラップミュージック」をテーマに活動する3人組ユニット。
隙間時間にライブ前半部分だけ観てみたが、普段はあまり聴かない系統の音楽でも
こうして生で観ると良いものだなと思えるライブを見せてくれた。
やっぱりこのようなジャンルの壁を超えた人選をするフェスの方が好きですね。
(続く )
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