2016年1月24日日曜日

[CDレビュー]  BAND-MAID®「New Beginning」


BAND-MAID®「 New Beginning」
(2015/11/18)

1. Thrill
2. FREEZER
3. REAL EXISTENCE
4. Price of Pride
5. Arcadia Girl
6. Don’t apply the brake
7. Beauty and the beast
8. Don’t let me down
9. Shake That!!
お気に入り度:★★★★★★★★ (8/10)




BAND-MAID®の2ndミニアルバム。当ブログではライブレポにて既に登場済み、
「おかえりなさいませ、ご主人様、お嬢様!」で今やすっかりおなじみ(?)の、
メイド姿の衣装がトレードマークの5人組ガールズバンドの作品。

その可愛らしいヴィジュアルからは想像もつかないほどに、
キレキレのハードロックを奏でるバンド。最初にその映像を見た時は驚かされた。
ボーカルの彩姫さんのシャープな歌声も印象的。彼女はメンバー5人の中においても
ひときわ存在感を放っている。唯一あまり萌え萌えしていないという意味でも。

PVが制作された1、3、8曲目のカッコ良さは文句無し。
まず1曲目「Thrill」は、BAND-MAIDと同じ事務所の所属であるPASSPO☆の楽曲を担当する
ペンネとアラビアータこと阿久津健太郎さん(元ZERO)の作曲だけあってか、
メジャー感のある90年代ガールズロックをさらにパワーアップさせたような曲で
これには、おかえりなさいませあの頃愛したガールズロックと言いたい気分です(笑)


さらに今作は、ビーイング系の作家の皆さんにより作られた曲が多いのも大きな特徴。
その中でも、doaの徳永暁人さん作詞作曲の8曲目「Don’t let me down」は素晴らしい。
全英語詞の洋楽ハードロック風楽曲でこれだけハマった曲は久しぶり。
上木彩矢さんにもこういう曲を提供し続けて欲しかったですよ。UROBOROSで復活したのは良かったですが。


4曲目「Price of Pride」などでは、ギターボーカルの小鳩ミクさんの
キュートな歌声が前面に加わったツインボーカル曲も聴かせてくれる。
今作の4~7曲目辺りではガーリーかつポップ感のある曲も収録されているので
親しみやすさもある。例えるならギターを効かせたSCANDALといったところか?
(というかSCANDALがこういう路線へと進んで欲しかった。今はもう全然好みと違う方向に行ってしまった・・)

近年聴いてきたガールズバンドのアルバムの中では、楽曲の幅が狭いのは気になった点でした。
ライブにて「♪萌え萌え~」というパフォーマンスをすることでおなじみの
小鳩ミクさんの歌声を生かした、萌え要素の入ったロックなども個人的には聴いてみたい!
とはいえ結成されてまだ2年半とは思えないほど、今作はビシっとカッコ良く決まった作品。
これからまだまだ伸びる可能性も感じられるだけに、大いに期待したいです。



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