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2017年1月3日火曜日

2016年 私的名曲ランキング(20位~1位)

(100位~51位はこちら)
(50位~21位はこちら)

2007年に初めて自分のブログに音楽の年間ベスト記事を書いて以来
毎年続けてきたこの企画も、今回でついに10年目を迎えることができました。
2012年にサブコンに参加してからは当初のベスト10からベスト100までに広がりました。
それからはちょうど5年目ということで、まさに節目の年となりましたね。
なお昨年の20位~1位はこちらでした。それでは、ありとあらゆる形で聴いた
約3000曲の中から選ばれた、2016年版・私的名曲ランキングの20位~1位を発表いたします。
果たしてどのアーティストのどの曲が年間No.1に選ばれたのでしょうか!? 







第20位 カメレオン7「チャンス」 [公式PV]

この応援団風な感じが大きくハマった。高校野球のブラバンでこの曲をやるチームが現れないだろうかと思えてくる。
ボーカルの豪快な歌いっぷり、ぶっとい声質は聴いていて最高に気持ちいいし、
太鼓の三三七拍子が入るところも盛り上がる。間奏のベースも良い。
歌詞があともう一押し、何かキラリと光るフレーズがあればもっと上にいってた。
他の音楽系ブログの年間ベストではまずこんな曲は入らなさそう。でも個人的にはこういうの大好きなんです。






第19位 PASSPO☆「バチェロレッテは終わらない」 [公式PV]

華やかさ満点、ガールズグループならではの痛快なノリがたまらない。
ライブでも思いっきり盛り上がれそう。これこそが元気になれる音楽であり、
このグループこそが最強クラスのパワーポップアイドルだ。






第18位 BAND-MAID「YOLO」 [公式PV]

「お帰りなさいませ、ご主人様、お嬢様!」でおなじみのガールズHRバンドが
メンバー自作曲でこれほどまでにギャップ萌えでカッコいい名曲を作ってくれたのは
とても嬉しかった。これならば今後音楽性がブレる心配はなさそう。
ラストのサビでさらにもう一展開あるところなんて最高ですよ。






第17位 キャラメルパンチ「オトコメイション!!」 [公式PV]

PVの横断幕にある通りの、心技体を鍛え上げた武道家が歌ってるかのような熱き魂のこもった歌謡ロック。
小手先の演奏技術や編曲どうこうよりも、内面から伝わってくるものが近年のそんじょそこらのバンドとは違う。
素晴らしい!自分もランニングや筋トレなどで心技体を鍛えながらこの曲を聴きたい。
たとえ時代の流行に合ってなかったとしても、こういうバンドにはどうか躍進して欲しい!






第16位 惑星アブノーマル「LET IT DIE ~時をかける殺し屋~」 [公式PV]

2016年リリース曲の中でも衝撃度はトップクラス。なんじゃこりゃ~!?と叫びたくなるほどに
頭をかき乱され興奮させられた。ニューウェイブ系のサウンドに加えて
時空を超越したかのような歌詞の世界観がハマりまくり。芸術は爆発だと言わんばかりの曲だ。






第15位 聖飢魔Ⅱ「呪いのシャ・ナ・ナ・ナ」 [公式PV]

まさかこの2016年に新曲が聴けたというだけでも嬉しかった。
この曲では映画主題歌として貞子とのコラボが実現。1990年代後半の頃の曲に近い、
歌メロの良さとカッコ良さを全面に感じられる。タイトルほどドロドロしてないですよ。






第14位 和島あみ「永遠ループ」 [公式PV]

アニソンシンガーとしてデビューした歌手ながらも、ガールズロック歌手としても
その他大勢の歌手との素質の違いを感じられる。まだ2ndシングルだというのに
この実力と魅力・・・これぞ歌手になるために生まれてきた声の持ち主だ。
Cメロ部分で限界突破の高音に挑戦するところは特にスゴいの一言。
ショートバージョンのPVでは聴けない部分ですけどね。






第13位 Fuki Commune「I’ll never let you down!」 [公式PV]

実力派HR/HMバンド「LIGHT BRINGER」のボーカリストがソロデビュー。
それと同時にアニソン系アーティスト路線へシフトチェンジか?この曲は歌唱もメロディも最高で
さらに自作の歌詞もダークな表現と前向きな表現がうまく組み合わさっていて抜群にカッコいい。
「釣り餌を選ぶ魚じゃ 無口がお似合いね」「飼い猫じゃない 野鳥のように名前無き自由を」
といったフレーズを聴くだけで文字通り動物的本能を呼び覚ましてくれるかのよう。
血がたぎる、興奮させられる、生命力が湧いてくる、ライブでヘドバンしたくてたまらない気持ちになる。






第12位 HER NAME IN BLOOD「LAST DAY」 [公式PV]

さすがワールドプロレスリング主題歌だけあって、屈強なボーカルとサウンドが最高。
全編メロディレスなメタルコア曲よりも歌メロ部分がある曲の方が好きですね。
こんな風に体を鍛えあげた上でこんな歌唱パフォーマンスができたら気持ちいいだろうな!
2016年の筋トレテーマ曲。ツイッターの音楽系botを見ても思うがプロレス曲はハズレ無しだ(参照)
それほどの名曲だっただけに、ドラマーが大麻所持で逮捕されたのは非常に残念。
健康のためなら死んでもいい的なバンドにドラッグなんてのは最も似合わないものだ!






第11位 黒崎真音「VERMILLION」 [公式PV]

もはや神々しさすら感じる、エモーショナルな編曲と歌唱はまさにアニソン系ロックの傑作。
学園祭ライブのレポでも書いたが(参照)この曲を歌っているところを聴くと
真音ちゃんではなく真音様と呼びたくなる。歌唱が奈々様みたいだからそう思った。
SUGIZOさんプロデュースというのも大きな注目ポイント。なのになぜPVは
15秒バージョンしか公開されてないんだ?ここで大きく売り込まずしてどうするんだ?









第10位 ジュリアナの祟り「バブリー革命~ばんばんバブル~」 [公式PV]

ビートたけしが命名したバブリー系トランスpoprockバンド。
最初聴いた時はベッド・インの男女ツインボーカル版みたいだと思った。
一度聴いただけでばんばんバブルが耳から離れない。
超絶にキャッチー、底抜けに楽しい、ライブで一緒に盛り上がりたくなる、
これほどまでに華やかな音楽に出会えたことを心から嬉しく思う。
おそらくPVを見た回数は2016年ナンバーワンですね(笑)見ると何だか元気をもらえる。






第9位 がんばれ!Victory「青春!ヒーロー」 [公式PV]

期待の若手ガールズバンドが歌う、最強の応援ソング。
自分にとっては音楽を思いっきり楽しんで聴いた日々こそが「青春」であり、
音楽こそが辛い時に勇気づけてくれる「ヒーロー」だった。
ポップ感溢れるバンドサウンドにのせて、こんなにも健気に応援されたら
そりゃもう元気100倍だ、がんばって人生の逆転ホームランを打ってやるからな!
ヒーロー、ガールズバンド、野球、青春、そしてイントロ・間奏の弾けっぷり、
これだけで好きになる要素が5つも揃ってるというから奇跡ですよ。






第8位 SALTY DOG「Eternity」 [公式PV]

ノルウェー出身のバイリンガル女性ボーカル擁する4人組バンド。
2016年8月度マイベスト10にも登場した、May'nへの提供曲「Belief」
が素晴らしかったのを聴いて以来注目度が上がっていたが・・・
まさかここまで圧倒的な曲を作ってくれるとは!!
ピアノ・キーボード・ストリングスなどが加わったドラマチックなバンドサウンドと
抜群の歌唱力を持ったボーカルが、アニソン風のキャッチーなメロディと共に
波のように次々と押し寄せてくる。これには感動、聴いてから約3日ぐらい頭から離れなかった。
Youtubeにて艦これOP(AKINO from bless4「海色」)みたいだというコメントがあったのは確かに(笑)
海色も傑作だったがこの曲はそれをも超えたのでは?間奏のギターソロのスゴさだけでもこちらに分を上げたくなる。






第7位 浜田麻里「Rainbow After a Storm」

日本一の歌唱力を持った歌手により歌われる、女性ロックの最高級作品。
最新アルバムの収録曲の中でも最もド迫力を感じる疾走メタルナンバー。
のっけからハイトーンシャウトが炸裂、そしてサビの「♪storーーーーーーーーーーーーm!!」
というハイトーンボイスが泣けるほどにスゴい。歌唱が聴いての通りとんでもないが、
若井望さんの作る楽曲の質の高さもこれまた半端ないですね。






第6位 藍井エイル「翼」 [公式PV]

曲開始10秒で一気にドカンと押し寄せる、エモーショナルな歌唱とドラマチックなサウンド、
さらには終盤に転調してより一層盛り上がる展開も最高。
近年のアニソン系アーティストの中でもトップクラスの歌唱力があっただけに
2016年をもって無期限活動休止となってしまったのが惜しまれる。
今まで本当にありがとう。また歌いたいという気持ちになったならいつでも戻って来て欲しい。






第5位 21g「魂ノ歌」 [公式PV]

初めて聴いた時の衝撃はそりゃもうすさまじかった。そのタイトル通り、
魂を揺さぶられる歌だ。歌詞も編曲もボーカルの歌唱も激アツでエモーショナル。
ギターのメロディがJAM Projectや遠藤正明ソロ曲を彷彿させるようなものだったのも
たまらなくツボにはまった。ベースはSIAM SHADEのメンバーで、
さらにボーカルは仮面ライダーやジャンプアニメの主題歌を歌ったことがあるなど、
メンバー全員キャリアが長いというのはやっぱりそうなのかと思った。
若手バンドでもこういう感じのバンドが売れて欲しい。
ちなみにこの曲も第12位の曲と同じくワールドプロレスリングの主題歌でした。






第4位 JAM Project「NAWABARI~背徳のシナリオ~」 [公式PV]

アウトロー的な雰囲気がプンプン漂う、重厚感あるミドルチューンで、
メンバー5人による歌のリレーとコーラスワーク、緻密に作り込まれた編曲などが
聴けば聴くほどにスゴみを感じる。デジロック系の曲は今までにもあったが
この曲は唯一無二の輝きを放っている。夜の街を舞台にして輝いている。
月に向かって吠える声や、ピー音が入ったりするところなどまで含めて
たまらなくカッコいい。鳥肌が立つほどカッコいい曲とはこのような曲のことを言うのだ。






第3位 SORAMIMI「FREE BIRD」 [公式PV]

泣けるほどピュアで真っ直ぐな曲だ。ボーカルのひたむきかつ透明感のある歌声、
サビに向かうにつれて徐々に盛り上がっていく曲構成、これら全てが最高。
Bメロ~サビの展開がドラマチックなのが一層魅力的に感じられる。なおこの曲は
高校野球神奈川大会の番組テーマソングだったそうです。なんて素晴らしい応援歌なんだ。






第2位 BRIDEAR「Rebirth」 [公式PV]

福岡出身の5人組ガールズメタルバンドの作品。最新アルバムのリードトラックとなった
この曲は新たな希望が生まれゆく瞬間を歌った曲で、感動の一言に尽きる。
超絶にキャッチーかつ伸びやかなサビメロと、突き抜けるようなハイトーンボイスがたまらない。
ボーカルのKIMIさんの歌唱力は以前にも増して上がった。
水樹奈々系の歌声が、楽曲の中でより深く大きく響くようになった。
アニソン的な爽快感に溢れた曲でもあり奈々メタルとでも言いたくなる。
上半期ベストでは1位の曲でしたが年間では惜しくも2位ということに・・・







第1位 ASH DA HERO「Everything」 [公式PV]

ストリングスを大胆にとり入れた迫力満点のバンドサウンドにのせて、
全世界の人々に向けて愛の大切さを訴えかけるバラード曲。
歌唱に魂がこもっていて、聴いていて抜群に気持ち良い。そして歌詞が素晴らしい。
「偽善者と嘲笑うだろう 石を投げつけるだろう それでも僕は笑って君に歌うだろう」
ここまで強い決意を持って愛を歌った曲だったとは・・・これはもう感動の一言ですよ。
今まで音楽を聴いてきた中で、最高かつ究極のラブソングといえば
中島みゆき「I love you,答えてくれ」だったが、ついにそれに並ぶほど圧倒的な曲が現れた。
そしてミュージシャンというものは彼のように、
ラブ&ピースを高らかに歌う存在であって欲しいとあらためて感じた。
近年はテレビだと「ラブ&ピースが口癖の人にはろくな人がいない」などと
言ってしまうような自称毒舌タレントが持ち上げられたり、
さらにネット上では人をすぐに偽善者呼ばわりするような奴がたくさんいたりと、
どんどんギスギスした世の中になってきてると感じられるからこそ、
この曲はとりわけ心に響いた。音楽の力で少しでも世界を変えられたらいいのにと感じた。
これほどまでの名曲を作り上げたアーティストならば、さぞかしロック系メディアの数々で
プッシュされてるに違いない・・と思いきや、公式HPの情報を見てみると
ネット上のメディアではほぼBARKSでしか取り上げられてないのはなぜだ!?
これを推さないなんてありえないレベルだと思うのだが・・・どうかこれから躍進して欲しい!





以上でございます。1位はこの曲しかないということで即決でございましたが
2015年のカラーボトル「栄光ロード」に続いて2年連続で男性ボーカルの曲が1位とは、
歌姫系ブログの管理人としては昨年の時点では予想外な結果でしたね。

このランキングから2016年の音楽シーンを振り返って、最も面白いと感じたことは、
ロックバンドのメンバーによるアニソン系アーティストへの楽曲提供が一気に増えたことでした。
May'n「Belief」はSALTY DOGが、黒崎真音「VERMILLION」はSUGIZOが、
和島あみ「幻想ドライブ」「永遠ループ」はグッドモーニングアメリカが、
水樹奈々にはphatmans after schoolというバンドが多数の楽曲を提供したりと・・・
これらの曲はまさに傑作と呼ぶにふさわしいものばかりだった。
アーティスト別のベスト100ランクイン数でも、和島あみの計4曲が最高で
続いて水樹奈々、Gacharic Spinの計3曲が続くという結果になりました。
さらにはハードロック・ラウド・メタル系のアーティストがベスト20の中に数多く入ったり
ガールズバンドではがんばれ!VictoryやSORAMIMIといった期待の若手も出てきたりと、
2016年も終わってみれば華やかな曲や熱い曲がたくさんあった年だったなと思います。
相変わらずFMラジオや有名音楽雑誌で推されてそうな音楽通好みのアーティストの曲は
ほとんどランクインしていませんが、それでもこんなブログを見て頂ける皆さんには
本当に感謝しています。最後まで読んで頂き、ありがとうございました。



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